船の模型          
     ヘリ搭載 巡視船    や し ま
ヘリコプター2機搭載型巡視船”やしま”の概要
NKK鶴見製作所建造(第1040番船)
起工 昭和62−8−3      進水 昭和63−1−20   竣工 昭和63−12−1
全長  130、00m   型幅 15,50m    排水量4,900t  総トン数5,300T
配属  横浜海上保安庁   


巡視船の白い船体が好きで興味がありました
当時、毎月購読していた「船の科学1989年3月号」に掲載されていた巡視船やしまの記事を見て自分の作りたい船はこれだと決めました

 
この一般配置図を参考にして、模型実寸まで拡大コピーしました
拡大コピーした一般配置図を「世界の艦船」艦艇工学を参考にして、船体線図を方眼紙に作成しました。
ここまでの作業に約1カ月かかりました

苦労して完成したやしまの図面を廃棄したことを、今になって後悔しています


何分にも制作にあたり資料が無いので、カメラ片手に横浜大桟橋に行きました、運よく巡視船やしまが停泊していました。
当時はまだ、今みたいに基地が無く、大桟橋に停泊してました
乗組員の方に、模型作りの参考にしたいので乗船して写真を撮らせて下さいとお願いしましたら、快く許可を得て写真を細部まで撮ることができました
当時のカメラは、12・24・36枚撮りネガフイルムで、フイルムが無くなってしまったら、乗り組員の人がフイルムを提供してくれました
いい時代だったな・・・・・今では考えられない?
雑誌「世界の艦船」・海上保安庁のカレンダーも参考にしました
真鍮板へのケガキ、カット、はんだ付け、形成、塗装の順序で手作りです。
又、船が大きいため船体を4分割して作り、12年の歳月をかけて途中 挫折してあきらめたときもありますが、ようやく完成しました。


            
全長148センチ・オール真鍮製  
使用真鍮の厚さ0,5・0,3ミリ 最初は、ラジコンで走らせたかったのですが艦橋部が0,5ミリで作ったため重くバランスが悪くなってしまいました。船体の中にハッポースチロールを入れたりして浮力を出したのですが、ラジコンの知識もないためあきらめました。
先日、横浜港に行ったとき桟橋に「やしま」が停泊していたので、この船を良く作ったな〜と、感無量になりました。

クりックしてください

左・組み立て前の1枚・ クりックしてください

クりックしてください

昔のアルバムを整理していたら、「やしま」の塗装する前の写真が出てきました
自分でも、写真を撮ったのを忘れていました。写真が出てきた時には感激、早速プリンターからスキャンして写真を取り込みました
この写真は、ネガフイルムの写真です
模型の船体構造がよくわかると思います




    豪華客船   タイタニック
 創刊号の最初の値段に魅かれて「週間タイタニック」を買いました。途中でやめるわけにいかず1号〜100号までを買いました
2周分ずつ送ってきて、中にある払込用紙で払いま

結構金額も行くのが実感です。
本と一緒にキットが来るのですが、私は船のキットだけでいいですね
1号〜100号まで、まとめていっぺんに作りました
作り始めると結構本格的で、船体の制作など自分の作り方と良く似ていて作り易かったです
細部はエッチングパーツなどで精巧にできています。
よく考えて、あの小さな本の中に、パーツが入っているなとおもいました
釜石市 観 光 船 は ま ゆ り  模型
この度の大震災、謹んで心よりお見舞いお見舞い申し上げます
今回の、大津波で釜石市の観光船はまゆりが、民宿の屋上に打ち上げられ、テレビ・新聞等で報道された映像は、余りにもショッキングなものでした。

この船はモニュメントとして保存か撤去かで賛否両論があったみたいですが、結局不安定で危険な為クレーンで吊り下ろされ解体されました
現在では民宿も解体されて、更地になりました
私が入会している「商船模型同好会」の会員の方から、塩釜市に「はまゆり」の模型を作り、寄贈しませんかと言う話が来ました。
その会員の方から船体線図・一般配置図等の資料が届きましたので、私は1/50の縮尺で、又同好会の方7人が全体模型・洋上模型を、それぞれの縮尺で製作しました

