TOPペ−ジに戻る

遍路先頭ペ−ジに戻る

皆さんからのメ−ルを掲載します。
名前は伏せます。


私は毎日新聞を購読しています。
今朝の新聞に小林洋子さんと言うコラムニストの人が
書いている記事を読んで小林さんは「お接待」と「ご接待」の違いを書かれていました。
小林さんは区切りで歩き遍路をされています。

藤原さんの遍路日では「ご接待」という言葉を使われていましたよね。
私は自分では「お接待」と言うので藤原さんは「ご接待」と言う言い方をされるのだなあ・・・と思いました。

新聞の記事です。
四国には「お接待」という美しい風習がある。
お遍路さんに地元の人たちが飲み物や食べ物、さい銭、小物等を提供してくれる。
(中略)
休日あけに職場の若者にその話をすると
「おー酒池肉林ですか。で、何の要望付きのご接待で?」
ああ、心貧しき都会の若者よ。
何のためとか、見返りとか、キミらは「戦略」と称してすぐにそういう事を言いたがるが、
世の中無償の行為もあるのだよ。「お接待」と「ご接待」とは違うのだ。
四国へ行け!心を洗って出直してこい!
と言うコラムを書かれていました。

私はただ、言い方が違うだけと思っていたのですが、小林さんのコラムを読んで、
そうなのかな?って思ったので、さしでがましいですが、メールさせて頂きました。

最近空気が冷たくなってきました。
お体に気をつけて下さい。



いつもありがとうございます。
「お接待」と「ご接待」。なるほど! よく判りました。
いろいろと勉強になります。


日本語って難しいですね。
私も以後、気をつけようと思います。

昨日初の蒸しをしました。
いよいよ・・という感じです☆

今日も良い一日でありますように・・☆


お便り有難うございます・・内容拝見しました

感想です
言葉や文章の表現はとても大事なことと思いますが・・
私も全く気がつきませんでしたが・・・しかし表現の間違いはともかく
何より「心」がこもっているかどうかでは無いでしょうか
コラムにある職場のやりとりは、この方も含めて(当然トップも・・)この会社
の人間関係(思いやりの心)がやや不足しているからでは無いのでしょうか
生意気な事を言って申し訳ありませんが正直な気持ち、何かが足りない様に思いました

四国に行けば誰でも心が豊かになるとは限りません・・・
お接待(ご接待も含めて)をする人もされる人も相手を思いやる
心(気持ち)があるどうかで全く違った結果になる事が多いのでは無いのでしょうか・・・

藤原さん・・この件は貴方とってそんなに気になさる事ではないと思います
       四国で知合ってから僅かの間ですがお人柄は判っているつもりですし
       また貴方の会社の事や友好関係、ご家族の事もメールのやりとりやHPでおおよそ想像がつきます
       
私にとって四国遍路の初体験は素晴らしいものでした
でも、これは他人に押し付けるものではありません・・・
四国では若い遍路の方ともお会いしてお話しましたが
どなたも気持ちのよい若者達でした

ではまた・・お元気で


拝復
小生等は「お接待」と表現します。「ご・・」はやはり営業の臭いがします。
言葉の進化と言うか分化と言うか変様はそれなりにもの書きは注意しなければならないのでしょう。
ヘンロとヘンドは明かに使い分けがあったようですが、それでも混用して(されて)
曖昧な場面もあったようです。


寒くなってきました。
ご自愛を祈ります。今日は又良いお話を聞かせて頂き有難うございました。
何気なく使う言葉にも心配りが必要なのですね。
勉強になりました。感謝!  愛

