初日






朝の6時頃出発。行きは常磐自動車道、帰りは東北自動車道というプラン。
さすがにGW中とあって、日立あたりまでは断続的に軽い渋滞あり。
いわきを越えたあたりから基本片側1車線、時折追い抜きのため2車線というパターンになる。

常磐道を使ったのは、できれば福一近辺の状況を見たいからだったが、
結果的に福一は見えず。ただ線量計は各所に設置されていて0.1−2.1mSv/hあたりを示していた。
聞き覚えのある楢葉、富岡、浪江、南相馬を走り抜けるだけで結構時間がかかり、
いかに広範囲に放射性物質が飛散したかが実感できた。

南相馬のSAで休憩したあと、宿のある名取中央まで。
まだ時間は早かったため、仙台近辺の被災地をまわることにする。

まずは石巻を目指したが、地図上での距離感よりずっと遠いという印象を受ける。
とりあえず先の女川まで行くことにするが、もう少し進めば大川小だった。失敗。

細い下道をしばらく行くと女川。坂さんによる駅舎や新しい庁舎、商業施設とお金はあるという印象。
特に港から続くショッピングモールはセンスが良く、賑わっていて成功している様子。
ただ、住居の新築は高台限定のようで、こちらはまだこれからといった感じ。




道を戻って石巻へ。ここは街の規模が大きく、どこを見るべきか迷うがとりあえず河口を目指す。
と、石ノ森萬画館を発見したので、その近辺を見学。

川沿いの近隣に工場があるのだが、かなり高い位置にあるシャッターケースがひしゃげていて、
津波の威力を物語っていた。萬画館は大きなダメージは受けなかった模様。
混雑していたため入場はしなかったが、受付嬢が009のコスチュームだったのが印象的。



川を挟んで木造のいしのまき元気いちば。どこも人が多く賑わっており、やはり成功している印象。
河川敷は嵩上げ工事が施されている。



高速で名取まで戻って宿にチェックイン。コンテナを並べたような一風変わった外観のホテル。
立地はまるでアメリカのロードサイドで、夕食を取ろうにもジャンクなチェーン店しかない始末。
仕方なく、回転寿司のくら寿司に入ってみるが、まあ美味しくない。東京より不味いのでは?
失意のうちに就寝。





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