私は、はまゆりの模型だけでは、単に船の模型でしかないと思いまして、民宿もはまゆりと同じ縮尺で作り、民宿の屋上にはまゆりを載せることで、大津波の脅威を模型にして残そうと思いました
製作途中で、こんな高い所に乗り上げたものだと、改めて津波の恐ろしさを痛感させられました
双同船の模型作りは初めで、最初にどのように船体を作るか悩みました
2隻同時に作っているように錯覚します
船体の骨組みに牛乳パックを張り合わせていきます
スケグは、骨組みの4_厚さの両側に2ミリ厚の板を張り合わせます
はまゆり 骨組みの船体に紙を張り合わせて完成した船体に、客室部分は、紙に2_の角棒を補強して形を整えて組み立てます
操舵室の屋根と前のR部分は、木を使用しました..船体上の構造部分が完成
甲板の黄緑部分は、東急ハンズで裏がのり付きの用紙を買い、張り付けて手間を省きました。手塗りで塗装するより綺麗に仕上がりました
実船の甲板の色は、濃いグリーンですが、明るい色の甲板に仕上げました
船体に、上部を仮り組みしました。後は、手すりを作り、付属品を取り付けるまでになりまし
先に会員の方の完成したはまゆりを参考にして細部を作りました
はまゆりと同じ1/20の縮尺で民宿も作りました
瓦礫は、模型つくりで出たはしきれや、アルミホイル・卵のパックを使い、台に両面テープ張り、その上に敷き詰めました

   
台の寸法 750×450
完成した観光船はまゆり

イルミネーションを施しました

2隻目の観光船 は  ま  ゆ  り 
釜石市に寄贈した時 被災した民宿の上に載せて寄贈しようと思いましたが、釜石市からはまゆりだけで良いと言われて、民宿が残ってしましました。津波で流された大槌町で、解体されたはまゆりを再現して、震災遺構にしようとする事を知り、一足先に模型で再現しようと、2隻目を作りました。民宿のがれき部分を縮小し、明るい感じにして、遺構公園風にして、大槌町に寄贈しました
 
12月5日 
大槌町総合政策部

部長兼総合政策課長

内城 仁 様

 観光船 はまゆりの模型大槌町で勧めている、はまゆりの復元をイメージして遺構公園風に民宿の周りを直しました

 
   
   

巨大津波で被災した大槌小学校を改築して使用している大槌町役場、玄関入口には開校記念碑が建てられていました。明治6年開校、大震災の大津波で幕を閉じました津波で不幸にも大量の犠牲者が出て、現在でも120名程が地方からの応援で役場の機能を維持している。消防署・警察署も隣の仮のプレハブで凌いでいて、酷い惨状に目を覆います.
1日も早い復興を心より願います

宮古 浄土ヶ浜 観光船  第16陸中丸

この船は、岩手県北バスが、宮古港から運航する美しい三陸海岸を巡る、浄土ヶ浜遊覧船です
20011年3月11日の東北大震災の大津波の際、貸切運航を終えエンジンを切ったとこ、坂本船長の判断で津波の引き波使って機関士ら3人で沖に出て難を逃れました
後1分遅かったら深度不足で沖に出られなかった7そうです
約42時間、沖合いで待機していたそうです。その間3人の乗員は海上自衛隊の船から水・食料の配給を受けました。
浮遊物や沈んでいる瓦礫を避けながらの帰港に2時間かかったそうです

船長さんのエピソード・人柄など、
8月19日 みのもんた朝ズバで放映、42時間沖に避難してカモメのえさを食べていました
坂本船長の的確な判断が、第16陸中丸の7月16日、運航再開に漕ぎ着けたと思います

このニュースを見て、感動して造ってみようと思いました

運行再開を謹んでお慶び申し上げます
    
定員 平水区域423名 沿海区域400名
   総トン数  109t
 ■全長 29.01m
■幅長 6.30m
■深さ2.53m
■主機の種類高速ディーゼル機関360ps×2基
■最大巡航速度13.7ノット
■造船所 東京;墨田川造船株式会社


一般配置図を1/50まで拡大コピーして図面の上に仮組みした船体を
載せてみました


今回は4ミリ厚の合板板を使用した船体を仮組みしました
、これから調整します


骨組みに今回は1,1ミリの航空ベニヤ使用して貼り付けました
航空ベニヤは曲げるのが容易で扱いやすく綺麗に仕上がります

貼り付けに当たり、蒸気を当てて航空ベニヤ柔らかくして骨組みに合わせてから瞬間接着剤します

どこもパテで穴埋めする事無く、船体にサフェーサーを塗り仕上げました

2_角と0,7_真鍮棒を使い、手すりとオーニングの骨組みを一帯して作りました


       
 
 
2012年秋、商船模型同好会の作品展出品の後、 みやこ浄土ヶ浜遊覧船に写真を添付して寄贈のメールをしましたら、快諾して頂きアクリルケースに納めて寄贈させていただきました
大変喜んで戴き、会社の公式ホームページにアップしてくれました   http://jodo-yuransen.jp/
みやこ浄土ヶ浜遊覧船「
検索」で私が寄贈した遊覧船の模型を見てください
  
 岩手県北バス、浄土ヶ浜 観光船乗り場の事務所で、2年前に寄贈した第16陸中丸の模型を囲んで

   平成23年10月訪れた時は台風の余波のうねりで波が高く、運休して乗る事が出来なかったので、今回、寄り道をして乗船して来ました。パン欲しさにうみねこと目が合う程、間近に飛んできて、投げたパンをキャッチしてました


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