5年落ち電気自動車i-MiEVの一年後の感想

☆☆

by Futaro

昨年の11月に中古のi-MiEVを購入して丁度一年たちました。走行距離は38760キロ。買った時は30900キロでしたから7860キロ乗ったことになります。
月平均では655キロです。用途は買い物と仕事の配達程度で、一回の使用距離は2〜30キロ程度で、たまに渡良瀬遊水地や秩父にドライブする程度でした。
ほとんどが自宅充電です。100キロを超えるドライブのみ途中で急速充電をしましたので、充電カードの請求額は基本料金500円を含めても1000円以下でした。
実際に満充電で140キロ程度走るので、1kwで8.75キロとして我が家の1kwの電気料金が26円ですから、1キロ走るのに約3円の電気料金になります。
ガソリン1リッター140円とすれば、リッター46.6キロの燃費となり、プリウスよりいいです。
一年たって気になるバッテリー劣化ですが、買った当初は満充電で130キロの表示がありました。その後、買い物などのチョイ乗りでもコンスタントに140キロ台、100キロ程度のドライブの後だと150キロ台の表示になります。バッテリー容量が増えることはないので、おそらく走行パターンが燃費に貢献しているようです。
 実際に日々の使い勝手は、きわめて良好です。
その第一の理由は、ガソリンスタンドに行かなくていいことがあります。第二には燃費のよさ。第三に、軽自動車ならでは取り回しの良さ。第四に、ガソリン車と違ってオイル交換やエンジンのメンテナンスがいらないことがあります。総じて維持費はガソリン車の三分の一以下でしょう。
当然、軽自動車なので、税金も7200円とキューブより一桁安く、車検も自分でやりましたので、維持費は断トツに安いです。
まあ、いいことずくめですが、あえて欠点を言えば、やはり、航続距離が短いので遠出はしなくなりました。おそらく以前のように風景写真を撮っていたら、EVには乗らなかったでしょう。
そういう意味では、EVはまだまだ、使える幅が狭いです。リーフEプラスが出たので、お金があれば、その点は解決できますが、私にとってこのi-MiEVは、サンダルのように気軽に乗れる車として今の生活パターンにとてもよく合っているので、すこぶる気に入っています。
それと、最後に一つ得をしたことといえば、やはり16kwhのXタイプにしておいたのが正解でした。i-MiEVは10kwhのMタイプもあるのですが、こちらは中古だと90キロ程度の航続距離しかなく、日常の買い物通勤程度の使い道しかありません。
チョイ乗りでもたまのドライブとなれば、軽く100キロ程度は乗りますから、こちらのほうがはるかに安心です。それに、ある程度予想はしていましたが、エアコンを使うと15キロ程度走行距離が短くなるので、ユーチューブなど見ているとEV乗りの皆さんは冬場は厚着して暖房はあまり使っていないようですが、私はシートヒーターにエアコン暖房もガンガン使っています。
当時、Mタイプは60万円台で、Xは100万円を少し超えるくらいの差がありましたが、こちらに決めて正解でした。というのも、そのあと、ネット検索してみると現在Xタイプの中古はほとんどありません。
Mタイプでも年式の新しいものは軽く100万円以上しています。改めてi-MiEVの良さが見直されたようです。来年あたり、あたらしい日産の軽自動車EVも出るようなので、そちらも楽しみですが、私個人的な意見としては、後輪駆動のi-MiEVも捨てがたい魅力があります。
軽といえば、前輪駆動が当たり前の時代に、よく三菱さんはこの車を作ってくれたと今更ながら、感心していますが、やはり値段が300万円もしたくるまですから、そうは売れなかったようで、残念です。
その点、中古というのは、ありがたい存在ですが、いかんせん、もう軽のi-MiEVは製造中止ですから、本当にいい時に、買ったとおもいます。まあ、だらだらと感想を述べてきましたが、このi-MiEVは、かつて18万キロ乗りつぶした日産のラルゴとともに私の記念すべき車になることは間違いありません。

2019年11月3日。 ☆

ホームへ戻る