Zaskarフレーム補修




2週間前にトレイルで派手に落車しました。
良くは憶えてないのですが、勾配が急になったところで前輪が根っこに引っかかったかで、
ハンドルがとられ、身体が前方に投げ出されて危うく頭を打つところだった。

怪我がないのを確認して立ち上がり、自転車を起こしてみるとハンドルが明後日の方向に向いてる。
で、これが戻らない。右のシフトレバーがフレームに当たっていて、逆にどうやったらこうなるのかという状態。

とりあえず工具でシフターを緩めてもとに戻し、その場ではフレームに異常は見つけられませんでしたが、
帰宅して再度確認してみると、フレームのトップチューブの左右の角に数本のクラックが入っている。
コインで弾いてみると、どうも傷はカーボン本体にまで達している様子。


買ってまだ5ヶ月だったので、とりあえずフレーム生涯保証を謳っているGTにワランティが効くかメール。
イギリスの方に言ってくれとメールが来たのでそちらにもコンタクトすると、
今度はまず販売店に言ってくれとのこと。たらい回し。

購入したWiggleにメールするも、こちらは返信が来ない。
しびれを切らして、AmazonでFRP補修キットを購入しました。
コニシのボンドFRP補修用という製品で、2液のエポキシ樹脂とガラスクロスがセットになっている。

まずは補修範囲をマスキングしてからヤスリで塗装を落とし、カーボンを露出させます。
傷の部分に接着剤を塗布してから、カットしておいたガラスクロスを被せ、
エポキシ樹脂を混合させてから、ヘラでガラスクロスに塗り込んでいく。


ガラスクロスはほつれやすく、表面が折れているところでうまく巻き付いてくれない。
そこでガラスクロス3枚目は左右に切り分けて、コーナーの上から被せるように施工しました。


塗布後4時間くらい経つと表面は固まり、全体はまだやわらかい状態なので、
ここでマスキングテープを剥がし、樹脂とガラスクロスをあわせてカットしていきます。

塗布後1日経つと完全に固まるので、ヤスリで全体を削って整えていきます。
これで厚さ1mmほどになった。
あとは仕上げで、いろんな素材を当ててみるのですが、なかなか難しい。


結局、手元にあったFunrideのシールを貼りました。
大きさは35×55mm程度。まあそんなには目立たないのではないかな。


補修箇所はMTBだと圧縮応力がかかるところで、傷が広がらなければ成功です。
大丈夫かはしばらく様子見ですね。

(2017.9.27)




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