二十歳の原点(昭和44年)
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1969年 4月18日(金)
あの「ろくよう」であったおまえだ。
ろくよう☞1969年4月15日
四・〇〇スト解除指令が出される。会社側回答五〇〇〇余円である。
労働組合は当初4月18日(金)午後1時までの24時間ストを予定していたが、戦術を強化し無期限ストに切り替えた。
そのうえで労働組合は4月18日午後4時でスト解除指令を出した。結局、通算27時間のストとなった。
この時点で会社側の第二次回答はベースアップ5,173円+住宅手当1,000円である。
ただし、この段階で京都国際ホテルの労使の賃金交渉が終結したわけではなく、京都国際ホテル労働組合はこの年の春闘で部分ストも含め計8回のストライキを行っている。
☞1969年5月12日「昨日は国際ホテル労組のストライキでした」
ストライキをやれば残るのは疲労と二分の一のベースアップ、
二分の一は、組合側がベースアップ1万円(+住宅手当2,000円)を要求したのに対して、この段階で「会社側回答五〇〇〇余円」(5,173円)。なお、この年は結局、ベアと住宅手当込みの6,800円で決着している。
☞1969年3月29日「あそこも賃金一万円ベースアップせよ」と春闘をやっている」
アオキ書店で、スープの本とカクテルの本を立ち読みした。
アオキ書店
アオキ書店は、京都市中京区烏丸通丸太町角にあった書店。立ち読みしたのは1階である。
地場系の有力書店で、自称“京のブックセンター”。1968年4月に地上4階地下1階のビルになった。
1階は文学書、その他一般書、雑誌。2階は文庫、新書、法律、経済、図書券、岩波図書。3階は専門書、学参、辞書、百科事典、児童図書。4階は催し会場、貸室だった。
現在はマクドナルド烏丸丸太町店になっているが、ビルには“アオキ書店ビル”という店名の名残が表示されている。
☞1969年4月22日②「青木書店にいって」
十五万円の預金通帳はあてにするな。
☞1969年4月13日「十五万円送ったとのこと」
1969年 4月19日(土)
晴、風強し
京都:晴、最高17.5℃最低5.9℃。午後になって北寄りの風が強まり、最大瞬間風速9m。
だからこんなに遅くまで岩波歴史講座をひもといて頑張っているわけ。明日は「第二次大戦後の日本と世界」(井上清)をよみ、
岩波歴史講座とは、家永三郎ほか編「岩波講座日本歴史21(現代4)」(岩波書店、1968年)のことである。当時500円。
所収論文は島恭彦『戦争と国家独占資本主義』、荒井信一『第二次世界大戦』、勝部元『天皇制ファシズム論』、藤原彰『太平洋戦争』、
井上清『第二次大戦後の日本と世界』、犬丸義一『現代史研究解説』。