マウンテンバイクでSDA王滝42km参戦




1日め(アプローチ)

木曽福島からのバスの関係で10時前出発となった中途半端な朝。
眠くなってしまい、ベッドで横になっていて気がついたら9時半過ぎてる!

慌てて荷物をかき集めて家を出ました。が、まだなんか寝ぼけている感じ。
と、駅前の下り坂でつまずいてしまい、右膝を舗装路面に強打。
見てみるとカーゴパンツの膝部分がざっくり破れていましたが、
とにかくは新宿駅まで急ぐ。路面に衝突した輪行袋も心配です。

新宿駅ではコンビニを幾つかまわって、ソーイングセットをなんとかゲット。
列車が出発してからお針子仕事を始めますが、膝の部分に随分血が付いている。
傷口を見ると一面真っ赤で、どこから出血しているかわからないので、
とりあえずウェットティッシュで血を拭き取りますがこれはまずかった様子。

傷口が膿んでしまいました。この日の晩にマキロンで消毒しましたが手遅れ。
未だに傷は治癒していません。そんなこんなでブルーに始まったイベント前日。

塩尻から乗り換えて中央西線へ。木曽福島までは急行で1駅、30分。
指定席を取っていきましたが、自由席で十分でしょう。ちなみに各停はほとんどない。

木曽福島で下りても、王滝行きのバスに乗っても自転車乗りはひとりもいない。
本当に今日がイベント前日なのか不安になってきます。
王滝までは200円ですが、随分長いことゆられていました。遠い。

ついた停留所のそばの役所で滝越へのバスについて聞くも廃止になったらしい。
自走で行くしかありません。とりあえず王滝食堂で猪豚丼で腹ごしらえ。

その後、自転車を組み立てるも後輪がスムースにはまっていかない。
ああ、またディレイラーハンガー曲げちゃった。走りには支障はないですが。
あとで輪行用のエンド保護金物を見たら、途中でぐにゃりと変形していました。
朝ぶつけたとき結構な力がかかった様子。

まずは会場となる松原スポーツ公園へ。大きなヴォールトがかかっていて、
その下が受付や協賛社のブースになっていますが思ったより小さい。
やはりロードとは競技人口が違うのだなあ。ひともまばら。

とりあえずゼッケンなどを取付けたあと、いらないパンフレット類は返却。
参加賞のTシャツはドライメッシュ素材で早速翌日の競技の下着に使いました。

いつまでもブルーになっていても仕方ないので、トレックのMTBを試乗。
ともにカーボンフレームの29erでHTとフルサス。
29erはエア圧が高かったのか、ごつごつしてあまりいい乗り心地ではありません。
一方、フルサスはまたがった時から別物。腰を一切浮かせなくてOK。
しかしこれに乗っていたらテクニックの上達はないかもしれません。
いずれもサイズが大きく、ちょっと自分にはしんどい感じもしました。

5時半から競技説明を兼ねたパーティー。ようやく知人のhさんと遭遇。
hさんのお知り合い3名もいらっしゃいました。
ぼくは滝越まで自走しなければならなかったので42kmのコース説明で離脱。

滝越までは緩いアップダウンの繰り返し。15.1km。獲得標高差268m。
翌日のレースを想定して走ってみましたがどうにもすぐにばててしまう。
あまりいい感触は得られませんでした。

この日の宿、三浦屋には19:15分頃、日が暮れる間際に到着。
部屋数は3。この日の宿泊者はカップルも入れて4名でした。皆王滝出走者。
ひとり一部屋使わせてもらったにのは助かりました。

夕食は家族と一緒に大広間で。お腹いっぱいになりました。
王滝にはいい人が多いというのが感想。風呂に浸かって9時には就寝しました。



王滝スポーツ広場。


2日め(当日)

4時頃目覚めました。朝食は5時から。
食べ終わってからスタート地点に自転車を置きにいきます。前から5番目でした。

寒いのでしばらく宿で待機したあと、6時半前に出発。
もう既に長い行列ができていました。皆さん服装はロード用。いかにも速そうです。
自分はと言うとやはり荷物が多すぎたかもしれません。あとあと腰痛を引き起こしました。

スタートすると滝越を軽く1周パレードランしたあと、レース開始。
案の定、自分はずるずると遅れていきます。まあ予想通り。

ダムでのカーブで舗装路からダートに切り替わります。
ぼくはここで前輪を滑らせ低速転倒。痛めた右膝を打ちつけてしまいます。
急いでサドルのゆがみを直してから再出発。しかしここで大きなミスが。

Fサスのロックアウトの解除を忘れていました。これに気がついたのはレースが終わった帰路。
つまりこの日はほとんどフルリジッドの状態で走っていたことになります。
どうりで序盤の砂地のコーナーでやたらとフロントが滑っていたわけだ。

序盤はあまり良く覚えていません。路面状態はさほど悪くなかった。
時折冠雪した御岳山を見ることができました。三浦貯水池は見られず。

最初のダートを下りきって、クランクを回そうとしたらフロントでチェーンが外れ、
知恵の輪のようにぐにゃぐにゃになっていました。しばし修理。
ついでにそれまで何度も落下しかけていた輪行袋をバッグに押し込みます。

2つめの山の上りもしばらくは舗装。42kmは舗装路が多い気がします。
下りはじめてそろそろチェックポイントかと思うもなかなか出てきません。
帰ってからGPSデータを見たら、去年よりCPの位置が100mほど下がっていました。
道理で後半辛かったわけだ。

CPには9時50分に到着。ここまではほぼ予想時刻通り。
が、CPでトイレを待ったり、水の調達をしたりしていたら結構時間がかかってしまいました。

CPを過ぎると豪快な川渡りのあと、名物のガレた激坂。当然押します。
が、これをクリアしてもまだ結構な勾配のダートでみんな押しています。
時間に余裕ができたからなのかなと思いましたがぼくは8割方乗車。
が、1回下ったあとのまた同じような坂では5割くらいまで押しました。
実際押しても乗ってもさほどの速度差はありません。

最後のピーク近くになると湧き水が増えてきて、車体がドロドロになります。
距離を示す看板が増えてきますが42kmを越えてもゴールの気配はない。
前日の説明会で、実際は48kmあると聞いていたのでやっぱりそうなのかという感じ。
42kmだったら4時間半の予想時刻をクリアできましたが、6kmも増えると辛い。

結局、予想時刻を10分オーバーでゴールとなりました。まあなにより完走できてよかった。
ゼッケンのチップを渡して自転車を降りると右腰に激しい痛みが。
しゃがむのも辛い感じで、痛みは今も残っています。
次回からは荷物の配分も考えなきゃいけないか。

記録証を発行してもらって20分ほど休んで帰路につきます。
スタート地点までは5.5km。木曽福島駅までは25.7km。
獲得標高差はプラス171m。基本、下り基調ですがレース後の身体には辛かった。

振り返って、タイム的には今ひとつでしたが大きなトラブルもなく良かったのではないでしょうか。
課題もいろいろ見えてきたし。
さて9月は100kmです。さすがにこれは参加することに意義があるという感じになりそうですが。



冠雪した御岳山。


(13/05/25-26 h.taki)




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