今年はポットで育苗し、定植します。
14株にしますが、一袋に種が36粒と少なく、ポットに2粒ずつ育てることにします。発芽率が80%以上なので28株は育つとして、その内の半分ということになります。
品種:スイートコーン(アタリヤ農園) 生産地:アメリカ
種の間を4cm空けてポットに2粒まきます。蒔くと言うより、「置く」といったところですかね。
ポットに2粒
ポット18個
2cmくらい種を沈ませて土をかぶせます。
たっぷり水やりをします。
1週間ほどで発芽してきました。
約7mm程度の小さな芽です。
トウモロコシ(イネ科)などでは単子葉型といって子葉が一つなので棒状の様に出てきます。
発芽から6日目の状態です。
今回からポットで発育の良い苗を選んで定植すればいいのですが、堆肥を混ぜるタイミングが難点か。
定植するには、背丈が15cmくらいになれば出来るのですが、定植予定は21日です。
苦土石灰を300gを散布し、よく混ぜておきます。
苦土石灰:粒状
バーク堆肥:2kg
鶏ふん:200g
を散布し、よく混ぜて耕します。
平均で背丈15cm位になったので定植しますが、多少不安があります。
全体的に下の葉や、葉の先が黄色く枯れて来ているような状態になっています。
合計14株を定植ました。
定植前の苗
水やりはジョウロでたっぷりと
根の状態はポットの下にグルグルと固まっていました。二株分ですが、こんなものかなあ?
ポットは3号9cmなのでもっと大きなポットの方がいいのかな?水のやりすぎか?
定植したときの苗ですが、@の葉は黄色くなって枯れています。Aの葉は、先の方が黄色くなっています。
定植時の@の葉は完全にしおれ、Aの葉は半分ほど枯れていて、しおれるのは時間の問題です。しかし、苗は順調に育っていますので大丈夫でしょう。
奇麗な本葉は6枚あります。
左の株です。奧に見えるのはインゲン。
株の大きさは、まちまちですが、雄穂と雌穂が出来てきました。
雄穂
雌穂
全体の様子ですが、生長にかなりのばらつきがあり、倍以上の背丈の差があります。
今回は雄穂から出た花粉を容器に保管して、雌花に振りかけてみましょう。
背丈は大きい株で1m10cmしかありません。小さいのでは50cmしかありません。あーちっちゃーい!また、育たない株もあります。(>_<)
でも、なんとかトウモロコシは出来ているようですが、果たして中身は!
花粉なのですが、乾燥剤を一緒に入れておきましたが、湿気を吸うのでしょうか、半日でお互いくっついて固まってしまいました。
ところで花粉って、消費期限?なんてえのはあるのでしょうかね。
8日には花粉を出し尽くし、この日はほとんど出なくなりました。
今回は、苗自体が貧弱であったことで生長しないまま雄穂や雌穂が出てしまい、背丈が50cm〜1m10cmという、みっともないことになってしまいました。
花粉はクリアファイルに集めて、耳かきの「ふわふわ」で雌花にくっつけておきました。
背丈50cmでも雄穂が出来る。
背丈は約100cm、非常に小さなトウモロコシ畑?です。
これ以上、生長はしないようなので今年は
いわゆる不作でした。
元はといえば、ポットの土作りを間違えたことです。腐葉土が荒すぎた点と、昨年の余ったものを使ったせいで根が期待通りに張っていなかったのが原因かな?
一つ採ってみましたが、かなり貧弱なトウモロコシでした。
でも、食べてみると意外と甘くで美味しかったけど、実はかなりの小粒でした。
今回のトウモロコシは殆どが通常の背丈の半分しかなく、この株の背丈は35cm、実が15cmしかなく、超ミニトウモロコシになってしまいました。
今年のトウモロコシ栽培記録はこれで終わりましょう。
反省:ポットでの苗作りの失敗でした。細かい腐葉土を使わずそのまま使ってしまったので土が荒くて根が良く張れなかったのが原因と思われます。