6日目






最終日は世界遺産であるブルーマウンテンの散策です。すべて回るのはとても時間が足りないので要所のみ。
朝食をとらないのでフロントに荷物を預けて6時半に早々とチェックアウトします。

まずは宿から歩いて10分ほどのところにある、谷を一望できるエコーポイントへ。
晴れ渡った空の下、深緑のグランドキャニオンとでも呼べる広大な景色が広がっています。


ここからジャイアントステアウェイ方面に下り、スリーシスターズまでを往復。
崖の下まで延々続く階段を途中で折り返すのですが、勾配がきつくていきなり身体が悲鳴をあげます。


エコーポイントまで戻ったら今度はシーニックワールドの駅までトレイルを歩きます。
程よいアップダウンがあり、随所で景色が広がります。

カトゥーンバ・フォールズの源流を越えると滝の中央まで下る路が分岐しますが、
かなり下るようなのでここははしょって駅へのショートカットを選びます。


駅に着いたのは8:20ころ。乗り物は9時が始発なので並んで待っていると8時半に開館しました。
その際、スタッフによる拍手のお出迎えあり。日本のデパートのお辞儀のようなものですが、さすが西欧系。
なんとなくそのノリで乗り放題のパスを35ドルで購入。9時まで土産物を見て回ります。

まずはトロッコ列車で崖下まで。速度は遅いですがその角度は遊園地の絶叫マシン並み。
あっという間に谷底まで降りると、まずは先程の滝の麓まで往復。水量が少なかったのが残念。


次に森のなかのボードウォークをいちばん外回りで一周。それでも9:40頃には歩き終わっていました。
鳥の他の動物には全く会えなかったのが残念。ケーブルウェイで駅まで戻ります。


食事をとりたかったのですがカフェでは甘い食べ物しかないのでパス。ロープウェイでさらに戻ります。
ここまでくれば宿はすぐそこ、急坂を登り切ったところにありました。やれやれお疲れさま。

ホテルに戻るとフロントに日本人の方がいらっしゃいました。タクシーを呼んでもらいます。
カトゥーンバ駅に着いたら列車まで時間があったので駅前の売店で食料と飲料を買い込む。
食料は直径20センチくらいある丸いサンドイッチ。やはり豪州サイズは違います。

シドニーへの帰路は終点が決まっているので安心。セントラルで乗り換えてそのままサーキュラーキーまで。
スーツケースを預けられるところがあるかもとわずかに期待していましたが、ありませんでした。

仕方なくスーツケースを持ったまま移動。まずはハーバークルーズ。海から街並みを眺めてみたかったのですが、
インフォメーションで紹介されたツアー形式のものは50ドルを超えてしまうので断念。
もう一つ提示されたワトソンズベイまでの定期便に乗ることにします。



途中、ローズベイを経由して片道約20分。ローズベイまではかなりの速度が出ていました。恐らく高速船。
ワトソンズベイに着くともうそこは別世界。小さいながらもビーチがあってちょっとしたリゾート地です。
土曜日ということもあって大勢の人がビーチや芝生、カフェに集っていました。


一方ぼくらは荷物がネックになってどこにも行けなくなっていました。
半島の先端や逆側に行くとまた別の景色が広がるらしいですが、とてもそこまでの坂を登れるとは思えません。
仕方なくアイスを食べつつ1時間ほどの滞在後、定期便でサーキュラーキーまで戻りました。ここで4時半くらい。

あとは前日に敗退したパンケーキ店へリベンジすべく、停泊していた豪華客船、
ダイアモンド・プリンセスを横目にロックスの町へ脚を進めます。
店の位置は前日の夜、ネットで確認していました。名前はパンケークス・オン・ザ・ロックス。

入店してみるとなぜか東洋人がやたらと目立ちます。韓国か中国のガイドブックで紹介されたのでしょうか?
連れ合いとぼくでパンケーキを一皿ずつ、それにサラダを一皿頼んだらすべて大盛りで出てきました。
オーストラリアでの食べ納めは案外すんなりと胃のなかに入っていきました。

店を出てもまだ6時前。帰りの便は10時過ぎ発だったのでまだ時間はあるのでそのままシドニーの街を歩いて南下。
しかしやはりスーツケースの重さに負けて、マーティンプレイスからシティレールの駅へと向かいます。
最後に見えたシドニータワーをカメラに収めて空港へ。さらばシドニー。やはり時間は足らなかった。


空港に着くとすぐにチェックインの列に並びますが、その後もやたらと待たされ、
手荷物検査では何故か目をつけられて、3Dスキャンのようなガラスの円筒体のなかに立たされる始末。やれやれ。

気がつくと搭乗開始予定時刻まで1時間ほどしかなく、急いで土産物屋を見て回ります。
現金は52ドルほど余りましたが両替すると4千円にしかなりませんでした。悲しい。
搭乗口までたどり着くと、往路と同じく子供が騒いでいてカオス状態。果たしてこの日は眠れるのだろうか?





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