『わんこしゃおらん・その2』


(※この先、R-18指定な内容を含みます。苦手な人と18歳未満の方はご遠慮ください。)


















う・・・・・・ん・・・・・・
ここは・・・・・・?
あ。
いけない。
あの夢の世界だ。
わたし、また眠っちゃったんだ。
あんなに眠っちゃダメだって言ってたのに。
こんな風に眠っちゃう時はいつもこの夢を見ちゃうから。
この怖い世界の夢を。

ここにはなんにもない。
なんにも見えないまっくら闇の世界。
どこまでもまっくろい闇が広がっているだけ。
なのに自分の身体だけはハッキリと見える。
不思議だよね。
夢の中だから?

自分以外な〜〜んにもない世界。
初めてこの夢を見た時はそれがすごく怖かったの。
だって、本当になんにもないんだよ?
光も音もなんにもない。
ものすごく広いところにいる気はするんだけど、どれくらい広いのかは見当もつかない。
もう、どこまで行っても果てなんかないんじゃないかっていう気がする。
なんにもない世界で自分一人ぼっちになっちゃったみたいで。
すごく怖かったよ。

でも、最近は少し慣れちゃったかな。
この世界があんまり怖くなくなっちゃった。
なんていうのかなあ。
わかっちゃったの。
この世界はわたしを怖がらせるためのものだって。
光も音もなんにもないのも多分、わたしを怖がらせるための演出。
怖がるわたしを見て『あの子』が楽しむためのつくりもの。
それがわかっちゃったから。
そう、『あの子』が・・・・・・。

今もきっとわたしのことをどこかから見てる。
『あの子』の視線を感じる。
もうすぐやってくる。
初めの頃はかなり時間が経たないと出てこなかったんだけど。
最近はすぐに出てくるようになった。
たぶん、わたしがこの世界をあんまり怖がらなくなったからだと思う。
女の子を怖がらせて喜ぶなんてちょっと意地悪だよね。
『あの子』のすることは意地悪なんてレベルじゃないけど。

あぁ、胸がドキドキする。
怖い。
怖くて胸がドキドキする。
ち、ちがうよ。
これは怖くてドキドキしてるんだからね。
へんなこと期待してるんじゃないよ。
ホントだよ!

ひた、ひた・・・・・・

足音が聞こえる。
『あの子』が来たんだ。
ゆっくりとこっちに近づいてくる。
ゆっくり来るのも足音をたてるのもわたしを怖がらせるためなんだろうな。
やっぱり意地が悪いよね。

ひた、ひた・・・・・・
ひた、ひた・・・・・・

すぐそこまで来てる。
なんにも見えないし、足音もどっちから聞こえてくるのかわからないけど、『あの子』の気配はハッキリとわかる。
もうほんとにすぐそこだ。
そこ・・・・・・来た!

今までなんにもなかった空間に、ふいに一人の男の子の姿が浮かび上がった。
『あの子』だ。
わたしと同じくらいの年の男の子。
でもなんて言うのかな。
大人っぽい雰囲気ってやつ?
なんかすんごく年上って感じもするんだよね。
とっても不思議なお洋服を着ている。
そう、あれ。
香港映画に出てくる道士様が来ている式服ってやつ。
あんな感じのお洋服。
わたしと同じくらいの年の男の子があんなのを着てたら普通はちょっと変な感じになると思うんだけど、この子の場合はすごくよく似合ってる。
すごくカッコいいの。
カッコいいのはお洋服だけじゃないよ。
この子自身がすごくカッコいい。
ハンサムでカッコよくてどっかの映画に出ててもおかしくないくらい。
太めの眉がちょっとキツそうな感じだけどね。
でもそれもキリッとしててカッコいいよ。
わたしの周りにはこんなカッコいい男の子はいない。
それくらいカッコいいの。
夢の中にこんなカッコいい男の子が出てくるのってどういうことなのかなあ。
それに、こんなカッコいい男の子にあんなことされちゃうなんて。
夢にはその人の願望があらわれるって話を聞いたことがあるけど。
わたしが心の中ではあんなこと望んでいるってことなの?
そ、そんなことないからね。

