サーベロでツール・ド・草津参加




目標は前年のタイム、1時間3分を短縮し、1時間を切ることでした。
情報収集して混乱しなければ可能だと思っていました。
また、ARGONとサーベロの性能比が数値として現れるので、
前年の成績を下回るのは避けたいところでした。

しかし悪い予感は前日からありました。
軽いはずのサーベロの輪行袋がやけに重く感じられるのです。
そのせいか、前日はアプローチするだけで疲労してしまいました。

今年の宿は奈良屋。
2度目ですがリフォームが進んでいて、清潔感ある部屋に泊まれました。
特に寝室は1段上がった板張りにマットレスというモダンなつくり。
温泉はもちろんよく、食事も一応合格点でしょうか。

さて当日、8:40頃会場へ行くともうひとがいっぱい。
スタート地点に並んでいたら、FCYCLEのhさん、nさん、jさん、bさんを発見。
しばし談笑。このときに合流しておけば良かったと悔やまれます。

それにしても今年の草津は暖かい。
アームウォーマをしていましたが、スタート前に外しました。
レース後の下りでも指付きグローブは必要ないほどでした。

まずは5kmの街中パレードラン。
ここでも昨年、悠然とフロントアウターで上っていた坂が、
しんどくてインナーに落としてしまい、ちょっと体調が気にかかります。

いざスタートしてみると、皆さんペースが速い。
どんどん追い越されていきます。
が、昨年はこのペースについていって残り4kmあたりでへたれてしまったので
惑わされずにマイペースで上ります。

足に乳酸をためないよう注意したのですが、ケイデンスが上がりません。
60-70にしたいところ、足が廻らず50台が続きます。

それでも3kmごとのラップでペースを考えたところ、
1時間は切れると思っていました。少なくとも殺生河原までは。
尻は痛いものの、足と呼吸系にはだいぶ余裕がありました。
昨年のような水切れも起こらずほとんどLSD。

しかし残り4kmの看板が出た時は驚きました。
本来なら残り3kmの看板が見えるべきタイムだったので。
ここで初めて危機感を覚えましたが、
そんなに極端にペースアップできるはずもなく、
周囲の流れに乗ることでせいいっぱいでした。

ゴール手前は勾配が緩くなるので飛ばしますが、手元の時計で1時間5分。
あああ、やってしまった。まだ呼吸も筋肉も余裕があったのに。
序盤がやっぱりスローペース過ぎました。
陸上の1500m走ではこのパターンの方がタイムが出るのですが、
今回はうまくいきませんでした。

正式タイムは1時間5分13秒でした。
昨年のタイムより1分32秒遅れというのは誤差の範囲でしょうか。
明らかにサーベロが遅いというわけではなさそうでそこはちょっと安堵。

敗因は作戦ミスですね。だれかペーサーを見つけてついていくべきでした。
でもまあ終わってしまったものは仕方ない。
トラブルなしで完走できたことを感謝すべきでしょう。
1時間切りの目標は来年に持ち越し、それよりまずMt.富士か。


(2009.04.20)





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