2011年
9月19日(月)20日(火) 福島市松川町〜伊達市保原町
「までいなキャラバン」
までいな一日〜仮設住宅集会場
6月から聞いていた菅野新也さんの構想。ここに来れば、懐かしい顔に出会える。避難生活によってバラバラに暮らしている飯舘村の人たちが集う『までいな一日。』
私たちは、音楽セクション『しあわせの架け橋』とヘアメイク隊『clef & nyota』、合わせて17名での参加。飲食コーナーには、張さんの『上海』や五十嵐くんの『マジーノアール』、ドン・ミゲルの『エンパナーダ』の店が並ぶ。村役場の佐藤周一さん。今にも降り出しそうな空の下、大勢の人たちがイベントのオープニングを待っている。
『clef & nyota』のみんなと握手を交わし、舞台に目をやったところで、急に胸が熱くなった。たくさんの人たちの純粋な気持ち、思い、願い、それらが形になった瞬間。
飯舘村を思う、故郷を思う、それ以上に人々の生活を思い、それぞれの生きざまを思う。みんなで持ち寄って、みんなで作り上げた一日。これぞまさしく『までいな』一日である。
私たちの演奏後、話しかけてくれた女性がいる。昨年、までいな家での満月ライブでお会いした、小林麻里さんだ。
名古屋から移住して、自然農法で田んぼを作っていた彼女は、現在飯野町の家で避難生活を送っている。
彼女が綴った二編の文章を、ここに紹介する。「来て体感しないと、絶対にここで起こっていることはわからない。」という彼女の言葉を、ぜひ多くの方々に読んでいただきたい。
小林麻里のエッセイ
『までいな一日』の翌日、保原町にある飯舘村の仮設住宅で、ヘアメイクとマッサージとお菓子と音楽のコラボレーション。こちらは、6月にclefでやった『までいなイベント〜のんで、たべて、しゃべりましょ。』の実現だ。
『までいなキャラバン』メンバー一同、次の福島キャラバンをとても楽しみにしている。
11/10/04
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5月19日(木)20日(金) 佐野市文化会館 (佐野音楽鑑賞会例会)
木下尊惇 フォルクローレユニット
「しあわせの架け橋」コンサート
夜十時の佐野は暗い。その暗い道を、13人がにぎやかに歩く。コンサート第一夜の無事終了に、心地よい疲労と安堵と空腹を感じながら、メンバー&アーティスト・スタッフ全員で、プチ打ち上げの会場を探し歩いたのだ。
宿舎の近くに営業していたのは、ネギラーメンの店一軒だけ。テーブルに座って、たばこを吸いながらテレビを見ていた亭主は、にわかの団体客に驚きながら、白い帽子を被り直し、厨房へと消えていった。
みんなでネギラーメンとチャーハンをつつきながら、思い思いのドリンクを傾ける。夜更けの団体襲来にてんてこ舞いする女将さんにかわって、誰かがグラスや小皿を運びに立つ。
お店に閉店を宣言されるまで、楽しい歓談は続いたのである。
『しあわせの架け橋』コンサート、舞台の上でも同じである。お互いがお互いを信頼し、尊敬し、一人一人が誰よりも楽しんでいる。このメンバーと一緒に出来ることを、このメンバーの中で出来ることを、みんな最高に楽しんでいる。
緞帳が下りたあとも、みんな舞台を去りがたい。全員が全員をハグして、ウルウルしているのだ。
『しあわせの架け橋』コンサート、このメンバーで、ぜひ東北地方を巡りたい。
11/06/15
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