「病気を治すのは患者であり、医師はその手助けをするにすぎない。」
    といった言葉をお聞きになったことがあるかと思います。
    病気を治そう、治ろう、という患者さんの強い意志が大切ということです。

    このことは、歯科矯正治療にもあてはまります。
    私は矯正治療中に行う仕事のうち、医師ができるのは半分から6割位。
    残りは患者さんにしてもらわなくてはならないと考えています。
    (悪習癖を直すトレーニング、歯磨き、顎間ゴム等)

    「的確な医師の処置」と「患者さんの協力」は、「車の両輪」にたとえることができます。
    したがって、大切なことは、患者さん本人の「前向きな気持ち」「やる気」です。
    親に言われていやいや治療を始めたり、通院さえしていればそのうち治るだろう、
    といった軽い気持ちでは、治療は長びく上に満足な結果には至りません。
    (ただし、第一期治療の小学生は例外です。)
  
    治療が始まったら、できるだけ早く、成功裏 に終了して欲しいと願うのはだれでも同じです。
    そのためには、どうしても「患者さんの協力」が必要なのです。
    矯正治療の主役はあなた自身です!
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