小笠原海運2代目おがさわら丸  模 型
   おがさわら丸概要
船首 貨客船
総トン数6,700t 全長131m 全幅 17、2m 深さ6、7m 
速力22、5kt(24、7kt)
乗客定員 1031名


最初に1/200の図面を作成して、そのスケールで船体の骨組みをダンボールで作りました。その船体を参考にし、手直ししながら、倍の1/100の製作に取り掛かることにしました

今までコンビニでA3用紙に模型実寸まで拡大コピーして、コピーした図面を何枚もつなぎ合わせて図面を作っていましたが、私が入会している商船模型同好会の方が、コピー屋さんで1枚にコピーした船の図面を見せて頂き、この様な事が出来る事を知り、今回はコピー屋さんに頼んで1枚で模型実寸の図面を作成してもらいました。
手間も省けて、何といって131cmの1枚ものですので正確です
製作工程は「おがさわら丸の模型」検索でブログをご覧下さい
   
展示会1週間前に完成したおがさわら丸は、東京みなと祭りの展示会に、巡視船やしまと一緒に出展しました。
東京みなと館に,おがさわら丸・巡視船やしまの2隻を、商船模型同好会の三浦さんが、
寄贈の話をしてくれていたので,展示会終了後、そのまま寄贈しました。

東京みなと館に展示された、巡視船やしまとおがさわら丸
        
小笠原海運3代目お が さ わ ら 丸   模型
 
レインボーブリッチから撮影
平成28年7月2日就航しました
就航直前の6月29日、試験航海で父島に向けて竹芝桟橋を出港するおがさわら丸
概 要 
総トン数11,035㌧ 全長150m 全幅20,4m
航海速力23,8㌩ 旅客定員894名

3代目おがさわら丸の特徴
エンジン出力は2代目と同じで、船首部の垂直システム・船型・高性能プロペラの採用で、ひと回り大きくなっても、性能がアップして、1時間短縮されて、24時間で東京~父島を結んでいます
製作にあたり、どの位の縮尺で作るか迷いましたが、2代目おがさわら丸を1/100で製作したので、3代目おがさわら丸も同縮尺の1/100で作りました。今迄制作した中で150cmと1番の大きさになりました。
製作過程はいままでと大差ありませんので、ここでは製作に辺り、変わったところを紹介します
 
LEDの配線の裏側
 
キャビンにLEDが試験点灯
 
1ミリの航空ベニヤを使用して、やかんの沸騰した蒸気で曲げていきます
 
船体船尾の複雑な曲線に苦労しました
 
今回は紙を多く使用して、製作期間を短縮する為、裏から補強材を入れました
 
2回目でようやく形に、丸窓の関係でセンターを少しずらしています
 
紙を3枚カットしたスクリューのハネと部材
 
ハネ3枚を貼り合わせ、組み立てたスクリューと完成したラダー
   
 

ようやく完成しましたLEDを点灯したおが丸 中々いい感じです
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 漁 船 第 18 共 徳 丸 模 型
 

 東北大震災の巨大津波で、気仙沼市鹿折地区に、700m流され、津波の驚異を目の当たりにして衝撃を与えました
保存か解体かで市民アンケートの結果2013年10月解体されました。

模型製作にあたり、直接船主の儀助漁業に資料を提供して頂きました。

この模型は、大船渡市津波伝承館の斎藤様の紹介で、気仙沼 海の市シャークミュージアムを紹介して頂き寄贈することができました。
   縮尺 1/60  100cm
   
   
   
 
キャビンに大漁旗を掲げました
 
3隻の第18共徳丸 中央の神模型は、津波伝承館に寄贈されました。
   遺構として保存されたイメージで第18共徳丸の模型を作りました
   シャークミュジアム事務所で贈呈式、左から新沼係長・清水社長、手の平を広げて喜んでくれました
   海の市シャークミュージアム入って直ぐのところに展示されています。
ここでは、大震災の津波で流される街の様子を、ホールで放映していて、見ると目頭が熱くなってしまいます。

