斎藤　栄　短編リスト（仮作成版）

戸田和光　編

本リストについて

　斎藤リスト、その３である。短編リストである。
　随時、その１の著作リストも参照しながら、ご覧いただきたい。

　誤記等のお粗末なミスがありましたら、ご指摘ください。

斎藤　栄　短編リスト（仮作成版）

　例によって、思い入れのない作家のものを急ごしらえしたものであり、出来はいつも以上にボロボロであることを自認している。それでも、最低限のたたき台にはなるかと思うので、ご理解いただきたい。
（斎藤の場合、著者自ら（か、解説を数多く書いた影山荘一）が、丹念な作品リストを作成していた可能性が高く、それが示されるのが最も確実だとは思うのだが、一般ファンが作ると、これくらいが限度だろうとは思うのだが。甘いか？）

　初出不明のものを最下部にまとめ、それ以外を年代順に並べたものである。斎藤の場合、ジュヴナイル（中高生向け）として書かれたものも、すべて一般向けの書籍として刊行されているので、ジュヴナイルを分けることをしていない。ご注意されたい。
　また、著書リストでも書いたが、斎藤の短編集は、同じ作品が複数の短編集（再編集短編集以外）に収録されている。それをすべて書いていると煩雑かつ複雑になり過ぎるため、“収録短編集”には最初に収録されたもののみを書くようにしている。従って、著書リストで“１編以外再録”としたものは、本リストでは１か所しか出て来ない。あくまで、短編作品リストの作成を主眼としていることを、ご理解いただきたい。

　さすがに、斎藤には、短編集未収録の作品は少ないようだ。多くがショートショートで、しかも将棋雑誌に載ったものが多いから、この辺りは敢えて収録を見送ったものかも知れない。
　また、初期は短編が多かったのに、中期以降は、単行本にまとめるのを前提にした連作短編が増えてくる。この辺りの状況は、他の多くの作家と同じだ。そんな中で、ぽつぽつの短編集未収録のものが残った理由は、何故なのだろうか……。

　ということで、初出不明のものが７編。「物価殺人」以下の４編はショートショートなので、特定は難しいかな、と思っていたけれど、その上の短編３編も初出を探せなかったのが情けないところ。それなりには頑張ったつもりだが、これが限度だった。ご存知の方、ご教示ください――。

戻る