犀川&萌絵シリーズ

人物事典

(た行〜は行)

注意! 一部ネタバレがあります。全部読んでいない方は、ご注意ください

構成説明

本事典は、次のように構成されています。

人物名 (ふりがな)

主なプロフィール、その他

初登場:その人名が初めて登場した作品名、ページ数、行数が書かれています。

登場作品:その人名が登場した全ての作品が略称で書かれています。

 

「検索」

あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ

た行

田中 邦明 (たなか くにあき)

犀川の高校の時の友人。脳外科医。髭の濃いがっしりとしてメガネをかけている。3人の娘がいる。犀川のことを「創平」と呼ぶ。田中自身は、「ホウメイ」と呼ばれていた。

初登場:「笑わない数学者」、P226、下段13行目

登場作品:「笑数」

デボラ (でぼら)

真賀田研究所の管理システム。もとは、イスラエルの預言者の名前。研究所内の明かりや、ワゴン型ロボットP1、通信回線の管理をしている。

初登場:「すべてがFになる」、P67、下段15行目

登場作品:「F」

天王寺 俊一 (てんのうじ しゅんいち)

宗太郎の長男、俳優。中学3年の時にオリオン像消失事件を体験。

初登場:「笑わない数学者」、P27、下段7行目

登場作品:「笑数」

天王寺 翔蔵 (てんのうじ しょうぞう)

天才数学者、80歳。「解析数学概論」の著者。数学以外の分野の著書も多い。西之園恭輔とは、かなり親しい交友があった。犀川は、「仙人のような風貌」と表現。三ツ星館のプラネタリウムのあるホールの地下に住んでいる。食事は、お昼に1回だけ食べる。最近は、コンピューターにも凝っていて、パソコンでチェスをやっていたりする。小柄で、髪は肩まで伸び、抜けるように白い。痩せた顔は小さく、色は青白い。日本人離れした鉤鼻。その下には、白い口髭が伸びている。黒い太いフレームのレンズには、少し色がついている。目の表情は見えない。頬はこけており、無数のしわがあった。着ているモノは真っ白で、白いシャツに白いカーデガン、ズボンも白い。

初登場:「笑わない数学者」、P19、下段6行目

登場作品:「笑数」

天王寺 宗太郎 (てんのうじ そうたろう)

翔蔵の長男、流行作家。犀川が学生の頃一世を風靡した。十二年前、オリオン像が消えた次の日に交通事故で亡くなる。「睡余の思慕」の作者。この作品は、映画化もされている。

初登場:「笑わない数学者」、P28、上段15行目

登場作品:「笑数」

天王寺 律子 (てんのうじ りつこ)

宗太郎の妻、女優。髪は、茶色に近く整った顔立ち。40代。化粧は、かなり派手。

初登場:「笑わない数学者」、P27、下段7行目

登場作品:「笑数」

 

な行

中森 敬子 (なかもり けいこ)

N大極地研・教務事務官。背が高いすらっとした女性。1950年生まれ。岐阜県出身。独身。離婚経験アリ。趣味は、編み物。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P72、下段2行目。

登場作品:「冷密」

西之園 恭輔 (にしのその きょうすけ)

萌絵の父、N大学の元総長であり犀川の恩師、萌絵が16才の時飛行機事故で亡くなる。天王寺翔蔵と親しかった。仕事に厳しい先進的な研究者であり、家庭では、穏和な父親だった。萌絵には、欲にマナーを厳しくしつけた。萌絵が怪我をするとひどく怒った。

初登場:「すべてがFになる」、P12、上段13行目

登場作品:「F」「冷密」「笑数」

西之園 捷輔 (にしのその しょうすけ)

恭輔の弟。愛知県警の本部長。実質的な萌絵の保護者。鷲鼻の日本人離れした風貌。目は二重。

初登場:「すべてがFになる」、P294、下段8行目

登場作品:「F」「冷密」「笑数」

西之園 都馬 (にしのその とうま)

萌絵の愛犬、黒、白、茶の3色のシェトランド・シープドック。通称トーマ。愛想がない。仰向けに眠る癖がある。体重は、15キロ。きちんと表札に名前が書かれている。

初登場:「すべてがFになる」、P272、上段11行目

登場作品:「F」「冷密」

西之園 萌絵 (にしのその もえ)

