「矯正治療は緊急性がない」と言われることがあります。
  「矯正治療」と言うよりは「不正咬合の治療」と言い換えた方がより解りやすいかと思います。
  虫歯のように痛みは無いし、一応食事は摂れるのだから、あわてて治療するまでもない、というのです。 
  しかし、ほんとうにそうでしょうか?

  新患相談や診断の時に「なんでもっと早く来なかったの!」と言いそうになることが、どれほど
  あることか。
  もっと早く来てくれていたら、「簡単な治療で済むのに」「抜歯しなくても済むのに」「もっときれいに
  仕上がるのに」「ゆとりを持って治療ができるのに」等々。
  総じて、患者さんや患者の親御さんが考えているより、早め早めに御来院されて、ちょうどよい、
  と思います。
  成長期にあるお子さんの矯正治療は、ある意味、時間との競争ですから。

  大学生諸君。
  卒業までに2年を切っているのに卒業までに治療を終わらせてくれと言われても、それは難しい。
  卒業後も通院してもらわなくてはならないが、社会人は君達が想像している以上に忙しい。
  新入社員は休日出勤は日常茶飯だし、有給休暇の取得もままならないのが現実。
  矯正治療を考えている方は、大学受験が終わったらすぐ、遅くとも夏休みまでには来院をお勧め
  します。
  大学4年間なんて、あっという間ですよ。

  矯正治療は、「思い立ったが吉日」です!
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