2006.03.27…【信念】 [ 心を磨く ]
この感覚はどこか身に覚えがあるなぁ。。。そうずっと思っていました。
窮屈な中に自分の身を置いたときのあの感覚。
逆にいえば、日頃の自分の居心地のいいステージからひとつ上のステージにいる感覚。。。
初めて全日本のレースに出場した時の感覚です。
いえ、もしかしたら初めて草レースからシリーズを追いかけるようになっての初戦だったかな。。。
kuruma
いつもの自分の走りはどこにいったのやら、
私はギャラリー(全日本の時はお金を払って見に来ている観客の人々)の前を走り抜ける時、
そのギャラリーの人たちの視線ばかり気になってしまい、全くの空回りな走りをしていました。
まさに心ここにあらず。。。
全日本に至っては、なんと初参戦、初転倒。。。場内アナウンスで絶叫される始末。。。
あの時の感覚をまた感じる時が月に一度あるのです。。。
それが、あの京セラの稲盛和夫会長の主催する、盛和塾の定例会の日です。
今では頻繁に人前で話すことが多い私ですが、さすがにその日だけは胃がキリキリします。。。
緊張してしまうのです。涙ぽろり
稲盛塾長の講演ビデオを皆さんで見た後、その恐怖の時間がやってきます。
県内の超優良企業の経営者のみなさんの中に紛れて、私がポツンといるのです。
従業員を何人も抱えていらっしゃる経営者の方や、地元の最有力銀行の会長さんのコメントとコメントの間に紛れて私のコメント。。。(大体、本来私なんぞが加入できる会ではないのですが。。。)
なんと前職の親会社の社長と同じテーブルで意見交換している自分がいるのです。。。萎縮しちゃって。。。
日頃、OSS、凛々Park、朝のEQセミナーでさんざん参加者の皆さんに傾聴のアウトプットを振っている自分が今度は硬直してしまうのです。
まるで自分が自分でないみたいです。。。
何故なんでしょうか???
きっとその時の私のアウトプットを今、私が聞けば、ズッコケそうな発言です。。。
レースの時を思い出しました。
私は1999年の九州シリーズは年間チャンピオンを取ったのですが、
デビューの頃と何が違っていたのか、、、
技術?
テクニック?
確かに多少はレベルアップしていたと思います。
でも一番変化していたのは、、、、
チャンピオンを取って振り返って気づいたのですが、、、
実は、それは、技術でもテクニックでもなく、、、
たったひとつその瞬間の
【心】
の在り様だったのです。
すごく、ありきたりかも知れないんですが、チャンピオンになった年のシリーズは、以前みたいにギャラリーの視線なんか全く考えませんでした。
目の前のコーナーを全力で抜け切ることだけに集中し、そして実は一番楽しんでいたんだと思います。
最近読んだ、小林正観さんの本の中に、【念じる】という言葉がありました。
念じるとは、今の心と書いて念じる。
信念とは、今の心を信じるということ。。。
過去でも未来でもない “今の心”。
“今の心”を置いてけぼりにして、
「こう思われたらどうしよう?」
「前回は、あんなコメントしちゃってみなさんどう思ったのかな?」などと、
未来や過去のことばかりに心奪われていたんです。。。
今の心、それだけに集中し、それが楽しめる心になれたとき、
きっと今よりひとつ上のステージにたどり着けるのかもしれません。。。
※ 私の講演DVDをご覧いただいた楽天仲間のふくちゃんv2さんからいただいたサプライズなプレゼント。。。
素敵なパステルシャインアートをたくさんいただきました!!!
芳村思風先生の語録も素敵です!!
ふくちゃんv2さん本当にありがとうございます!!
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