おぼえているでしょう。
りりたんは おくびょうで 
              よわむしなのを。

だけど ねこに ばれたら 
   たいへんと  ゆうきを 
  ふりしぼった りりたんは 、
「よし ぼくの こやに それを いれて さっさと かえれ。
あすも わすれるな。」

ねこは りりたんの こやに        ねずみをおくと 
「おきにめして よかったです。          では また あした。」
そういって いそいで 
          かえって  いきました。