客船模型の作りキッカケ
私が遊覧船に関心を持つようになったのは、小学校3年位の頃、大森・平和島で海水浴をしている時、そこから浅草の方に、当時は木造船の遊覧船が運行されていて、乗って見たいなと思ったことを思い出します、それから大森海岸から中の島(現在のトラックターミナル付近)まで、焼玉エンジンのポンポン船が出ていて、焼玉エンジンのオイルの臭いが好きでした。今思えばそれが、船に興味を持つルーツだったのではないかと思います

関西汽船の「あいぼり丸」を雑誌を見て鮮烈な印象が鮮烈で、この型の船を,最初に作りました。 1969/8月号「ラジコン技術」臨時増刊号[くれない丸・あいぼり丸をモデル]の記事で掲載された事もありました。そのときの本、記念に保存しています。
その時に作ったモデルが、アルバムを整理していたら出てきました。この模型は、くれない丸・あいぼり丸をモデルにバルサを主体で作りました


上の写真は船首部分を手直してスマートにしました
右模型のバックの車が年代を感じます
ちなみに、後ろの車はマツダの2t車です

初代かとれあ丸
     内海造船所(株) 田熊工場  施工年月日 昭和44年6月15日  
          総トン数 2210t  全長83m 幅13m 深5,7m 吃水3,7m 
最大速力19,4Kt 馬力2600×2 定員 1264名

            岡田港に停泊中の本船と、東海汽船の当時のパンフレットからコピーしました年代物です
必見就航間もない、かとれあ丸の貴重な写真です。
船首のアンカー・船首・船尾の形状・ファンネルの形は、東海汽船のフアン・及び模型つくりには、良い資料になると思います。 
自分の中ではでは
40年の歳月が経過しているのに、そんな昔の感覚はなく、一昔前の事のように思い出されます
何故モノクロなのかと思いましたら、当時は、モノクロ・カラーと両方あってフイルム・現像と金のかからない安い方にしたのだと思います
サムネイルになっています、クリックして下さい

品川区大井町に住んでいた事から、東海汽船の船に興味を持ちました。
橘丸の廃船で新造された「かとれあ丸」に、竹芝桟橋から、湾岸航路の船が好きで、大島まで、友達と乗船し乗り心地最高でした
1/100のスケールで作りました
このモデルの使用材料は、船体は木を張り合わせ削り出して成形、上部構造は、0,5ミリ真鍮製です
何分にも、25年前に作った作品ですので、近日中にドック入り予定です
この一般配置図は、東海汽船の工務課まで行って、模型つくりの参考にしたいとお願いして頂いたものです。当時はまだ青写真でした
1/200のコピーしたのを公開します 大変に貴重なものだと思います。 模型作りに参考にしたい方はくだされ図面ばお送り致します


      かとれあ丸
作ってから年月が経ち、至る所が塗装が禿げたり、ひび割れしている
まずはひび割れした船体をポリパテ埋めして、ヤスリ掛けして形を整えます。
マスト、手すりなどの修理箇所はルーターで塗装をはがしハンダ付けし直します

大改装なったかとれあ丸

 
 
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東海汽船 たちばな丸  エコ紙模型
何でエコか?前に週刊タイタニックを買って、その時に部品が入っていたダンボールを、何かに使えるのではないかと、取っておき、そのダンボールと牛乳の紙パックを主体に作っているからです。   
たちばな丸の思い出
十代のときに船が好きで、金がないので安価で乗船出来、夜行日帰りで、友達と良く乗りました。よく揺れて 船酔いをする人が多く、トイレで戻す人が沢山いてトイレが・・・この船の思い出は老巧化し、きたなく、よく動いているなと、良い思い出はないんですけど、遊歩甲板のドアーから機関室が見られ、デイゼルエンジンのタペットをチッチチィと規則正しく打つ音とエンジンの油のにおいが懐かしく思い出します。そんな、橘丸ですが何故か、この年になって作ってみようと思いました。私、商船模型同好会に入会しているのですが、橘丸は、オールドフアンには、人気の船で作っている人が多く、素晴らしい出来栄えで気後れしてしまいました。気を取り直し同好会の人の作り方を参考に自分流で作っていこうと決心、、製作に取り掛かりました
      
モデルアート社発行 日本の客船NO1橘丸、その中の一般配置図を参考にして1/100の寸法まで拡大コピーして図面を作成し,
その一般配置図を基に、 世界の艦船の艦艇工学を参考にして、船体船図を作りました。
又、橘丸の模型が展示してある横浜マリンミュージアムまでいって参考にしました。
モデルは、橘丸引退直前の形を基本にしてます。
船体中央より左は船尾、右は船首に分け船体線図を作ります。
              
