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ピエブックス:1,890 円(税込)
ISBN: 4894443740 ; (2004/11)
おすすめランク★★★★☆
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2005年、一発目の本のページも、前回に引き続きおなじみ、銀座伊東屋の紹介本。
年末年始、広島に帰省していた時、広島パルコ5Fのパルコブックセンタ(リブロ)で見つけた。
リブロといえば、渋谷、池袋がでかいが、この広島もなかなか良いセレクト眼をもっている。
こだわりの本をえらんでいるので、紀伊国屋やジュンク堂に比べたら本の数は少ないが、けっこう好き。
本書の構成としては、「達人」と称する売場担当者が、達人が教える買い方、使い方のコツとして、万年筆や手帳のを紹介している。
また、常盤新平、吉行あぐり、荒井裕子の「私の伊東屋物語」として、自分の中の伊東屋を紹介。
本書の中のコラムで、万年筆の試し書きのインキがロイヤルブルーの理由について触れていた。
万年筆に興味を持ち始めたのが最近のこともあり、万年筆の試し書きなどしたことがないのだが、フンフンと読んでしまった。
インキについて、黒やブルーブラックは顔料系なので、服に付着した場合、洗濯してもシミが残ってしまうとのこと。
一方、ロイヤルブルーは染料系のインキなので、洗濯をすればすぐに落とせるとのことで、店頭での試し書きのインキとして使っているそうだ。
ちなみにインキ消しでも、このロイヤルブルーだけは簡単に消せるみたい。
こんな感じで、各階の担当者の紹介する、文房具のうんちくは読んでいて楽しい。
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