治療をしていて不思議に思うことがあります。
それは、歯ブラシをきちんとかけている患者さんは治療がスムーズだということです。
あらゆる歯科治療の基本は歯ブラシ、ということなのでしょう。
治療中は矯正装置やワイヤーがじゃまになって歯ブラシが難しくなります。
よほど気を引き締めて歯ブラシに取り組んでいただかないといけません。
私は、歯ブラシが満足にできない人には矯正治療をするべきではない、と考えています。
矯正治療をしたせいで、虫歯だらけになってしまったのでは、元も子もないからです。
おまけに、必ずといっていいほど治療はうまくいきません。
第一期治療中の小学生(特に2〜4年生)が、ひとりで歯ブラシをきちんとかけるのは無理なようです。
そこで、矯正装置のチェックを兼ねて、保護者のかたに毎晩の磨き上げをお願いしています。
矯正装置がはずれる日を笑顔で迎えたいものです。
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