うわ、もう目の前まで来てる。
『あの子』の、ううん、もう目の前にいる『彼』の手がもち上がってわたしの顎を掴む。
そして・・・・・・

ん、ふむぅぅ!
ほぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜!
き、キスされてるよ〜〜〜〜!
現実のわたしは男の子の手も握ったことないのに〜〜。
キスだけじゃないよ〜〜。
お口の中を舌でべろべろ舐められてるよ〜〜。
はぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜。
こんなのダメ〜〜。
そんなことしちゃダメなの〜〜。
じたばた手を振り回して抵抗するわたしにお構いなしに『彼』はキスを繰り返す。
とっても深いキス。
知世ちゃんに恋人同士になったらこんなキスするようになるって聞いてたけど。
恋人も何もわたし、この子の名前も知らないのに〜〜。
名前も知らない男の子とこんなことしちゃうなんてどういうことなの〜〜??

「ハァ、ハァ」

何度ものキスの後にようやくお口を解放されたけど、この時点でもうわたしは息も絶え絶え。
まだ『彼』のお遊びははじまったばかりなのに。

「あ・・・・・・」

『彼』の手がわたしの上着にかかる。

ビリビリビリッ

上着はまるで薄紙のように引き裂かれて剥ぎとられていく。
もちろん上着だけじゃない。
スカートもその下のパンツもみんな剥ぎとられていく。
あっという間にすっぽんぽん。
反射的に胸を隠そうとしてあげた手はあっさりとはねのけられて彼の視線を遮るものはなにもない。
あぁ、見られてる。
おっぱいもおへそも大事なところもみんな見られてる。
知世ちゃんにも見せたことないのに。
いやらしそうな笑みが『彼』の口元に浮かぶ。
えっちぃ顔もカッコいいよね。
ハンサムは得だなあ。
でも、ホントのとこはどう思ってるんだろう。
わたし、おっぱい小さいからなあ。
知世ちゃんとか利佳ちゃんみたいに大きくないんだよね。
こんなちっちゃいおっぱい見て男の人は面白いの?
って、なに考えてるの、わたし!
そんな場合じゃないでしょ。

「うぅん・・・・・・」

『彼』の指がわたしの胸を強い力で揉みあげる。
すごい強い力だ。
まるで万力みたい。
きっと本気で力をいれたらわたしの胸なんかぺっちゃんこに潰されちゃう。
一応、手加減はしてくれてるみたい。
やってることに手加減はないけどね。

「ふぁぁ・・・・・・あん!」

今度は『彼』の舌がわたしの胸を舐めはじめる。
ぺろぺろとまるでお犬さんみたいにわたしの胸全体を舐めまわして。
それから、ぽっちりした乳首をペロッと舐めあげる。
『彼』の舌が動く度に胸先から体中に電気みたいな刺激が走り抜ける。
すごく気持ちいい。
この夢を見るまで自分にこんな感覚があったなんて知らなかった。
いけないことされてる、こんなこと許しちゃだめ、頭ではそう思ってるのに体が言うことを聞いてくれない。
体の力が抜けてふにゃふにゃになっちゃう。
もう抵抗することもできない。
っていうかそんな気にならない。
それくらい気持ちいい。
もう『彼』のなすがまま。
時々、おっぱいの先っぽをひねられたり伸ばされたりするけどそれすら気持ちいいって感じちゃう。
わたしのおっぱいはオモチャじゃないよ〜〜そんなことしちゃダメ〜〜って言わなきゃいけないんだけどなあ。
でもね。
こんなのはまだまだ序の口。
本番はこれから。
おっぱいを散々に弄った後に『彼』の指が伸びていくのは女の子の一番大事な部分。

