玉名オステオパシー‘玉手箱’ 本文へジャンプ
自己紹介


 当施術院を経営しております林恭生です。
 開業からはや10年経ちました。

@オステオパシーを熊本で普及させることは地域社会の発展・繁栄に繋がります。第一にオステオパシーは薬に頼らないもしくは薬の量を減らすことを目的にアメリカで発展してきました。健康保険を民間に委託している政治的背景がありますが、病気になる前に予防できれば医療費の削減と医療費にかかる負担の軽減ができるようになります。健康保険のありかたを見直す必要があります。医療負担が増大している現代社会において民間としての意識も大切なのはもちろんのこと、福祉国家としてありつづけるにはオステオパシーは欠かすことのできない存在だと思います。現に欧米では国家資格となっております。第二にオステオパシーは一人一人の自立(ノーマライゼーション)に寄与できます。それは高齢者・身体に不調を抱えてる方の自立を促すことになるからです。健康寿命に寄与できます。第三に将来の予防医学に一つの道筋を示すことは大切なことだと思います。予防さえできれば病気にならずにすみます。日本は予防医学の分野におきまして欧米諸国から遅れをとっております。日本の制度と、病気を予防しようとする意識とオステオパシーの認知度の低さに問題があるといわざるを得ません。


A大学卒業後に企業に就職しましたが、会社の方針に合わなかったので、自立への道を進むことにしました。年々、県内でもオステオパシーを使う施術院が増えてきておりますが、やはりオステオパシーの専門校に通いオステオパシーの理論と技術を学ぶことが大切です。カイロプラクティックのことはご存じの方はたくさんおられると思いますが、オステオパシーとは理論のみならず技術までも全くの別物であります。カイロプラクテックや整体の専門校で中には3日間くらいの研修で卒業資格を与える団体もあります。少なくともオステオパシーは数日で習得できるような簡単なものではありません。日本における国家資格(あん摩・マッサージ・柔道整復師・針灸師・理学療法士)の技術や理論も素晴らしいと思いますが、歴史をたどるとオステオパシーの立ち位置は見逃すことができません。その内容も勉強すれば勉強するほど素晴らしいものだと実感できることを約束します。各有資格者の方々には是非とも学んでいただきたい学問です。
余談ですがアメリカでは針灸とオステオパシーの組み合わせが多くみられます。

B整体とは何か?カイロプラクティックとは何か?オステオパシーとは何か?説明させてください。
まず整体(日本独自の用語)とは手技が多様で理論も統一されていないので、説明するのは不可能だと思います。そしてカイロプラクティックとは脊柱の歪みに重点をおいております。オステオパシーは人体を一つのユニットとしてとらえ、人体の構造と機能は相互に関係しているとする。つまり骨格系統のみに捉われず、常に体全体をみています。
あとオステオパシーは解剖学的なことはもちろんのこと筋膜・滑膜性のものも範囲に入れて全体をみます。交感神経のバランスや呼吸機能の問題も重要視しています。近年、カウンターストレインが急速に発達しており、血管・リンパとその周辺の問題をフォーカスすることも可能となっています。さらにマッスルエネルギーテクニックの延長にありますが骨の中の骨内バランスをみることもできるようになっています。その理論と技術は当然アメリカ由来のものです。

オステオパシーとカイロプラクティックは理論に違いがあります。代表的なのが、カイロプラクティックでは「脊柱の歪みが身体の不調を生み出す。」に対してオステオパシーでは「骨と骨の間の関節の動きの減少が身体に不調をきたす。」とする。カイロプラクティックを否定しているわけでもありませんが、カイロもオステも使う人次第で素晴らしいものとなります。
困難な道もたくさんありますが、患者様が喜んで頂けた時、この仕事をやっててほんとによかったと思います。


あと余談ですが、東海大学の創始者の松前重義先生の建学の精神からの抜粋です。

「国家の正常な発展のためには文科系と理科系の相互理解が不可欠であるとの思いを強くします。同時に、世界や社会の動向に無関心になりがちな技術者の意識改革と地位の向上を訴える技術者運動を展開しました。」
また、当時の日本の科学技術が外国の技術に多くを依存していることに対し、
国産技術開発の重要性を説き、自らもその研究に努めました。

自分は東海大学の出身なので引用させて頂いてます。

家族を社会の一つの単位として多くの方々にオステオパシーの恩恵を与えることを切に願います。


経歴

2001年 3月 東海大学 政治経済学部 政治学科 地方行政科 福祉行政過程 卒業
2003年10月 ジャパン・カレッジ・オブ・オステオパシー入学
2004年10月 海外研修にて渡米(米ウエストヴァージニア・オステオパシー医科大学(WVSOM))
2007年 4月 ジャパン・カレッジ・オブ・オステオパシー(JCO)卒業

2007年 6月 熊本市水道町にて開業