『お金』のこと。。。。 [ 倫理法人会 ] …2004年9月7日作成

私の仕事はお金にかかわる仕事です。
いわゆる、金融業界の一端を担っています。

思えば、大学を卒業し、某信託銀行に入行(入社)した22歳から今まで、途中の修行期間を除いてリース会社も含めて長い間お金に携わってきました。

しかし、お金は貯まらなかったなぁ。。。(笑)


今日ははそんな仕事としてお金を扱う立場として・・・というより、人として、社会人として一つ『お金』について日頃学んでいる、倫理の学びの中から、面白い話をお伝えしたいと思います。


 確かに、お金は生活していく上で欠かせないものですよね。
しかし、「節約のコツ」や「お金の貯め方」などはテレビや雑誌でよく目にするものの、その本質について考える機会はあまりありません。
「もっと欲しい」「ないと不安」といった思いにとらわれ、お金に悩まされる人もいます。そんな今だからこそ、自分なりのお金の付き合い方をみつける必要がありそうですね。

 私が学んでいる倫理では、すべての物は「生きている」と考えます。

物は、それを愛する人のために働き、また、それを十分に生かして使う人のもとに集まる、といいます。

お金も「物」。他の「物」に対する接し方と同じように接していくことが大切だということです。まず、喜んで受けるということ。物はもともと「天与のもの」、つまり「いただきもの」なのだから・・・ということです。

『量の多い少ないにかかわらず、嫌わずに感謝の心で受けましょう』

ということです。

また、支払う場面では、

『喜んで支払う』


ということを学びます。

これは、なかなか難しいことで、ついつい忘れそうになる私ですが、最近はこの気持ちを忘れないようにしています。

なぜならお金は物の代わりを務めるもの。。。
いわば物の中の一つだから、大切に使わないと長持ちしないし、破れたり、失くしたりしてしまいそうに思えるからです。

倫理での学びの中では、お金を大事にするということは、貯めることではなくて、

【大切に使う】

ということです。

『お金が入ってきた時同様、出す時も喜んで!!』


使うべき時には、お金は喜んで支払う。差し出す。

『行ってらっしゃい』

というような気持ちで。


逆に、いやいやながらお金を出すとどうなるか・・・。

そのお金は「いやいやながら」という心を持った人の所にいたわけだから、いったん外に出ればお金だってもうそこにはもどってきたくないはず。

人間だって、玄関先で「行ってらっしゃい」の声もなく送り出
されたら嫌な気持ちになりますよね?
喜んで送り出してあげれば、喜んで出て行く、そしてまた元のところに戻ってきたいと思ってくれるはず。。。

どうですか?なんだか面白い話でしょ?

私の日記は妻もたまに読んでるみたいですので、いつか今日の日記をこっそり読んでくれることを期待して、今日は少し遠まわしなメッセージを送っちゃいました。

はははははっ!!


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