☆NO49、キリストの影 (ヨナ、神から逃げる)
ある日,ヨナに次のような主の言葉があった。「立ってあの大きな町ニネべに行き、これに向かって叫べ。彼らの悪がわたしの前に上ってきたからだ。」
ところが、ヨナは主から逃れました。なぜなら、ニネベは敵国の都市だからです。そこで彼はヨッパに下りタルシシ行きの船を見つけ、その中に乗り込みました。
しかし、主は大風を海に送り、海に激しい嵐を起こしたので、船は難破しそうになりました。しかし、ヨナは船の最も低い部分に降りて、ぐっすり眠っていました。
それで、船長が彼のところに来て彼に言いました。「寝こんだりして、どういうことだ? 起きて、あなたの神にお願いしなさい。」しかし、ヨナは彼に言いました。
「私を捕らえて、海に投げ込みなさい。そうすれば、海はあなたがたのために静かになります。この激しい嵐は私のせいです。」そこで、彼らはヨナをかかえて海に投げ込んだ。
すると海は荒れ狂うのを止めました。主は大きな魚を用意して、ヨナを飲み込ませたので、ヨナは3日3晩、魚の腹の中にいました。
この短編は異邦人である私たちにとって、清々しさを感じさせてくれます。なぜなら、イスラエルの主が異邦人であるニネベの人々を助けるからです。
当然、ヨナはニネベの人々を憎み、彼らを助ける主に嫉妬していました。ですから主は彼に祈りの時間を与えてくださいます。
ヨナは魚の腹から主に神に祈りました。
「私は山々の根元までくだり、地のかんぬきが、いつまでも私の上にありました。しかし、私の神、主よ。あなたは私の命を穴から引き上げてくださいました。
私の祈りはあなたに、あなたの聖なる宮に届きました。私は感謝の声をあげて、あなたに生贄をささげ、私の誓いを果たしましょう。救いは主のものです。」
それで、ヨナは魚の腹の中で3日間3晩の間に考えを変えました。それで、主は魚に話しかけヨナを乾いた土地に吐き出されました。
ヨナはその街に入って、まず一日歩いて彼は叫びこう言いました。「もう40日すると、ニネべは滅ぼされるだろう。」
ニネベの王にこの言葉が届くと、彼は王座から立って王服を脱ぎ、荒布をまとって灰の中に座り、断食して神に祈りました。
家来たちも皆そうしました。そして、神は彼らの行いを見て、神は、彼らが悪の道から立ち返るために努力していることをご覧になりました。
それで、神は彼らに下すと言っておられた災いを思い直しました。
しかし、なぜ彼らはそんなに簡単に悔い改めることができたのでしょうか? ヨナはニネベでは見知らぬ人だったし、彼はまたヘブライ人でした。
そこには大きな隠された理由がありました。
それより以前に、ユダの王アハズの息子ヒゼキヤが王になると、アッシリアの王は、かつてサマリヤを攻めたように、彼の巨大な軍隊をエルサレムに送りました。
それを見たヒゼキヤは神に祈りました。「主よ、私は祈ります。彼らの手から私たちを救ってください。」そして何が起こったのか。第二列王記19章にこう書かれています。
「その夜、主の使いが出て行って、アッシリアの陣営で、十八万五千人を打ち殺した。人々が翌朝早く起きて見ると、彼らは皆死体となっていた。
アッシリアの王セナケリブは立ち去り、帰ってニネべに住んだ。」これは事実です。このために、この出来事以来、彼らは強大なイスラエルの神を知るようになりました。
ニネベのもう一つの名前はヨナの町です。だから、ニネベの人々は、彼らの人生の中で、犠牲によって異邦人を救ったヨナを尊敬していました。
そして、彼はまた3日目に蘇った最初の人です。そして、イエスはこの物語を愛し、しばしば弟子たちにそれを語りました。そのためにこのヨナの絵は「キリストの影」を表しています。
ここまで、導いて頂いた主に感謝します。アーメン。
キャンバス1167ミリ×910ミリ 2019年4月
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