SILK再生計画最終章




昨年4月に20数年ぶりに自転車の世界に復帰したとき、浦島太郎状態の自分に
与えられたジャンルは、クラシックロードバイクというものでした。
基本的には1970年代のロードバイクを当時のパーツで再生するという世界。

しかし自分は今の自転車がどうなっているのかすら全然つかめていなくて
知識を詰め込みながら、自分の納得する部分からいじっていくという
おぼろげな方針を掲げました。

1970年代と今では部品の規格がことごとく違い、統合する道は困難でした。
とにかくクラシックにはとらわれず、今のいいデザイン、機能は取り入れていく。
それの象徴がセラサンマルコアスピデのサドルだったように思います。

結局はミニベロ、ARGONと新車をつくって、最新の機能はそちらで体験します。
全部をSILKでやろう、もしくはやれる範囲で納得するなんていうのは無理でした。

今、アスピデが取り外され、SILKへの荷がやっとおりた感じがしています。
もうクラシックに戻してもいい。
新たにストラップを購入して、ペダルを磨き、トウクリップを復活させました。


(2007.03.10)

ARGONに移植されたアスピデ




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