プラハ






チェコの飛行機はエアバスの新しいもので、乗り心地はよかった。
プラハの空港に着いたのは9時過ぎ。
こちらは日が長いが、さすがに暗くなってきていた。
空港で両替し、エアポートバスを捜すともう終わっていた。
乗り合いバスは4000Kcと高かったので、とりあえず市バスに飛び乗る。
どこに行くのか不安だったが、一応地下鉄の駅に着いた。
このメトロ、アールデコ調の装飾が美しいのだが、落書きだらけで
到着した電車もいつ製造されたのか分からない、赤黄の派手なもの。
荒んだ感じに少しビビる。
1回乗り換えたら荒んだ感じは弱まった。エスカレータが速い。
地下鉄はBからCへ乗り換え。パヴォロヴァ駅で降りて方向が全く分からなくなり
直感に沿って南下するはずが東に向かってしまった。
人に場所を聞いてそこから斜めに移動。
ホテルはわかり辛いところにあるが、奇跡的に1発で到着。


翌朝、9時前に出発。まだ観光地はオープンしていないようだったので、
ダンシングビルを見に行くが、ここでも方向を間違え、西へ行くつもりが南下してしまう。
人に場所を聞いて、まるまる引き返す。
プラハは戦火を逃れたらしく、古い街並が残っていて、塗装されたりしていた。
しかしインフラ整備が遅れているのか、道路は至る所で掘り起こされていた。
この日は晴れ。昼間は汗をかいた。
ダンシングビルを見たあと、川沿いに北上する。
カレル橋は立派だが遠くから見ると??
しかし橋は歩行者専用で、幾人かのパフォーマーがいて、場としては面白そうに感じた。
王宮までは結構な上り坂でしんどかった。門の前で衛兵交代が行なわれていて少し待った。
250Kcの安い方の共通券を買う。教会は12時オープンなので先に他を見て歩く。
旧王宮、ダルボリカの塔、黄金の小道を見てまわる。
少し疲れて広場のカフェで水分補給。旧王宮では天井のヴォールトの装飾が目をひいた。
聖ヴィート大聖堂は12時前からで順番待ちの長い列。
大聖堂はそれだけ待つかいはあるものだった。ステンドグラスはミュシャによるものらしい。
塔に登る。螺旋階段が延々と続く。トータル260数段あったらしい。息が切れた。
塔の上からの眺望は素晴らしい。はるか下に観光客がアリのように見える。
家々の屋根はレンガ色に統一されて美しい。
王宮から東へ出てしまったので、カレル橋行きは断念。だいぶ人が集まってにぎやかそうだったが。
とにかく疲れて目的のカフェまで一直線。
最後に少し迷ってたどり着いたのがパジーシュというカフェ。
アールデコ調の室内だが安いカフェっぽい雰囲気で客も少ない。
失敗したかと思ったが、ホイップクリームとアイスの乗ったアイスコーヒーは美味しかった。
これはブダペストにもあった。
何とか元気回復して旧市街広場まで戻る。行きに通ったときは広場でパフォーマンスや
民族芸をやっていて迷ってしまった。
旧市庁舎の時計塔でからくり時計が動くのを見る。骸骨が鐘を鳴らすなど少し悪趣味。
旧市庁舎でも塔に登る。このあたりで連れがスリ未遂にあってしまう。
そこから国立マリオネット劇場に下見に行くがしょぼそうだったのでパス。
歩いてミス・ビジュなるビーズ店へ。
ヴァーツラス広場は目抜き通りという感じで高級店が並ぶ。
ここにも多くの人がいてプラハの広さを感じた。
観光客はツアーが多い。治安等の不安もまだあるのだろう。
ビーズ店では期待したものがなかったらしく、かわりに隣の店で動物の置物を購入。
自分は相変わらず疲れ気味。ここから鉄道駅までまた歩く。
チケット売り場とコンコースを確認して下見OK。
地下鉄で駅移動してウ・カリハというビール店へ。思ったより広く立派だった。
料理は多くて一人一皿で充分だった。ビールはまろやかな感じで特徴はよくわからない。
少し迷ってホテルに着く。






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