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  • ☆NO48、Rejoice!(喜びなさい!)。

    イエスの復活の場面はマタイ、マルコ、ルカの福音書とヨハネの福音書とでは、若干、内容が違います。
    それで私は、この絵のために時間順に一つの話にまとめてみました。
    以下は、私がまとめたその日の出来事です。

    さて、安息日が終わったので、マクダラのマリヤとイエスの母マリヤと妹のサロメは、イエスに油を塗りに行こうと思い、香料を買った。
    そして、週の初めの日の早朝、日が上ったとき、墓に着いた。すると、大きな地震が起こった。
    それは、主の使いが天から降りてきて、石をわきへころがして、その上にすわったからである。
    その顔は、稲妻のように輝き、その衣は雪のように白かった。番兵たちは、御使いを見て恐ろしさのあまり震えあがり、死人のようになった。
    すると、御使いは女たちに言った。「恐れてはいけません。あなたがたが十字架につけられたイエスを捜しているのを、私は知っています。ここにはおられません。
    前から言っておられたように、よみがえられたのです。来て、納めてあった場所を見てごらんなさい。
    それから行って、御弟子たちとペテロに、?イエスは、あなたがたより先にガリラヤに行かれます。前に言われたとおり、そこでお会いできます。?とそう言いなさい。」
    そこで、母マリヤとサロメは、恐ろしくはあったが大喜びで、急いて墓から離れ、弟子たちに知らせに走っていった。
    しかし、マクダラのマリヤは外で墓のところにたたずんで泣いていた。そして、泣きながら、からだをかがめて墓の中を覗き込んだ。
    すると、ふたりの御使いが、イエスのからだが置かれていた場所に、ひとりは頭のところに、ひとりは足のところに、白い衣をまとってすわっているのが見えた。
    彼らは彼女に言った。「なぜ泣いているのですか。」彼女は言った。「だれかが私の主を取って行きました。どこに置いたか、私にはわからないのです。」
    彼女はこう言ってから、うしろを振り向いた。すると、イエスが立っておられるのを見た。しかし、彼女にはイエスであることが分からなかった。
    イエスは彼女に言われた。「なぜ泣いているのですか。だれを捜しているのですか。」彼女は、それを園の管理人だと思って言った。
    「あなたが、あの方を運んだのでしたら、どこの置いたのか言ってください。そうすれば、私が引き取ります。」
    イエスは彼女に言われた。「マリヤ。」彼女は振り向いて、ヘブル語で、「ラボニ」とイエスに言った。
    イエスは彼女に言われた。「わたしにすがりついていてはいけません。わたしはまだ父のもとに上っていないからです。
    わたしの兄弟たちのところへ行って、彼らに、わたしは、わたしの父のもとに上る、と告げなさい。」
    マリヤはその場を立ち去り、急いで先に行った二人の後を追った。
     霊体のイエスはその間に瞬間移動して、母マリヤとサロメの前に突然現れて、「おはよう」と言われた。
    そこへ、遅れてやってきたマクダラのマリヤも加わり彼女たちは近寄って御脚をだいてイエスを拝んだ。

    この話の要点は、母マリヤとサロメが先に帰り、マクダラのマリヤが一人、その場に残って泣いているところにイエスが現れた。
    復活したイエスを見たマリヤが、急いで弟子たちのいるエルサレムに戻る途中、再び、イエスに会った。
    その情景が今回の絵のテーマです。 母マリヤはマグダラのマリヤを指差し「もう彼女に会いましたか?」とイエスに尋ねました。
    なぜなら、マリヤはマグダラのマリヤがイエスの肩に置いた布を見たからです。
    そして、イエスは答えました 「彼女は私の最愛の娘です, また、あなた方も同じです。すべての信者は、あなた方に約束した通り私の子供でなければなりません。」
    マグダラのマリヤは輝く笑顔でイエスを出迎えました。よみがえりのイエスは、復活の初穂であり不滅の生命である霊的なからだを持っています。
    ここまで、導いて頂いた主に感謝します。アーメン。

     キャンバス1240ミリ×983ミリ  2019年2月 ☆

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