予防歯科の重要性が叫ばれて久しいものがあります。
 虫歯や歯周病になってから歯科医院に行くのではなく、
 虫歯や歯周病にしないことが大切であるという考えです。

 虫歯や歯周病にしないためには
  1.バランスの取れた食事を規則正しくとる食生活
  2.禁煙や適度の飲酒
  3.口腔衛生環境の整備
  4.十分な睡眠とストレスの上手な処理
 などの生活習慣が大切になります。

 矯正治療は3の「口腔衛生環境の整備」に寄与することができる
 と思います。
 デコボコ、ガタガタの歯並びより、きれいな歯並びの方が
 歯ブラシも簡単でしかもよく磨くことができるということは
 説明するまでもないと思います。
 また、矯正治療をした患者さんは、押しなべて自分の歯に対する
 意識が高くなるという特徴があります。
 そのことが相乗効果を生むのだと思います。

 最近、全く関係ないと考えられていた、歯周病と全身疾患との
 因果関係が少しずつ解明されてきています。
 特定の全身疾患の予防のために矯正治療が奨励される時代が
 来るかもしれません。

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