『バレンタイン・ファイト！（山崎 VS 千春）』
「はい、千春ちゃん。僕からのチョコだよ」
「山崎君からチョコ〜〜〜？どういう風の吹き回しよ」
「今年は逆チョコとかで男の子からチョコを送るのが流行ってるみたいだからね。だから僕も李くんを見習って千春ちゃんにプレゼント」
「う〜ん、山崎くんからのチョコねぇ･･･。なにか変なもの入ってない？」
「ははははは、ひどいなあ千春ちゃん。僕がそんなことすると思うの？」
「山崎くんからのプレゼントはどこか信用できないのよね〜」
「あはははははは〜（ブランデーは「変なもの」じゃないよね〜。ちゃんと原材料のところに書いてあるからね〜。読まない方が悪いんだもんね〜）」
ぱくぱくぱく･･･
もぐもぐもぐ･･･
「あれ？」
「どうしたの千春ちゃん」
「この部屋、少し暑くない？なにか、こう･･･」
「気のせいだよ（お酒が効いてきたみたいだね。もう少しかな？）」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「・・・・・・」
「千春ちゃん、大丈夫？少し顔が赤いけど」
「だい･･･じょう・・・ぶ・・・・・・」
（だいぶお酒が回ったみたいだね。そろそろかな・・・）
「山崎くん・・・」
「なに？千春ちゃん（目がトロ〜ンとしちゃって可愛いなぁ。もういいかな。いっただっきま〜・・・）」
「山崎くん！！」
「は、はい！？（あれ？）」
「そこに座りなさい！」
「座りなさいって・・・最初から座ってるけど・・・」
「正座！」
「はいっ！」
「なんでいつもいつもウソばっかりつくの！わたし、いつもとっても恥ずかしいのよ！さくらちゃんや李くんからかってばかりで！山崎くんは恥ずかしくないの！？」
「いや、その〜〜〜。千春ちゃん、ウソっていうのは・・・」
「口ごたえしない！」
「はいぃっっ！！（やば・・・変なスイッチ入っちゃったみたい・・・）」
「だいたい山崎くんはいつもいつも・・・」
ガミガミガミガミ
くどくどくどくど
ガミガミガミガミ
くどくどくどくど
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
（うわ〜〜〜誰か助けて〜〜〜）
☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆･･･☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
バレンタイン・ファイト Ｒｅｓｕｌｔ
●山崎 × ○千春
決まり手 ： 説教
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
END
バレンタイン話その２。
出張帰りの飛行機の中で考えました。