☆NO42、マクダラのマリヤの救出(光のバプテスマ)。
イエスはご自身が30歳ぐらいで彼の宣教を始めました。
大勢の群衆はガリラヤのすべての町から彼に続きました。
ある日、彼はガリラヤ湖のそばにある山に上がりました。
弟子たちも一緒に来ました。そして、そこにはイエスの母もいました。
イエスは彼らに教え、言いました。「あなた方は、かつてこう言われたことを聞いています。?あなたは姦淫してはならない。?と、しかし、私はあなた方にいいます。
誰でも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。」
イエスはかつて若いマリヤを中傷した古いナザレの村人が、群衆の中にいるのを見つけてこう言いました。だから、マリヤは彼の話が何を意味するか理解しました。
さて、夕方、マリヤはイエスの方を向いて、密かに言いました。
「今日の、あなたの話はとても良かったです。彼はエリヤだ、と言う人もいます。彼はバプテスマのヨハネだ、という人もいました。
そして、私はあなたが人々の間で私の非難を取り除いてくれたことに感謝しています。しかし、私はあなたのお弟子のヨハネと彼の兄弟ヤコブのことで心配しています。
彼らは男の子です。そして、私は男の子がもう男であることに心配しています。」
イエスは母に尋ねた。「お母さん、私に何をして欲しいのですか?」
マリヤは答えた。「お願いがあります。隣街に若い未亡人がいます。彼女は大きな問題を抱えていて、苦しんでいます。彼女は助けを必要としています。そして、おそらく、あなたのお弟子たちは彼女に夢中です。」
イエスは彼女の話に少しも驚きませんでした。なぜなら、ガリラヤ湖周辺の町々は非常に、性的に不道徳な町だったからです。
イエスは、それらの町についてこう言いました。
「ああコラジン。ああベツサイダ。おまえたちのうちで行われた力あるわざが、もしもツロとシドンで行われたのだったら、彼らはとうの昔に荒布をまとい、灰をかぶって悔い改めていたことだろう。
しかし、そのツロとシドンのほうが、お前たちに言うが、さばきの日には、まだおまえたちよりは罰が軽いのだ。
カペナウム。どうしておまえが天に上げられることがありえよう。ハデスに落とされるのだ。」
それらはどれも漁師の町でした。だから、多くの漁師がそこに滞在していました。 彼らは夜通し働きます。
しかし、天気が悪いとき、彼らは一晩中遊んでいました。彼らはそんな時、夜通し女性と一緒に飲み明かしました。そして、しばしば、はめを外しました。
だから、そこには彼らの相手をする多くの女性がいました。それで、彼らはしばしば神から遠ざかっていました。
その点はイエスの一番弟子シモン・ペテロも同じでした。彼がイエスの弟子になったとき、彼はイエスの前に身を投げ出してこう言いました。
「私は罪深い男ですから、私から離れてください。」彼は正直でした。だから、イエスは彼を非常に愛しました。
これがイエスのガリラヤで彼の宣教を始めた主な理由です。彼らが最初に住んだ町がカペナウムです。
さて、夜になって、イエスとマリヤと弟子たちはマグダラ(アラム語でミグダル、漁夫の意味)の町やってきました。
この絵はマグダラのマリヤを救出する瞬間を描いています。イエスは彼の一声で、悪漢たちと7人の悪魔を打ち負かしました。
駆け寄る母マリヤは直ぐ、生まれ変わった丸裸のマリヤを受け取るでしょう。
この絵は現実的で同時に、マグダラのマリヤがイエスによって、暗闇から光の世界に生まれ出たことを象徴的に描いています。石の門は闇の世界ハデスを象徴的に描いています。
(1240ミリ×975ミリ)2018年4月(5月一部を改作 21年3月一部加筆)
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