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島根県 練習船 神 海 丸
東北大震災後、宮城県の造船所(株)ヤマニシで進水して就航した復興1番 船です。スマートな船体と、島根と東北を結びつける「絆」をテーマとした、船首側から島根県旗を描き、岩手県(青系)、宮城県(緑系)、福島県(橙系)の各県旗の地色とし、それらが島根県旗のマークで結びつくようにイメージした絆ラインが描かれています。この絆ラインは水産高校の生徒さんのアイデアだそうです
この絆ラインに魅せられて作りました。
 
平成28年3月16日 神奈川 三浦三崎港 2番バース接岸
   

      神 海 丸 概 要

建造年 : 2013年( ヤマニシ / 宮城県石巻市

船籍国 / 船籍港 : 日本 / 松江(島根県)

全長x巾 : 67.5m X 10m
 
総トン数(G/T): 695
船体のつくり方は他で紹介しているので、今回は艤装品の作り方を 一部説明します。
1/50の縮尺で作るため136cmと大きいため、各艤装品も大きく、それなりの見栄えのするよう仕上げました
   アンカーウインチの製作は、1ミリの航空ベニヤ・丸棒を主体に、片側12の部品を作り中心に1ミリの真鍮棒を通してセンターがズレないように組み立てます
   組立を終え,塗装しウインチの完成
   膨張式救命具は、丸棒の両端を丸くカットして整えます
台は2ミリ角の真鍮を使い作りました
   神海丸のマストは三本あり、
メインマストの製作、3・2・1ミリの真鍮を使用してます、
3ミリパイプの中に2ミリの真鍮棒を通して、4本立て形を整えながら捻れないようハンダ付けしていきます。

 
   
   
   
                     神海丸の模型 島根県水産高校に寄贈しました
   
   
 島根県地元紙に載りました
 島根県教育委員会HP
今迄、震災関連の船の模型を作って、被災地に寄贈して来ました。今回も東北に寄贈しようか直前まで迷いました。将来ある水産高校の生徒さんに見て貰ったらいいのではの妻の一言と、キャビンにしまねっこの、ゆるキャラを貼った事で、島根県に決めました。高校企画課にメールで、寄贈の打診して決まりました。
3月16日、ハワイ沖から体験航海途中、神海丸が三浦三崎港に寄港して、水揚げ作業するので、その際、寄贈セレモニーが行われました。生徒さん他、参列者の皆様が大変喜んで頂きました。
船の模型が、こんなに感謝されとても幸せです。
今回、商船模型同好会の岡会長から、巡視船だいせんの模型も一緒に寄贈されました。
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 北山崎断崖クルーズ 観光船 サンリクーGO
東北大震災の大津波の際、宮古の浄土ヶ浜観光船第16陸中丸と一緒に沖に避難して、北山崎巡りの観光船も 難を逃れました。その後どうなったか気に掛かり、田野畑町のHPを見ましたら老朽化の為廃船して、津波で崩壊した乗船場も整備され、新造船で3年半振りに運行再開の事が載っていました。運行再開のお祝いにと、田野畑町にメールで、この新造船の模型を作り、私から寄贈の話をしましたら喜んで頂き、資料を送ってもらい作りました
 

 SUNRIKU-GO 概要
    船体 
 アルミ合金製
 全長 21、86m
 深さ 1、58m
 吃水 0.7m
 総トン数 19t
    性能
 最高速力 20、7ノット
 航海速力12、0ノット
 
旅客定員 93名
船主 (株)陸中たのはた
建造 (株)テイエフシー
   船体線図がないので、一般配置図と写真を見て、船体線図を作り、骨組みした船体
   1ミリ厚の白ボール紙を貼り、下塗りした船体
ここまで来て、操舵室の窓の向きが、前後違っているのに気付きました。作り直しです。とんだミス情けない
   
   今回、友達の協力で初めて船内にLEDを点灯しました
模型が一段と映えて見えます。
   サンリクーGOを建造した(株)TFCのメンバー
岩手県田野畑町ある、船主のホテル羅賀荘に寄贈に行く途中に、山田町にある会社を訪ねて模型を見てもらいました。

