赤川次郎　長編リスト（仮作成版）

戸田和光　編

本リストについて

　赤川リスト、その２である。初出を付した、長編リストとなる。
　随時、その１の著作リストも参照しながら、ご覧いただきたい。

　誤記等のお粗末なミスがありましたら、ご指摘ください。

赤川次郎　長編リスト

　長編の初出リストである。著作リストの長編とあるものだけを抽出して、そのままの順番で並べた。初刊年月などは、著作リストを随時参照していただきたい。
　最近の作家ということもあり、初出誌紙が全く不明、というものはない。殆どのものに、初出が明記されているため、それを転記すれば済むからである。それらについては、初出の確認をほぼ行っていないことを、ご理解いただきたい。
　また、雑誌の欄で、途中を“／”で仕切っているものは、途中で雑誌が廃刊となったり、改題して、そのまま別の雑誌に移ったことを意味している。学習雑誌で、年度替わりのケースも同じだ。親切にするなら、それぞれの雑誌のどの期間に載ったかをしめすものかも知れないが、最近の��爽香�＜Vリーズのように、不定期連載だったり、またそもそもが隔月掲載だったこともあるので、厳密な情報を加えようとするとかなりな量になってします。そのため、あくまでも連載開始と連載終了の日のみを記すことにしている。

　ただ、巻末の記載がなければ、赤川長編の初出特定は、至難だったろう。見て頂ければわかるように、ふだん小説連載などなさそうな（実際、いくつかの雑誌を眺めてみたが、赤川作品の前後には小説自体が載っていないものが多かった）雑誌に、連載されているからである。小説雑誌や新聞、週刊誌など、小説連載の定番であるものに交って、それらが顔を出すのだ。当時の、赤川次郎の人気のほどが分かるだろう。

　なお、例によって、新聞連載については、特に地方紙では、複数の新聞に少しずつ日がずれて掲載されるのが普通である。確認した範囲で最も連載開始の早かった新聞を載せるようにはしているが、あくまでも、ここには代表として一つ挙げただけで、この新聞がその中で一番早かった――ということまでは確認していない。この種の書誌リストの基本了解のつもりだが、念のために書いておく。

　今回、初めて公にした欄について、触れておく。まず、“◎”は、短編主体のシリーズの中で、例外として書かれた長編なので、その初出のみこちらの載せるとかえって紛らわしいと考えたため、シリーズ連作のページを参照して、という意味で加えている（その伝で言えば、��三毛猫ホームズ�≠竍�泥棒と刑事�≠ﾍどうなのか、と言われそうだが、これらは、初期は短編も多かったが、中期以降は長編中心にシフトしているため、紛らわしさはないと考えてる）。こちらは、あくまで私の都合なのだが、もう一方の“Ｄ”は、その長編が電子媒体での初出だったものを示すもので、私の趣味で入れたものではない。電子媒体初出のものは、本になるとサイトから消えることが普通なので、後から書誌情報の確認が出来ないのだ。今回は、本に掲載された情報などをもとに、連載期間等を記しているが、実際の確認は全くしていない（できない）ことを示すためのものである。 　今後は、このようなものが増えて行くだろう（実際、この後にＵＰする短編集でも山のように出てくる）。時代だから仕方ないのだが、それなのに、デジタル媒体初出なのに、何も掲載情報を書いてくれない本がいくつもある。別な意味での書誌ファン泣かせが生まれてしまった……。


　とりあえず、上げるだけあげますが、随時直して行きます。
　こんなリストでも、多少は何らかの参考になると信じて……。

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