マウンテンバイクスルーアクスル導入




MTB購入して5年、フロントフォークに亀裂発生。ブリッジの根元付近に縦に2センチ強。
塗装のクラックなら問題ないのですが。この裏面には傷は見えない。
クイックリリースだと亀裂が入りやすいそうですが、ほとんどの場合、横方向に走っている。

前輪を外していろんな方向に荷重をかけてみるも、びくともしない。どう曲げても傷は開かず、
どうやら亀裂は表面上のものなようです。しかしどうやって傷つけたのは不明なまま。

ただこの間いろいろ調べていって、前輪のスルーアクスルに惹かれました。
ホイールは既に現行のラインナップから外れているので、15ミリのアクスルをとりあえず確保。

フォークは以前検討したSRサンツアーのEpiconあたりが候補になる。
ホイールは15mmスルーアクスル対応なので、そちらに変更すると強度の確保もできる。
価格は送料込みで2万5千円。シャフトの交換を含めると約3万円。

が、意外と15ミリ対応というのがない。さらにオーバーサイズのコラム、
26インチ用、100ミリストローク、ブラックというのも選択肢を狭めている。

唯一eBayで発見したものは画像とデータが食い違っている。質疑を上げると
画像のほうが正解なようで、それならば問題ないのですが、いくら待ってもデータは更新されない。
在庫が少ないので変更される前にポチってしまいました。

オーストラリアの通販業者、cycling dealからフロントフォークが届きました。
ものはSRサンツアーのエピコンXC2014。12月2日にポチって7日に届きました。爆速。
今回は取り付け作業等は基本的に自分でやることに。

・フォークコラムカット:カーボンフォークは2回ほど切っていますが、金属は初めて。
金のこにチェーンルブを吹き付けてみると、粉塵が舞うことなく意外とあっさり切れる。
が、切り口は斜めに。ヤスリでなんとか水平断面まで修正する。

・スターファングルナット挿入:これが一番やっかいだった。ドライバーの先端に保護で
ガムテープを巻き、さらにその上にデッキ材サンプルを挟んでハンマーで叩くも
一向に入っていかない。1枚目は結局斜めに入ってしまったが修正は効いた。
2枚目も斜めに入ったのでマイナスドライバーで微調整。また上述のドライバーの先端が
ネジ山を潰してしまっていたのでこれも修正しているうちにナットは奥まで入り込んでしまった。

・フォーク下玉押し挿入:ちょうど内径が30mmのガムテープをコラムに挿入し、
シートピラーで上からガンガン叩くも一向に入っていかない。仕方なしにマイナスドライバーで
外周を少しずつ挿入していくことに。玉押しに若干傷がついたが仕方ない。

・リモートロックアウト取り付け:フォークには何も説明書きがなかったので、戸惑いました。
だいたいアウターケーブルからして付属してこない。昔のカンパのシフトアウターを流用。
ワイヤーの取付方法がわかるまで時間がかかった。

写真がMTBのホイールのコンバージョンキットです。上半分はが9mmクイックリリース
下半分が15mmスルーアクスル。下から2番めのものを今回別途購入しましたが、
キャップと合わせて7300円もしました。なんでもないプラスチックの筒ですが。

作業としてはまず上から2番めのもののキャップをアーレンキーで外すところから
始まりますがこれが固くて、壊してしまうんではないかと思うくらい。

それが済んでしまえばあとは2番めのシャフトを3番めのシャフトに変えるだけ。
専用工具も必要ありません。

さてその効果ですが、近くを走ってみた感想で言えば、まずフロントが軽くなった。
そしてこれは驚いたのですが、両輪を浮かせて着地した時のビビリ音がなくなりました。
てっきり後ギアあたりからの音だとばかり思っていましたが。

通して剛性が上がったのを確実に感じました。これまで車輪は別物という意識でしたが
今回の変更で、少なくとも車軸は一体だと感じるようになりました。



コンバージョンキット


(15/12/08 h.taki)




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