6日目






ウィーンへの移動日ですが飛行機が14:55発と遅かったので、朝方旧市街に足を運びました。
9時からボートが営業していると書いてあったのですが、行ってみると10時から。
その空いた時間でフランシスコ会修道院に入りました。しかし入れるのは1階の中庭周りのみ。
結局また旧港に戻ってベンチでボートの営業を待ちました。



乗ったのはグラスボートというもの。船の中央の底がガラスで出来ていて海底が見える
仕組みですが、結局小魚以外を見ることはありませんでした。ボートは1周50分。
ロクムル島の近くまで行って帰ってきます。ガイドは一切なし。うーん期待はずれ。



ホテルにいったん戻ってから荷物を持ち、チェックアウトしてから路線バスを拾います。
今度は順調に空港バス乗り場であるロープウェイ発着場にたどり着きましたがまた一難。

時間に来た空港バスの乗務員がこのチケットは違う会社のバスだから乗せられないという。
しかしそのバスはいつ来るかわかったもんじゃなく、既にスケジュールは押している。
周囲も似たような状況だったらしく、無理やりその会社のバスに乗せてもらいました。
スーツケースはもう本当に最後の最後にようやく積めました。ホッ。

空港で出国手続きを済ませたあとは、ジュースと地元のクロワッサンでひと息。
ウィーンへはクロアチア航空の飛行機でしたが、明らかに今までと乗務員の対応が違う。
恐らく彼らはオーストリア人。サービスには笑顔がありジュースもお菓子ももらえました。
ここで初めてクロアチアというのは田舎だったのだなと実感した次第。

1時間半ほどでウィーン着。センスのいい空港ビル。荷物もあっという間に出てきました。
なんというかスピード感がぜんぜん違う。そして大勢の人が互いに無関心かのように行き交う。
ウィーンは都会で、ぼくらは戻ってきたのだ。しかし意外だったのはその寒さ。
小雨がぱらついていて、半袖だと寒い。こんなに変わるものなのか。



カールスプラッツの駅を降りて少し迷ったあとたどり着いたホテルがトリエステ。
いわゆるデザインホテルですがそこそこの広さがあり、中庭に面した窓からの光も十分ある。
フロントの対応は1聞けば10答える感じ。さすがです。

さて夕食がまだでした。ガイドブックに7,8月は市庁舎前でフィルムコンサート・フェスティバル
が開かれているとあり、ホテルのフロントに聞くと雨の今日も開催されているとのこと。
それに付随する屋台を目当てに行ってみることにしました。

トラムに乗ればすぐなのですが、行けどもチケット券売機が見当たらない。
実は車内でコインでなら購入可能だったのですが着いたばかりで知るわけもなく、
結局、小雨降るなか傘をさして市庁舎まで歩いてしまいました。

が、屋台は賑わっていましたが、フィルムコンサート自体はやってませんでした。
出鼻をくじかれた形になり屋台に入る気もなくなり、連れ合いの提案で近くのカフェに行くことに。



それがツェントラルでした。2層吹き抜けの列柱のある空間はまるで教会のようで、
そのなかにテーブルがところ狭しと並べられている。夕食時とあってか入り口には行列が。
圧倒されながらも少し待ってから席に通されます。ウィーン風カツレツのヴィーナーシュニッツェル
とサラダをオーダーしましたが、これは残念ながらザグレブのレストランよりは劣る。



しかしデザートで注文した、20分で焼きあげるという巨大パンケーキ、カイザーシュマレンは
美味しかった。ケーキのふんわりした部分と焦げたカリカリ感が絶妙。アプリコットジャム付き。
これとその名の通り地元発のウィンナーコーヒー(メランジェ)でお腹いっぱいになりました。
チップの制度に戸惑いながらチェックアウト。店によってはチップは幾ら?と聞いてきたりします。

ホテルへの帰りはやはり徒歩で。ロースハウスは横を通り過ぎながら気づきませんでした。





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