堅持院の返還
宗務広報 第1249号(平成27年7月17日)
堅持院(兵庫県西宮市)、宗門へ返還
本日、これまで正信会問題によって、昭和55年より不法占拠されていた六甲山堅持院が、34年ぶりに宗門へ返還されました。
これは、元同寺住職であった渡辺広済が、本年6月13日に死去したことによるもので、これを機に宗門へ返還されたものであります。
なお、同院は、日蓮正宗本来の正常な宗教活動を直ちに再開いたしました。
堅持院 〒662-0071 西宮市桜町5-9
以上
大白法 平成27年8月16日号 兵庫県西宮市 堅持院復帰奉告法要 第6代住職入院式も厳粛に
8月7日正午より、兵庫県西宮市の堅持院において、堅持院復帰奉告法要並びに第6代住職入院式が厳粛に奉修された。
堅持院は昭和24年(1949年)6月8日、総本山第64世日昇上人を御開基として、それまで当地域における布教・教化に尽力されていた土屋妙旭御尊師の発願により設立された。
同年12月13日には現在地に移転し、開堂式が行われ、その後、大いに興隆発展をみた。
しかし、元住職渡辺広済が、創価学会の52年教義逸脱路線に端を発した正信会問題により、昭和55年(1980年)9月30日に擯斥処分となったが同寺を不法占拠した。
このため同寺支部・信徒は神戸市の法恩寺に所属したのち、西宮市に堅持院事務所が開設されてよりは、指導教師のもと信行に励んできた。
しかるところ本年6月13日に渡辺が死去し、7月17日に堅持院御宝物・寺院建物等が宗門に返還され、34年ぶりに復帰。同日、直ちに日蓮正宗本来の正統な宗教活動が当寺で再開されたことにより、今回の法要が執り行われるに至った。
この法要には、兵庫布教区支院長松島展道御尊師はじめ布教区内外の御僧侶方が御出席。また奥兵庫地方部長、総代の吉田勝講頭をはじめとする当寺所属信徒、さらに多数の代表信徒が参列した。
法要は、新住職・前田正徳御尊師の導師により献膳の儀・読経・唱題と奉修された。
次に松島支院長より経過報告、新住職紹介並びに祝辞が述べられ、前住職藤原雄開御尊師の挨拶、吉田講頭の祝辞と続いた。
最後に前田住職より参列の各位に対して丁重な謝辞と今後の決意が披露された。
この後、本堂において記念撮影が行われ、法要はとどこおりなく終了した。
未だ不法占拠されている寺院が、1日も早く返還されることが望まれる。