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中経出版

：1,260円（税込）

ISBN: 4806119512 ; (2004/01)

おすすめランク★★★★☆

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以前、本のページで紹介した「トップ営業マンのメモ術・手帳術」の著者である西山昭彦氏の一冊。

氏は一橋大学から東京ガスに入社され、英米の大学院留学や夜間大学院での博士号取得、そして、現在では大学で教える立場になられている。

そうした氏の経験による社会人の勉強法を紹介している一冊である。

 

目標の立て方に始まり、時間活用、自分専用の勉強机の効用などのイントロからはじまり、社会人としてどういう分野を学べば役に立つかといった具体的な指南へと内容がつながっている。

 

社会人としての勉強法について、どのようにしたら良いのか、かなり具体的に細かく書かれているので、これから勉強を始めようと考えている方には、心構えの書として参考になると思う。

 

１章の一番最初に「目標が自分を本気にさせる」という項がある。

勉強に対するスタンスが書かれているのだが、この部分はとても重要だと思った。

よくある、「何か勉強をしてみよう」というものは弱いということが書かれている。

 

必要に迫られてという場合が一番強い動機になりうると思うが、自分の将来のビジョンを見据えてそれにつながる勉強は何か？それをきちんと整理したうえで取り組む勉強はやはり効果が上がるのではと思う。

 

わたしの場合で言えば、１０数年前に転職をするために、一時期猛勉強に取り組んだ時期があった。

仕事をしながらの勉強であったが、転職後の自分のやりたい仕事という目標があったので、約４ヶ月ではあったが、土日も長期連休もその期間は遊びに行くことなく勉強に集中できた。

途中、かなり苦しい時期もあったが、家族のサポートも大きな励みになった。

 

たぶんあんなに勉強することは、もうないような気がするが、プチ勉強はいまでも続けている。

自分の市場価格を高めるためには、やはりどこかで自分に勉強という投資をし続ける必要があり続けるのではと、本書を読んであらためて思った。