三分割して組み立てます
       
定規など当ててソリの出ないよう,三分割した船体を組み立てます

            
骨組みに牛乳パックの寸法を測り一枚ずつ作り根気良く張り合わせていきます
              
甲板に厚さ1ミリ幅5ミリの板を引きつめて実船らしくします
            

甲板にマホガニーのニスを塗りまし
 
バルサを成型して橘丸の流線型部分の操舵室を
   

舳先は少し丈夫にと思い0,2ミリ真鍮版で、後部手すりは1×2曲げながら紙パック上に接着

牛乳パック裏側を使い切り取った左舷の窓

切り抜いた牛乳パックを左舷船体に貼り付け
ファンネル周辺構造物

牛乳の紙パックの船体にパテ埋めして、
スクリュー・舵が付きました
(スクリュー・シャフトは小西製作所

船内構造を上からみたところ

塗装を終えた煙突、操舵室周辺
    
船体の塗装を終え、後は細かい艤装に入ります。

初めて作った船の紙模型、最初は作っていて、こんなんで大丈夫なのか?
果たして作れるのかと心配しました。素材が紙のため、手直しが簡単に出来
て、馴れてくれば工作し易く、騒音もなくて、工期も短く、いい素材です。
ようやく完成した橘丸、工期は約7ヶ月、どう見てもダンボール・紙パック主体の模型に見えないでしょう

撮った写真を、カシオのイメージングスクエアのHDRアートクラフトを使用してアートにしてみました
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さるびあ丸 東海汽船 初代さるびあ丸 紙模型
  • 造船所 内海造船(株)田熊工場
  • 昭和48・1・13
  • 総トン数 3079,39トン
  • 全長 93,00m
  • 幅14,00 m 深5,90m 
  • 最大速力 20,2kt
  • 定員 1,869名
  • 馬力 3,600PS×2
  • 特等A室/洋室4 
  • 特等B室/洋室12
  •  1等/和室12
  • 1等洋室1 
  • 2等室
  • 娯楽室・案内所・売店・食堂
 

上記の東海汽船のパンフレットの「一般配置図」を約1/100まで拡大コピーして,まず、船体線図を作ったのですが、各甲板のサイズが違い、調整するのに大変苦労しました。又、極端に資料が少なく、かとれあ丸等の資料を基に、不明朗な所は、こうではないか?と、想像で作っていきます
今回も、前に買った週間タイタニックの部品が入っていたケース
何かに使えると思い、とっておいた表面の綺麗なボール紙・ダンボールを主体に船体を作っていきます
ダンボールに船体パーツをケガキ、カッターで切り取り、並べて見ました。リブは約20枚、組み立て易いよう、センターにダンボールの厚さ2ミリ分の切込みを向後に入れてあります
船首から順に番号を付けて行き右の写真はNO11のリブです。下の2箇所の+はスクリュウ穴です。、各甲板のラインと縦に線をケガいて置き、組み立てるときに反りが出ないよう、その線を合わせながら組み立てます。
厚さ2ミリのダンボールで船体を組立
組み立てた船体を裏側から見た
骨組みに週間タイタニックのボール紙を貼りました
ボール紙と牛乳パック両方使い船体に貼りました
煙突の骨組みに、型紙を作って、厚紙を貼り付けます
操舵室部分も、同じように作りますが剃らないように注意して組み立てます
A・Bデッキ部分の船体右舷側に、型紙を窓の一部を切り抜きテープで仮止めしてみました。
ピッタンンコ、図面どうり、うまくいってます
各甲板は1.1_の航空ベニヤを使用しました
今の航空ベニヤは、昔と違い表面が
綺麗で扱いやすいです
Cデッキ後方の甲板上の付属部品を組立して塗装してから、廻りに厚紙を貼ります

船体・上部キャビンがほぼ完成、さるびあ丸の輪郭が出来ました
 後は細かい付属品の製作にかかります 
 
   膨張式救命具の製作ですが、これが又、気の遠くなるような作業で、7_の丸棒を11_の長さに切り、両端に丸みをつけ47個作ります。
一気にはとてもできなないので、他の作業の合間に少しずつ作りました。
後、糸や穴あけポンチで開けた丸部分を使ってそれらしく仕上げます
オーニングの骨組みは、7_角のパイプに、0,7_の穴を等間隔に開け、7_真鍮丸棒を使ってハンダ付けします。左右対称に、剃らないよう注意します   
  10・3・5_丸棒やリベット使い アンカーダビット・ボラード等を根気よく今回は作りました
これらの作業は、船体の製作に比べて単調で手間が掛ります
完成した時、この付属部品が模型を引き立ててくれます
Bデッキに骨組みしたオーニングに黄色の塩ビ版を載せて極細の針金で止めました
Aデッキのベンチは、厚紙で形を整え当て、カラフルに仕上げました
 
