マウンテンバイクで権現山から芦垣




今年の年初にFCYCLEで催された山サイオフだったのですが、
参加者の評判がすこぶるいいので、行ってみたいと思っていました。
折しも最高気温が10度を超えるだろうという快晴日に平日ですが行ってきました。

上野原までは所要約1時間半、9時過ぎに到着して自転車を組み立てます。
国道20号から県道30号へ、いったん川面まで下ります。
程なくして和見棚頭林道へ。きちんと舗装された気持ちのいい道です。
中間地点あたりで幾つか激坂がありますが、その他はゆるめの勾配です。

途中、リアディレーラーの調整をしたりゲートをくぐったりしながら登山道入口へ。
最初はあまりの勾配にひるみます。が、担いでみればそうでもない。
途中、平坦に近いパートもありなあんだと思ったりしていましたが、
そのあと、しっかりつづら折れの直登が延々と待っていました。

担ぎ方をかえたりしながらなんとかクリア、頂上近くは勾配が緩く押せます。
程なくして和見分岐に到着。ここから権現山までは5割くらいは乗れます。
尾根には所々うっすらと、雪が残っていました。しかし寒いということはない。
最後のプチ激坂を押して大ムレ権現なる神社へ。
一応、おまいりして、ここからは自転車を置いて山頂を目指します。

この片道10分の登山道がこの日、いちばんきつかったかもしれません。
権現山山頂は小さな広場状になっていて、周囲をぐるりと眺められます。
なかでも冠雪した富士山はやはり存在感がありました。
軽く昼食をとって下山。

さて、ここからが本日のメインイベント、尾根沿いのダート下りです。
しっかり着込んで、サドルの高さを下げます。
和見分岐を過ぎて、二本杉あたりまでは平和なトラックが続きます。

問題は二本杉を過ぎてから。ドロップオフを多く含んだ結構な急坂が続きます。
今回はソロということもあり、かなり慎重に下りました。
度々立ち止まり、息を整えて、これ無理だというパートは押します。
それでも距離からすれば95%くらいは乗車していたのではないかと思います。
権現山から実に2時間かけてじっくりと下りました。

標高がひくいところの坂は轍が深く、ほとんどMTBコースの様相を呈していました。
あれをパスハンで下るのだから、皆さんたいしたものだ。
へとへとになりながらなんとか芦垣の集落に到着。
時間は2時半頃だったか。

あとは行きに通った道を逆走するだけ。上野原への上り返しが脚にきました。
帰着したのは5時頃。いや疲れた。
激賞されていた登山道ですが、難易度としては浅間尾根と同じくらいだったか。
上り返しは少なかったですが。
気軽に行ける場所でルートも短いのでまた行ってみようと思います。

・走行距離:34.9km
・獲得標高差:1380m
・最高標高:1316m


(2011.02.04)





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