年末から 主人に、オーバーの肩パットの位置を直してくれといわれて、

その都度、糸をほどいて お直しをして着てもらう事10数回。.

とうとう 仕上がらないまま年を越してしまった。

主人の「早く直してくれ。」の一言に 又又肩パット直しに挑戦。

主人の横で直すこと数回。

その都度主人が鏡の前で試着。

とうとう ねをあげた主人が、 「おまえは、何をしとんのや。」

「何回やっても良くならん。お前が直すたびに何十万円もしたオーバーの値打ちがどんど下がっていく。」

そして一言。「わしがやる。」

そう言うと、 針を持って 2枚のパットをザクザクと 5針ほど縫うとオーバーの肩にあわせて、

「おまえなあ、この位置に このパットを合わせて 縫うんやで。」

「ここやで。わかったな。この位置にパットを持ってくるねんで。」

「ほなら、早よ縫ってみ。」

そして、仮縫いをして着た主人は

「ほら見てみ。わしがやったら一発やないか。お前は、今まで何十回と何してたんや。」

「ほんま おまえは あかんな。」と、不敵な笑みを浮かべた主人。

失礼しちゃうわね