 
   操舵室が出来上がりました。塗装をして仕上げてから、最後に窓ガラスを張ります
窓ガラスは、コンビニ弁当の上蓋の透明な部分を使います。プラ板に比べて硬く傷つきにて、薄くて良いですよ
貼り付けには、5ミリ幅の両面テープを使います

 8枚の写真はサムネイルになっています。クリックして下さい
東 海 汽 船 か め り あ 丸 
   東海汽船の模型を3隻作ってきましたが、かめりあ丸は全く製作意欲が湧きませんでした
かめりあ丸の引退を知り、今まで頑張ってきたかめりあ丸が愛おしくなり、八丈島まで往復、さよなら乗船して来ました

一歩足を踏み入れた船内はとても綺麗で、28年航行したふねには見えませんでした。
東海汽船のシリーズの模型は1/100の縮尺で製作しています
   
   製作手順は、さるびあ丸とほぼ同じです。骨組みがが3ミリの合板を使用して、外板は白ボール使用して貼り付けています
   
   
   
 
オーニングは廻りを2_の角パイプを使用
 
ペラは0,5ミリ厚真鍮版を使用
かとれあ丸が引退して直ぐに作り始めてから2018年11月完成しました
2018年商船模型同好会の作品展に出展したら、気に入って一目惚れしたから譲って欲しいと言われた方がいらして、
その方に譲りました
宜しければ相談承ります。お問い合わせ先
   ページトップ  かめりあ丸へ
 神 新 汽 船 あ ぜ り あ 丸
 伊豆下田港から26年間、利島、新島、式根島、神津島を結んで航海して来ましたが、11月18日最後の航海をもって引退しました。
小粒ながらスマートな船体で好きな船でした。11月3日に竹芝から、神津島までさるびあ丸で行きました。その日は天気も良くてうねりが強く心配でしたが、神新汽船に電話で聞き、100%確実に寄港する神津島を選択しました。そこからあぜりあ丸に乗船して下田港まで出ました。
あぜりあ丸の事務長の石関さんがトシ丸と初めて知りました。船好きの気さくな事務長さんと話が出来、楽しい船旅が出来ました。
その時に撮った写真を紹介します
   あぜりあ丸竣工1988年2月17日 
  就航1988年2月26日
  総トン数 480総トン
  全長 65,7m
  深さ 4,1m
  喫水 3,3m
  航海速力14,5ノット

  
 
あぜりあ丸一般配置図
 
トシ丸さんが描いたすとれちあ丸のイラスト頂きました
   
 

 
引退するので乗船しました.コンパクトでかわいい船ですいずれ作りたい船です
 
第 28 共 勝 丸 
 
 第28共勝丸は東京〜小笠原諸島を結ぶ、おがさわら丸で運べない貨物を運ぶ縁の下の力持ち貨物船
2018年末に老朽化に伴い引退して、2019年1月から新造船になりました

この模型を作るキッカケは、会社が宮城県石巻に本社があり、操舵室の上に頑張ろう宮城の文字が書いてありました。東北大震災関連の船の模型を作ってきた事から、応援したいと思い作りました。
 
全長 65m
縮尺  1/80
   
船首部のバウバスバウは、センターリブの左右にバルサ材を張
付け、り削る出して製作
 
同じく船尾スクリュウー部もバルサを使用しました
    サフェーサーを塗りますと凹凸がよく解り、幕が出来て、その上からパテ埋めをします。成形してもう一度その上に、サフェサーを塗ります。こうする事で、ひび割れを防ぐことが出来ます
   
 
苦手な空中線は写真・動画を見ながら、それなりに張りました
 
 

キャビンはスノーマット紙を使用

デリックポスト
 形に苦労しました
サムネイルになっています 
 
 
 
 東海汽船  3代目 さるびあ丸
    現在就航中のさるびあ丸が来年6月引退するのに伴い、現在、3代目の新造船が建造中です。
来年オリンピックを開催する、ロゴマークをデザインしたデザイナーが、さるびあ丸の船体をデザインをしました
オリンピックを応援している訳ではありませんが、今までにない船体のデザインに作ってみようと思いました
現在就航中の橘丸と外観は変わりませんが、船体のカラーリングが斬新です
 製作の際、初めに一般配置図から、船体線図を作ります
線図を基にリブを作り、外反を貼っていく方法で製作しています
 
   4_のリブに、1_の航空ベニヤを貼っていきますリブに
船体作りは、ブロックから削り出して作る人がほとんどです。
帆船模型同様、骨組みを組んで作る人は少ないですね
 
   
   今回はLEDを点灯させました
 イラストをコピーしてワードで、模型の大きさに製作した船体カラーリング  
  試験的に普通紙に印刷して、船体に張ってみました
調節しながら、ラベル用紙に印刷して船体に張ります 
製作中お待ちください

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