犀川 創平 (さいかわ そうへい)
N大学工学部建築学科・助教授、西之園恭輔の最後の教え子、コーヒーとタバコが好き。コーヒーは、いつもブラック。けど、缶コーヒーは、ダメ。高校は、男子校。西瓜とあんこと黄粉が大の苦手。毎日時計の秒針を合わせるのが習慣。時間にはうるさく、講義に遅刻したことは一度もない。成績評価は、試験ではなく、生徒の質問の内容で決める。寝起きは、調子が悪い。お酒は、弱い。部屋には、テレビもラジオもない。音楽を聴くためのものは、ウォークマンしかない。クラシック音楽の守備範囲は、ベートーベンのシンフォニーのみ。新聞やTVは、見ない。メガネをしている。ひょろっとした体格。頭は、ぼさぼさ。地球の半径方向の距離に弱い(高所恐怖症)。小さい頃から無口で自分から話を切り出すのは、苦手。原始の人格というものが存在し彼の中で一番計算が速く、感情的。萌絵とは、13才離れている。食べ物に関しては、子供が好きなものはたいてい好物。逆に大人が好むようなものは、苦手。フルコースのような、凝った料理も苦手。愛車はシビック。建築生産史が専門。少年時代は、天体観測が大好きだった。子供の頃よく、那古野市立科学館でプラネタリウムを見ていた。メールでは、自分のことを「犀川」と言う。大学の自分の部屋には、飛行機の写真が貼ってある。隠し事は、大嫌い。意味なしジョークが得意。実家の隣がパン屋。ポーカーフェースだが、萌絵には通用しないことが多い。昔、三重県津市の国立M大学で非常勤講師の経験あり。萌絵が大学に入る1年ほど前に助手から助教授に昇格し自分の研究室を持った。天王寺博士の著書は、ほとんど読んでいる。左利きだがお箸は、右。生活は、夜型数あるスポーツやゲームの中で何とか一人前にプレーできるのは、ビリヤードの四つ玉だけ(でも弱い)。学生時代、京都に下宿しているとき、寺町今出川を上ったところの古本屋(和田書店)の2階の玉突場で喜多とよくビリヤードをやった。何でも数を数える癖がある。母が持っていた天体望遠鏡(オレンジ色の反射型。プロポーションがかわいらしい)を形見にしている。小学生の時、家庭教師を全員やめさせちゃって、代わりに塾に行かせられていた。
初登場:「すべてがFになる」、P17、上段11行目
登場作品:「F」「冷密」「笑数」
斉藤 (さいとう)
市内の私立大学・助手。増田がM2の時N大学のドクターコースにいた。UNIXのアカウントネームは、saiだった。
初登場:「冷たい密室と博士たち」、P168、下段13行目。
登場作品:「冷密」
佐々木 栖麻 (ささき すま)
四季の同居人、四季がアメリカにいたときの家政婦森川須磨がモデル。
初登場:「すべてがFになる」、P131、上段¥13行目
登場作品:「F」
芝池 (しばいけ)
愛知県警の刑事、
初登場:「すべてがFになる」、P248、下段8行目
登場作品:「F」
島田 文子 (しまだ あやこ)
真賀田研究所のプログラマ、やせた体格。丸いフチのないメガネをかけており長い髪を後ろで束ねている。自分の肩を時々叩く癖がある。アニメやプラモデルが好きで自分の部屋にも飾ってある。ガンダムのシャアが好き。萌絵とは、10才違い。高校の時弓道部だった。お酒には強い。
初登場:「すべてがFになる」、P76、下段6行目
登場作品:「F」
下柳 久志 (しもやなぎ ひさし)
N大工学部土木工学科大学院生。木熊研に所属。ひょろっとした長身。萌絵とは、漫研の先輩と後輩の関係にある。隠れ喜多研。彼女アリ。車で通っている。ロッククライミング、手品などもできる。多才。UNIXのアカウントネームは、yagi。
初登場:「冷たい密室と博士たち」、P43,上段1行目
登場作品:「冷密」
新藤 清二 (しんどう せいじ)
真賀田研究所の所長、左千朗の弟、医学部出身、大病院をいくつもかかえる新藤家に養子に行く。趣味は、ヘリコプター
初登場:「すべてがFになる」、P91、下段5行目
登場作品:「F」
新藤 裕見子 (しんどう ゆみこ)
清二の妻、上品な印象をもつ。
初登場:「すべてがFになる」、P140、下段8行目
登場作品:「F」
鈴木 彰 (すずき あきら)
天王寺家の使用人、12年前のオリオン像消失事件のあった日の翌日に行方不明。狩猟が趣味だった。
初登場:「笑わない数学者」、P131、上段2行目
登場作品:「笑数」
鈴木 君枝 (すずき きみえ)
彰の妻、家政婦。理知的な印象がある。化粧をほとんどしていない。もともとは、天王寺博士の雇われ秘書だった。天王寺博士が退官するときに事務員を辞めて家政婦になる。博士とは、20年近い付き合い。
初登場:「笑わない数学者」、P40、上段5行目
登場作品:「笑数」
鈴木 昇 (すずき のぼる)
君枝の長男、小さい頃角膜の病気で目が見えなかった。9歳の時に手術で視力が回復した。津市の高専に通っている。90ccのスクータを持っている。実は、天王寺翔蔵が父親。
初登場:「笑わない数学者」、P27、下段12行目
登場作品:「笑数」
鈴村 春江 (すずむら はるえ)
N大極地研の図書事務員。30代くらいの地味な感じの女性。司書担当事務官。 1965年うまれ。夫と小学生の息子の3人暮らし。
初登場:「冷たい密室と博士たち」、P70、下段9行目
登場作品:「冷密」
諏訪野 (すわの)
西之園家に30年以上仕える執事。上品で礼儀正しく夏でも黒のスーツに蝶ネクタイをつけている。
初登場:「すべてがFになる」、P44、下段14行目
登場作品:「F」「冷密」「笑数」