1階に貸事務所、2〜6階に単身者向け住戸、6〜8階にトリプレッ
トの2世帯住戸を配したコンプレックス。中央にサービスコアを配
して、2〜3面を外気に開放した各階4戸の単身向け住戸が、スケ
ルトンを明快に表現したタワー状のファサードを形成している。
1階の事務所へは、建物の隙間の露地状の空間を経てアプロー
チする。この露地状空間は、オートロックを備えた住宅部のエント
ランスと動線的には区別されているが、天井いっぱいのガラスス
クリーンによって視覚的に一体化されており、限られた敷地の中
でできる限りの豊かな共用空間を生み出すとともに、両者の融合
が意図されている。外部の素材は、主たる植栽に配した竹も含め
てシンプルで直線的かつ硬質なものが選ばれ、身近な公共施設
が集まるこの地区にふさわしく、秩序と品格を感じさせるものとし
ている。また、住戸部分はすべて2重床として床下寸法を充分に
確保し、水廻りをも含めた将来的な間取り変更に対応出来るよう
配慮している。

 

 

 

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1st Avenir

 

所在地  :大阪府東大阪市
用   途:集合住宅
敷地面積:402.32u
建築面積:195.02u
延床面積:1101.11u
構   造:RC造8F建
竣   工:2001年3

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