2日目






上海からの便は実際は上海航空が運営しており、前便よりはましでしたが目覚ましい改善はない。
機内でアライバルカードの配布すらしませんでした。飛行時間11時間弱。

ぼくと連れ合いは席が離れ、彼女の隣が空いているとのことでしたが、行ってみるとその姿を発見できずに退散。
結局遅い機内食をとってから早々と眠ってしまい、翌朝の目覚めは良かった。

が、メルボルンの空港に着いてみると連れ合いの姿を見失ってしまう。
不安になりながら税関の手前でなんとか彼女を発見するも、その非常識な行動に怒りが湧いてきます。
せっかくいい気持ちで朝を迎えられたのに。

空港を出てスカイバスでサザンクロス駅に着いた頃はもう昼過ぎ。
急いでメトロに乗り換え、動物園のあるウェリビーに向かいますが、途中で乗り換えを間違え引き返し、
再び乗った電車は事故でもあったのか、途中で止まってしまう。

動物園の目玉であるサファリツアーの最終が3時半とあって間に合わないかと思いましたが、
ウェリビー駅からの本数の少ないバスがちょうど到着。なんとか3時には滑りこむことができました。

このウェリビー・オープンレンジ動物園は本場アフリカのような広々とした敷地に動物を飼育しているのが特徴で、
その分、密度は薄く、日本の動物園のサファリツアーのように動物から近づいてくることもありません。
なかなか見られないという点でも本場のサファリと似ていると思いました。


ただ、ぼくらの目当てはオーストラリアの動物なので、キリンやカバ、サイやシマウマでは欲求は満たされません。
なので40分ほどのツアーが終わるとカンガルーやエミューが棲むエリアに急ぎます。
果たして両者を見つけることはできませんでしたが、帰りのゲートの横にカンガルーを2頭発見!


写真は撮りましたがすぐにフェンスとブッシュの間に潜り込んでしまったので、フェンスの外側にまわります。
するとフェンス越しにくつろぐ2頭とご対面。優しい瞳をしていました。うん、満足。
最後にミーアキャットを見て売店をひやかして閉館時刻を迎えた動物園をあとにしました。

この日の宿は隣接した敷地にある大邸宅を改築したホテルです。
動物園から歩いて行きましたが、砂地の道路にスーツケースは辛く、ホコリまみれになりました。
エントランスロビーはそんな姿では気が引けるほどの豪華さ。部屋はかなり狭かったですが。


年末最終日のせいか、客は着飾ったカップルが多い。
花の咲く庭を散歩していたら、イベントの準備中。この日の夜はどうやら年越しイベントがあったようでした。


建物に戻り、これまた豪華なレストランでディナー。コースはなく、アラカルト。どこもそんな感じでした。
サラダの前菜とメインにダックをシェア、それに各々デザートを頼みました。
地場でとれたという野菜が味がしっかり出ていて美味しい。


終わりよければすべてよし。そんな一日だったか。





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