「ひぁぁっ!」

『彼』の指がそこに触れただけでこれまでもよりも、もっともっとスゴイ強烈な刺激に突き上げられる。
わたしのそこが『彼』を迎え入れる準備万端になってるのが見ないでもわかる。
おしっこ漏らしたみたいにびちょびちょになっちゃってる。
うぅ、恥ずかしいよ〜〜。
恥ずかしいわたしのそこを『彼』の指は遠慮無用にくちゃくちゃと弄り回す。
うわっ、指が入ってきた!
あそこの中を掻き回されてる!
だめ〜〜。そんな奥まで指を差し込んじゃだめなの〜〜。
なんてわたしの抗議はもちろん無視。
あたりまえか。そもそも声に出してないし。
この夢の中ではわたし、しゃべれないんだよね。
わたしが上げられるのはきゃあ、とかはぅ〜〜とかの悲鳴だけなの。
これもこの子の趣味なのかな。
やっぱり意地が悪いなあ。
こんなにカッコいいのに。
う〜〜ん、でもなんでかな?
なんかこの子、どこか見覚えがあるような気もするんだよね。
どこかで会ったことあったっけ。
こんなカッコいい子、一度見たら忘れるはずないんだけどなあ。

ぬちゃりと音を立てて引き抜かれた『彼』の指にはわたしのあそこが垂らした滴が糸を引いている。
それを恥ずかしいと思う間もなく、『彼』の次の責めが始まる。

ぺちょ。

『彼』の唇がわたしのあそこに吸い付いてぺちゃぺちゃとまるでアイスをしゃぶってるみたいな恥ずかしい音をたてる。
ふぇ〜〜ん。
そんなとこ舐めちゃだめなの〜〜。
きたないよ〜〜。
べ、べろなんか入れてきちゃだめ〜〜。
舐められてる〜〜。あそこの中を。
こんな、こんなの。
だめ〜〜。だめなの〜〜。

舐めるのに飽きたのか、それとも準備OKになったと判断したのか。
『彼』はわたしのあそから口を離して、式服の前を開く。
そこからあらわれたのはもちろん、男の子のアレ。
すんごい。
わたし、さっきからスゴイ、スゴイばっかりだけど、本当にすごいんだからしょうがない。
ちっちゃいころお風呂でお兄ちゃんのを見たことはあるけど、あんなのとは全然違う。
違うとかもうそんなレベルじゃないよ。
凶器って言っていいレベルだよ、これは。
猛々しいっていうか、邪悪っていうか、もう凶悪。この一言につきる。
こんなのがわたしの中に?

『彼』のものはもうあそこにあてられちゃってる。
ぴたぴた触れてる。
もうすぐに・・・・・・くぅぅっ!
き、来た〜〜〜〜!!
痛ぁ〜〜〜〜!!
うぅっ、まだちょっと痛い。
これでも慣れてきた方なんだけどね。
最初はこんなもんじゃなかったよ。
もう痛いなんてもんじゃない。
身体を太い杭でぶっすり串刺しにされてのかと思ったよ。
夢の中なのに痛みを感じるのはおかしい?
いや、それはそうなんだけどね。
本当に痛いんだから。
それがこの夢のおかしなところだよね。
それにね。
痛いだけじゃないの。
最初のうちは痛いだけだったんだけどね。
最近はなんか気持ちよくなってきちゃったの。
身体が慣れてきちゃったから?
『彼』に突き上げられると体の奥からじんじんしたものが湧き上がってくる。
『彼』の突き上げは強烈。
お腹の奥を突き破れそうなくらい。
そんなヒドイことされてるのに、わたしの身体が『彼』を受け入れちゃう。
受け入れるどころか今では求めてる。
突かれる度にもっと突いて、もっとヒドイことして、そう思ってる自分に気がついてびっくりする。
わたしそんな変態さんじゃないのに〜〜。
『彼』にはそんなわたしの心の声が聞こえてるのかな。
最初のころは少しは手加減してくれてたみたいだったんだけどね。
この頃はかなり乱暴になってきてる。
あ、乱暴っていってもぶったりするわけじゃないよ。
エッチさが激しくなったって意味。
今のわたしの恰好がまさにそれ。
どんな恰好してると思う?
まるでワンちゃんみたいに四つん這いにされて背中から『彼』に突きまわされてるの。
こ、こんなのって。
どう見たって変態さんだよ〜〜。
おまけにわたし、そんな変態さんみたいなことされて気持ちよさそうな声をあげてる。
『彼』に乱暴にされるのを嫌がってない。
むしろ喜んでる。
どうしてそうなっちゃうのか自分でもわからない。
乱暴にされるともっともっと乱暴にして、さくらのことメチャクチャにして、そんな声がわたしの中から生まれてくる。
うん。
これ、やっぱり夢だよ。
だって、わたしこんな変態さんじゃないもん。
男の子に乱暴にされて喜ぶなんて、絶対ホントのわたしじゃないんだから!

