☆NO36、ベツレヘムの会見。
一回目の展示作品を描き終えて、私は主に祈った。
「どうか新しい題材を私に与えて下さい。 と言うのも、私はマリヤに関する聖書の題材を全て描き尽くしてしまったからです」と。
すると主の言葉が私にあった。 「何を見たいのか? 」それで、私は、「主が彼らを家族とされた日に戻って、彼らに会って話したいのです。」と答えた。
すると主の御手が私の上にあり、主の霊によって私は連れ出され、ベツレヘムの谷に置かれた。
私は彼らが谷間の石の上に腰かけているのが見えた。
短い挨拶の後で、私はマリヤに言った。
「おめでとうマリヤ。 私はあなたの最初の子、御子イエスについては良く知っていますが、あなた方については良く知らないのです。 」
するとマリヤが言った。 「あなたは親切な方ですね。 ですから、私たちのこと、お話ししましょうか? 」 私は直ぐに答えた。
「ええ、どうかお願いします。 正直な話、私はそれを聴くために、ここに居るのです。 」 するとマリヤが微笑みを浮かべて私を見て言った。
「ああ・・・本当に、そうなのね 」そして傍に居るヨセフに言った。 「あなた、彼に何か話してあげて。」 ヨセフは夕焼けを見て言った。
「マリヤ、見てごらん。いま一日が終わる。 今日という日は、神と我々にとって記念すべき一日だった。」そして、私に言った。
「今までに起こったことは何であれ、君の想像を超えているよ。」 私は言った。「そうかもしれない。」そして、心の中でこう言った。
「しかし、これだけは自信を持って言える。 これは彼の物語の始まりであり、又、我々の歴史の始まりでもあるのだ。」
そして、私は祈った。 主イエスの恵みが、すべての者とともにあるように。 アーメン。
この絵は、主イエスと母マリヤとヨセフと私との個人的会合を描いたものです。
(50号キャンバス1167ミリ×910ミリ)2017年7月
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