確かに!私も四国人間ですから、子供のころから「お接待」のハシゴをしていました。
何度も長い石段を登っては並んで駄菓子を戴くのです
数名の子供ですから、先方は百も承知で・・・・それでも「ご苦労様」と言って紙に包んでくれました。
唯一のおやつのお下げ渡しの場所でした。
小林さんの言われるご接待とお接待の違いは理解出来ます
ご接待は、今日的には、やはり戦術として用いられる言葉の感じですね
何らかの目的を腹に忍ばせて、ご招待する感じが読み取れます。
といっても、「お接待」その物の言葉が既に死語化している時代かも知れません。
それだけ受け取り手の懐が狭くなったということですが。
「お接待」はする側、ご接待」は受ける側という感じを語感から
私は感じるのですが、「お」と「御」の読み替えが出来なくなっているのでしょうか。
本文から推察するという、日本人の美意識が希薄になってきたのか
メディアと言う一方通行の弊害なのか、目から頭に短絡的に繋がって行く時代なのでしょう。
使用した人が、どんな気持で用いたかをくみ取る事を推測して
「御接待」を「おせったい」と読めない寂しさ。
本来これは「ごせったい」ではありません、あくまで「おせったい」なのです
でも、「御招待」と書いて「お招待」とは読みません、これこそが日本人の美意識だと思っています。
私たちの年代は耳から入ってきたものや目から入ってきたものを
一旦心を通して読み替える習慣がありますが・・・・
御を お と読めない所にその人なりの人生経験や人となり、
懐の深さなど、昔の日本人なら誰でも等しく受けていた英知であり、思いやれる温もりの部分なのですが・・・・
御接待と聞くと、へりくだった手モミの商人姿が連想される感じの時代なのかも知れません。
お接待は本当に美しい言葉であり行為であり、宗教心や信心の深いところから生まれた行為ですから・・・・
言葉は風化して行きます。
それが新しいと勘違いしているメディアを操作しているのもまたこれらの年代ですから。
美しい言葉や、行為を伝える行動も必要な未来への継承するべき遺産だと思います。


ありがとうございました。初めて「お接待」という言葉を知りました。そう考えると・・・
ご接待というのは→丁寧語で「お接待」というのは→「お」という尊敬を含めた独立した言葉のようにも思えますね。
大変勉強になりました。


ご 【御】
(名)
〔「御前」の略か〕婦人の敬称。
「伊勢の―もかくこそありけめ/源氏(総角)」
(接頭)
(1)主として漢語の名詞などに付いて、尊敬の意を表す。
「―意見を尊重します」「―両親」「―家庭のみなさま」「―本」「―殿」
(2)動作を表す漢語に付く。
 
(ア)人の行為に対する尊敬の意を表す。
「―成人のあかつきには」「―帰国なさる」「―説明くださる」
 
(イ)行為の及ぶ他人を敬って、自分の行為をへりくだっていう。
「―案内申しあげる」「―招待いたします」「―紹介する」
 
(3)漢語の名詞に付いて、丁寧・上品にいう。
「―飯」「―詠歌」「―馳走」
 

→お(御)
 
(接尾)
 
人物を表す名詞に付いて、尊敬の意を添える。
「伯父―」「てて―」「めい―さま」
--------------------------------------------------------------------
お 【▽御】
(接頭)
 
〔「おおみ(大御)」が「おおむ(おおん)」「おん」を経て「お」と転じてできた語〕
 
(1)名詞に付く。
 
(ア)相手や第三者に対する敬意とともに、相手のもの、相手に関するものであることを表す。
「あの方の―帽子」「―子様」
 
(イ)丁寧の意を表す。上品に表現しようとする気持ちをこめても用いる。
「―茶」「―しるこ」「―値段」
 
(2)(「阿」「於」とも書く)女性の名前に付けて、親愛感を添える。
「―菊」「―富さん」
 
(3)動詞の連用形・名詞に付く。
 
(ア)「なさる」「になる」「遊ばす」「くださる」「いただく」「だ」などの語を伴い、その動作の主に対する敬意を表す。
「―いでなさる」「―世話になる」「―読みあそばす」「―書きくださる」「―越しいただく」「社長が―呼びだ」
 
(イ)和らげた命令表現をつくる。目上には使わない。
「―黙り」「そう―し」「早く―はいり」
 
(ウ)「する」「いたす」などの語を伴って、自分の側の動作について、動作の及ぶ相手に対する敬意を表す。
「かばんを―持ちいたしましょう」「御注文の品を―届けに上がりました」「先生を―呼びする」
 
(4)形容詞・形容動詞に付く。
 
(ア)丁寧・上品に表現する。
「―暑うございます」
 
(イ)相手や第三者に対する敬意を表す。
「さぞ―さびしいことでしたでしょう」「―きれいでいらっしゃる」
 
(5)(ア)(尊敬の表現を裏返しにして)皮肉やからかいの気持ちを表す。
「―高くとまっている」「とんだ―荷物をかかえこんだ」「―えら方」
 
(イ)謙遜・卑下の気持ちを表す。
「―恥ずかしゅうございます」「―粗末でした」

 

掲示板です
ご意見やメッセ−ジを入れて下さい