あぁ・・・・・・
わたしの中の『彼』が限界に近づいている。
それにつられてわたしも限界に近づいてる。
『彼』が動く度に『彼』もわたしも高いところに押し上げられていく。
あと、ほんの少し。
あと・・・・・・

んあぁっ!!

ものすごく熱いものがお腹の中にぶちまけられた。
一瞬、頭の中が真っ白になってどこかに飛んでいっちゃいそうになる。
わたしの身体の一番深いところ、一番大事なところに『彼』の放ったものが染み込んでいくのがわかる。
さすがにお鈍さんのわたしでもこれがどういうことなのかは知ってるよ。
現実世界だったら絶望的なことなんだろうけど、夢ってわかってるからかな。
あんまりそんな気分にはならない。
それに、これも夢だからかなあ。
『彼』の出すものはなんか違う気がするんだよね。
本物の男の人とこんなことしたことないから想像でしかないけど、『彼』のはなんか違う気がする。
さっき『彼』のが染み込んでくるって言ったけど、これ、誇張じゃなくて本当に染み込んでくる感じなの。
『彼』の出したものの中に何か、特別なモノが混じっててそれがお腹からわたしの全身にじわじわ染み込んでくるの。
モノっていうのとも違うかなあ。
なんか気、とかそういうやつ?
そういうのが染み込んでくる感じなの。
『彼』の行為はエッチが目的じゃなくて、わたしの身体にその何かを染み込ませるのが目的なのかもって気がする時もある。
・・・・・・って思ったけどやっぱりエッチが目的かな?
わたしを見る目つきはやっぱりエッチぃよ。

『彼』はあそこから引き抜いたそれをわたしの顔に押し付けるように近づける。
さすがに今は力なくうなだれるそれにわたしはおずおずと顔を近づけ・・・・・・大きなウィンナーを頬張るようにして口に含む。
口の中におかしな味とともに広がるそれを舌先で弄う。

ぴちゃっ、ぴちゃっ

口元でいやらしい音がする。
自分がこんなことをしてるなんて信じられない。
男の人のアレを口にするなんて。
だけど、わたしにはどうする自由もない。
『彼』に見つめられるとそれだけで何もできなくなっちゃう。
言葉で命令されなくても『彼』が求めるものが自然とわかり、身体がそれに勝手にこたえてしまう。

ぴちゃっ、ぴちゃっ

いやらしい音が上がる度に口の中の彼のモノに力が滾っていく。
さっきあんなに出したばかりなのに。
ほんのわずかな時間の口づけで『彼』のそれは完全に力を取り戻していた。
口から引き抜かれたそれは行為が始まる前と同じ、いやそれ以上の凶悪さを放ちそそり返っている。
『彼』の口にもそれに劣らぬ凶悪な笑みが浮かぶ。
凶悪。
それ以外に表現しようがない。
それなのにカッコいい。
うっとりしちゃうくらいにカッコいい。
この顔・・・・・・。
厳しくって、怖くて、それでもカッコよくて。
やっぱりわたしこの顔を知ってる。
夢の中でじゃない。
どこかでこの顔に会ってる。
この笑い方を知ってる。
見たことがある。
だけどどこで見たのか思い出せない。
なんで?
こんな怖くてカッコいい男の子、見たら忘れるはずないのに。
あなたは一体、誰なの?

そんなわたしの疑問にこたえるはずもなく、『彼』が再びのしかかってくる。
『彼』の欲望は底なしだ。
1度や2度では『彼』の欲望は鎮まらない。
最低でも4回はわたしの中に熱いものをぶちまける。
もっと多い時もある。

何度も何度も熱いものを放ってようやく『彼』の行為は終わる。
そのころにはわたしはもうズタボロ。
指一本動かすことさえできない。

だけど。
夢はこれで終わりじゃない。
むしろここからが始まりだ。
この夢の本当に怖いところはここから始まる・・・・・・。

NEXT・・・


続きます。

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