N大工学部建築学科・学生。姉妹兄弟はいない。計算が非常に早く5桁どうしのかけ算でも瞬時にこなす。しかし真賀田四季博士に7のかけ算が不得意であることを指摘されている。平行根も暗算でとける。小学5年生の時、当時学生だった犀川に出会う。猫舌でいつも冷めたコーヒーを飲んでいる。愛車は、真っ赤な4000ccのスポーツカー(ポルシェじゃなくって、アルファロメオ)ほかにも黒いジャガーがある。車やバイクのエンジンの音が大好きでそのため愛車にはカーステレオも付いていない。パソコンは、マッキントッシュのSEを愛用。ミステリィ研、漫研、弓道部に所属。左利き。好きな色は紫。両親を亡くしてから1年間高校を休学。高いところは、大好き(上からなにも落ちてこないから)。現在は、萌絵が所有しているマンションの21階と22階に住んでいる。タバコは、細長いフィリップモリスを吸う(諏訪野には内緒)。ライターは、父の形見のポルシェ。合気道の心得がある。犀川との会話の時間は、気に入っている時間のベスト・スリーの一つ。あみだくじは、すぐ見抜ける。視力は、2.0。三ツ星館で犀川にサンドイッチをつくってあげるが・・・。大学2年の春の文化祭のビリヤード大会で準優勝。本人は、「屈辱的」と言っている。逃げること、負けることが嫌い。小さい頃は、良く怪我をした。長野の別荘では、射撃をしている。

初登場:「すべてがFになる」、P11、上段10行目

登場作品:「F」「冷密」「笑数」

丹羽 健二郎 (にわ けんじろう)

N大学工学部土木工学科・大学院生D2。背の高い大柄ながっしりとした青年。メガネをしている。ジープ(パジェロ)で極地研まで来ている。スポーツはあまりせずアウトドアのレジャーが好き。アーミーナイフを集めている。コンピューターが得意で木熊研のデータ処理のプログラムは、彼が作っている。自宅にもパソコンがある。北陸出身。地元実業家の次男坊。男ばかりの3人兄弟。バイトはしていない。お金にうるさい。UNIXのアカウントネームは、wani。服部珠子と婚約している。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P57、上段9行目

登場作品:「冷密」

 

は行

萩原 (はぎわら)

三重県警の刑事、髪は短く、スポーツマンタイプ。歳は、犀川より上(推測)。どちらかというと犀川の苦手なタイプ。学生時代から今の風貌では、と思わせるくらい中途半端な若々しさを感じさせる。

初登場:「笑わない数学者」、P123、上段10行目

登場作品:「笑数」

長谷部 聡 (はせべ さとし)

真賀田研究所警備員。工学部機械工学科出身。柔道選手のような体格をしている。声は、ソフトで優しい。趣味は、マリンバ

初登場:「すべてがFになる」、P86,上段8行目

登場作品:「F」

畑中 栄治 (はたなか えいじ)

真賀田研究所職員。VRの世界で萌絵にカートの使い方を教えている。

初登場:「すべてがFになる」、P198、下段18行目

登場作品:「F」

八川 善太郎 (はちかわ ぜんたろう)

N大極地研・技官。メガネをかけている。髪は、スポーツ刈り。見た目では、年齢が分からない風貌。タバコが大嫌い。1960年生まれ。香川県出身。アパートに一人で暮らしている。体をこわしてよく休む。工業高校を卒業。剣道三段。書道四段。UNIXのアカウントネームは、hachi。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P44、上段8行目

登場作品:「冷密」

服部 珠子 (はっとり たまこ)

N大学工学部土木工学科・大学院生M2。小柄な体型。岐阜県出身。母と二人暮らし。母子家庭で兄弟もいない。父親は、珠子が2才の時に自殺。大人しい、日本的で清楚な女性。押し花が好き。UNIXのアカウントネームは、hato。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P62、下段4行目

登場作品:「冷密」

 

浜中 深志 (はまなか ふかし)

N大工学部建築学科・大学院生。M1の時「バーチャルリアリティが建築の未来に及ぼす影響」と言うテーマで研究をする。小柄で女性的な印象をもつ。

初登場:「すべてがFになる」、P29、下段10行目

登場作品:「F」

P1 (P1)

真賀田研究所にあるワゴン型ロボット。アルミ製の箱に小さな車が4つついている。少し小型の乳母車くらいの大きさ(高さ約80cm)、積載荷重は、30kg。「載っていFSる荷物の重さ」、「台のどこにどれだけの力がかかっているか」等を検知しそれに応じた加速減速をおこなうことができる。

初登場:「すべてがFになる」、P69、下段3行目

登場作品:「F」

淵田 (ふちだ)

N大工学部建築学科・大学院生

初登場:「すべてがFになる」、P43,下段9行目

登場作品:「F」

舟見 真智子 (ふなみ まちこ)

N大工学部土木工学科・大学院生。髪は長い。ハスキーな声でしゃべる。服装は派手しっかりしている。読書家。軽自動車で通っている。海外旅行が趣味。UNIXのアカウントネームは、huna。

初登場:「冷たい密室と博士たち」、P69、下段10行目

登場作品:「冷密」

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