サンリクGO贈呈式
 
 2014年11月 ホテル羅賀荘会議室で贈呈式
   田野畑村の広報2015年1月号に紹介されました

 ページトップ  サンリクGO            

                         双胴船と び し ま
  山形県に離島があるのを知り、離島航路と云う響きに、船が好きなこともあってか、人一倍ロマンを感じていました。離島に思いをいだいて 山形県唯一の離島,飛島を定期的に航行するこの双胴船とびしまに乗船して来ました。
酒田港と飛島間39キロを1時間15分で結びます。
斬新なスタイルと色合いに魅かれて、制作意欲が湧きました。
乗船した時に事情を話して、操舵室の所から船首を撮らせて頂き、撮った写真と一般配置図を参考に作りました
 酒田市が公開しているとびしまの一般配置図
概要
全長 39,41m
幅  10,00m
総トン数 253t
航海速力19KT
定員 旅客 230名
 
   一般配置図と写真を基に作成した1/50船体線図
 3・4ミリ合板を使用してカットしたリブ  
   骨組み完成
0,8ミリの厚紙を外板に使用して、骨組みに少し補強材を入れて張りました  
   船の形が出来上がりました。
サフェーサーを塗ってから、凹凸部分をパテ埋めします
 塗装には、ラッカー・プラカラーを使用しています。
ラッカーの上にプラカラーは重ね塗りが可能ですが、その逆は、ラッカーが強すぎて重ね塗りは出来ません
 
   客席の椅子、2・3・4・5人掛けの椅子を、紙で作成、枕カバーを付けました。枕カバーはA4の紙の裏に両面テープを貼り、カバーの大きさにカットして貼り付けました。
紙を曲げただけですと、椅子を倒した状態になってしまい椅子の両サイドにひじ掛けを付けて解消しました

椅子の数は実船と同じ数と同じ配置にしました
    
   
 

サムネイルになっています
 
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気仙沼  臨時船 ひまわり
 今迄に東北大震災関連の船の模型を作って、被災地に寄贈して来た事から、船の記事に関心を持って読んでいました。2018.3月9日朝日新聞「孫見つけた船だから」の記事を読んで感銘を受けて、このひまわりの存在を知りました。模型を作って船長に送ろうと決めました。大型連休に気仙沼大島迄行って、ひまわりの船長菅原さんにお会いして、資料を頂き、船の細部まで写真を撮って持ち帰りました
6月から作り始めましたが、簡単に作ると言ったものの、船体の構造が複雑で苦労しました。
 
臨時船 ひまわり
 
一般配置図
 
3ミリ合板で骨組み、外板は1ミリ航空ベニヤを貼ります
 
サーチライトの製作 中にLED電球が入ります
   
   
   
11月3日気仙沼港で半年ぶりに菅原船長と再会、ひまわりの模型を直接手渡ししました 
   
朝日新聞・三陸新報の取材を受けました 
朝日新聞は10月1日都内版、多摩版・11月7日宮城版と2度にわたりひまわりの模型寄贈で紹介されました
臨時船ひまわり」検索で
改めて臨時船ひまわりの功績が大きかったのかと思います。
この模型を作って、このように2度も新聞で紹介されてとても光栄です
   

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漁船 第五福竜丸 
 
カツオ漁船から、1953年に鮪漁船に改装されました。第5福竜丸のその後は、練習船はやぶさになり、夢の島に放置されて保存されたのです
 この船の模型を作るキッカケは、次に何を作ろうかと思案している時、品川区大井町に住んでいたとき、小学校5年生くらいの時見た、第5福竜丸の映画を見たのを思い出し、「第5福竜丸」で検索しました。夢の島に展示館として保存されているのを知り見学に行き、この船の模型を作ろうと思いました
製作に辺り、漁船に詳しい、商船模型同好会の齋藤会員に、アドバイスをして頂き、被爆した状態の第5福竜丸に製作しました
   第5福竜丸の船体線図
齋藤会員が提供してくれました
 現存する最古の木造船ですので、製作は木造船の特徴を出すため、5ミリ幅の板を船体に張りつめました
気の遠くなるような作業です
実際の木造船もこのようにして、木版を あたためて作業するそうです
手間のかかる仕事でした
 
   甲板、操舵室も木造船らしく、3・4ミリ幅の板を使用
 
船体リブを調整しながら、綺麗な船体のラインが出来ました
 
   
   
   
 
 

10月20日朝日朝日新聞多摩版に紹介されました

瑞穂町郷土資料館けやき館に展示されました
 第5福竜丸は、東京夢の島の「第五福竜丸展示館」に保存されて一般公開されています。入場無料です
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