治療が終わり矯正装置がはずれると、きれいになった歯並びを維持、安定させるために
保定装置という器械を使います。
保定装置には、歯に固定してしまうものと、自分で着脱するものとがあります。
治療がやっと終わり、矯正装置がはずれたときほど、うれしいことはないでしょう。
もう、器械を使うなんてまっぴら、という気持ちも理解できます。
でも、歯は治療前の状態をいつまでも覚えています。
ほおって置けば、あっという間に歯はがたがたになってしまいます。
特に装置が取れた直後は後戻りが激しく、半日保定装置をさぼると、もう、入らない程です。
時間がたつほど歯は安定してきますが、それでも、1〜2日フリーでいれば、歯はあばれだします。
歯がうごいてしまうと、保定装置を入れると痛い、痛いからやらない、やらないからさらに歯が
うごく・・・・・・
ちょっとの油断が悪循環を招き、それまでの苦労を水の泡にしてしまうのです。
保定開始時は一日あたり最低20時間、保定装置を使用していただきます。
2ヶ月目からは、多少安定してきますから、睡眠時間を中心に一日あたり最低8時間の使用、
となります。
いつまでもきれいでいたい、と思うならそれなりの努力は必要です。
寝る少し前に装着して朝起きたらはずす。
そんなに大変なことでしょうか?
少なくとも、女性のスキンケアやお化粧よりは楽なように思えるのですが・・・・・・・。
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