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小学館:1,460円
ISBN: 4093430217 1993年11月
おすすめランク★★★★★
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先に紹介している、「紳士の文房具」と同じシリーズ。
モノに関する極上のエッセイ集である。
カバンや靴、時計など、粋な持ち方について著者独特の言い回しで紹介している。
良いものとはどういうものか、多くのことが学べる一冊である。
本書の中で30あるエッセイのうち、カバンも小道具として取り上げられている。
グッチのアタッシュケースやコーチのブリーフケースにあわせて「グルカの鞄」が紹介されている。
ここで紹介されているコットンと革のコンビネーションのトートーは、本を10冊程度入れてもビクともしないくらい頑丈とのこと。
あと、LLビーンのトートや一澤帆布も本を持ち運ぶのによいと紹介されている。
いつも大学の講義で多くの本を持ち運ぶ必要のある著者も愛用しているとのこと。
わたしは2週間に一度の図書館通いで、いつも20冊程度を借りるのでABCマートのロゴ入りの帆布のトートを持ち運びに使っている。
この本を読んで、図書館通いように新しい帆布のカバンが前にも増して欲しくなった。
著者のように人の物欲を駆り立てるような文章が書ける人に憧れる。
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