今使っているペンケースは、FrancFrancで購入したもの。
(この「お買物手帖」にペンケースというタイトルで紹介している)
最近、太い軸のペンを使うことが多くなり、カバンのペンさしに入らないものが出てきたので、FrancFrancのペンケースを通勤でも持ち歩くようになった。
当然といえば当然だが、ペンに興味が行けば、次はペンケースというのは妥当な物欲の流れであろう。
FrancFrancのペンケース、形状はとても使いやすく(写真のイルビゾンテと同じ形状)機能的には満足なのだが、500円程度で、いったい何の素材でできているかも不明。
(科学の力を活用していることだけは間違いなさそう)
ということで、同じ形状で革製品のものが欲しいと思ったが、これが中々無い。
あっても、革がチープだったり、形状が「被せフタ」でなく筒型だったりと、何かが足りない。
Breeにもこの形状はなく、ペンケースが半年近く頭の隅に居座っていた。
最終手段はオーソドキシーの特注かなと行きかけたが、年末に広島に帰省した時にパルコの中のイルビソンテに行くと、このペンケース(ただし色が緑)があった。
ウッときて、店員さんに聞いてみたら、この色の現品しかないという。
値段は6,300円。
少し高い気もするが、Breeなどと比べても差は無いような気がするし、このブランドのものにしては、反対に安いと思った。
よく聞けば、他の色としてヌメや焼きヌメ(濃い茶色)もあるという。
ヌメ製品は、手帳があったので見せてもらうといい感じ。
ブランドのことなど色々とサイトで調べてみると、イルビゾンテ銀座は、伊東屋のすぐ近くということが判明。
これは銀座で2度楽しめるのと、銀座で初の伊東屋以外での買い物ができるということだ。
まさに熟した状態での銀座訪問だった。
目的のヌメも、焼きヌメも、赤もガラスケースの中に展示してある。
半年間、探し続けたものが今目の前に現れて、思わず感嘆のため息が出そうになった。
急がず、慌てずに店員さんに尋ねると全部で9色あるうち、6色在庫があるとのこと。
最初からヌメを買うつもりだが、念のため全部見せてもらう。
でもやっぱりヌメがいい。
これはいつもの儀式でもある。
このイルビゾンテというブランド、水牛マークが目印の、イタリア・フィレンツェ発のブランドである。
ペンケースというよりも鞄や手帳で有名であり、雑誌でもよく紹介されているのでご存知の方も多いと思う。
同じヌメ革でも、Breeとは全く質感が異なる。
これから、どのようなエイジングの違いが出てくるか楽しみである。
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