国道176号に面した豊中市内の狭小敷地に建つ8戸の集合住宅である。RC薄肉ラーメン構造により、柱、梁の出っ張りの無い
空間を実現。住戸は、表面的な装飾を廃し、内外共コンクリート打ち放し、無垢材のフローリング(一部住戸)、せっ器質系の床
タイル等、ピュアな素材のみで構成。各部ディテールも出来る限り簡素化して、モノとモノとが単純に取り合う明快さを表現す
よう努めた。
国道176号側は開放的なサッシを用いて、積極的に都市空間を住戸内部に取り込んだ。国道と反対側の開口部に面して主な
水周りを設け、国道側居室部分の独立性を高めている。水周りの仕切りは開閉自在な建具とし、居室側の引き戸を開ければ、
水周りと居室部分との空間的な繋がりが確保できるため、明るく風通しのよい居住空間となっている。

5〜6階はメゾネット形式とし、上階に、吹き抜けに面した開放的で独立性
の高い居室を付加し、住まい手の意思で多目的に利
用できる住戸とした。  2層吹き抜けの開口部と螺旋階段が、国道側上部のファサードを特長付けている。水周りは下階に比
して一回りゆとりをもたせ、開放度と快適性をより高めている。

 

 

 

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Ritz SQUARE
CAVE176

 

所在地  :大阪府豊中市
用   途:集合住宅
敷地面積:109.61u
建築面積:84.11u
延床面積:448.54u
構   造:RC造6F建
竣   工:2007年7月

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