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中央公論新社:780円
ISBN:4121016629 2002年10月
おすすめランク★★★★☆
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この人の本を書店で見るとつい買ってしまう。
そんな人って、わたし以外にも多いのでは?
この本は買ってしばらく積読状態だった。
この手の本は、読み始めると早いのだが、買って読み始めるまでの期間がどうしても開きがちになってしまう。
どうも準お勉強モードになって、身構えてしまうからかもしれない。
「表記や用語」の統一、「類似表現を避ける」など読みやすい文章を書くためのコツが色々と伝授されている。
小説家を目指す管理人は、三島や谷崎の文章読本、三田誠広の小説教室など、その手の本は、昔からわりとたくさん読んできたのだが、この本は文章読本の中ではかなりわかりやすいものだと思う。
直接のテクニックからは外れるが、最終章でのテーマ「始めればできる」は、文章を書くことだけでなく、仕事や遊びすべてに通じることだと思う。
こんなこと書いたら著者に怒られるかもしれないが、最終章だけでいいから読んででもらいたい。
「始めれば完成する」。これは管理人の経験からしても本当です。
さあ、まずは始めてみましょう。
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