『無惨編・番外e4』


(※この先は完全に「男性視点」のR18指定でかなりエグイ表現があります。
苦手な方と18歳未満の方はご遠慮ください)


















「そいつは災難だったなあ。姉上達にも困ったものだ。それでその後はどうなったんだ。まさか1回で終わりってことはないよな」
「はい……。その後もされました」
「やはりな。何回浣腸された?」
「3回です……」

恥辱の責めは1度では終わらなかった。
抱えられて固定されたさくらの秘穴に再び残酷なガラス器具が突き立てられる。

「いやぁ……やめてください……もう、許してください。お願いです……」
「ダ〜〜メ。小狼に気持ちよく楽しんでもらいたいでしょ? 汚いものは全部掻き出してあげるわ」
「う……あ……」

2度目に注入されたのは温かいぬるま湯だった。
冷たいグリセリンに冷やされた腸にはむしろ心地よいものではあったが、恥ずかしさに代わりはない。
今度は忍耐の必要はなかった。
雪花の指で出口をふさがれてしまったのだ。
もはや排泄の自由さえない。
まさに人間以下の存在、家畜だ。
雪花が指を引き抜くと同時に水しぶきがあがる。
今度は先ほどの勢いはない。
それが済んでも終わりにはならない。
無残な液体の注入はさらに続く。
注入。排泄。
芙蝶が3度でそれを止めたのは完全に弛緩したさくらの精神が排泄になんの反応も示さなくなったからだ。

「それから……あ、あそこにクリームを塗られました」
「どんな風にだ?」
「ふ、芙蝶様の指で奥の方まで、揉みほぐされながら塗られました。しゃ、小狼様が気持ちよく使えるように、と……」
「ははは! 全く、本当に困った姉上達だ。俺のことをよく理解しているよ」

さくらの告白にはかなりの時間がかかった。
恥ずかしさが流暢な言葉を妨げていたというのもあるが、それだけが理由ではない。
告白の間、前後二人の小狼の指がさくらの二つの秘所をねぶっていたからである。
右手の人差し指と中指、計四本の指が根元まで突き入れられ、さくらの中を思い切り舐りまわす。
突き、えぐり、こね、捻り、擦る。
指が蠢く度にさくらの告白は中断された。
これまでの責めで完全に屈服しているさくらのそこは、ダラダラと服従の証の汁を垂れ流し続けている。
左手の指はそれ以外の敏感な箇所、乳首や乳房、さらにはわき腹や太ももなどさくらの急所を的確に責めたてた。

「あ、あ、あぁぁ……」

こんな酷いことをされているのに、こんな恥ずかしいことをされているのに、感じてしまうなんて。
その恥ずかしさが快感をさらに加速させる。
もっと奥まで欲しい、あそこをさわって欲しい、さくらがそう思うところをまさにその通りに小狼の指は責めた。
小狼がさくらの体を熟知しているため、というより、そうなるように小狼がさくらをしつけてきたということだろう。
指の責めだけでさくらは昇りつめていく。

(も、もうダメ! い、いっちゃう!)

だが、さくらが絶頂に達しようとするまさにその瞬間、何の前触れもなく指は引き抜かれた。
『樹』による拘束も解かれ、床にへたり込む。
突然の拘束と刺激の喪失にうろたえるさくらに冷たい声が浴びせられた。

「やめだ」
「え……?」
「今日は今一つ気分がのらない。ここまでにしようか。お前も疲れたろう。部屋に戻っていいぞ」
「そんな……」

そんなのウソにきまってる。
指から伝わる熱気がこれ以上はないほどの小狼の昂ぶりを伝えてきていた。
気分がのらないなんてウソだ。
それなのにこんなことを言う理由は一つしか考えられない。
さくらの口から言わせるためだ。
さくら自身の口から「おねだり」をさせるつもりなのだ。
どうか自分の体にいやらしいことをしてください、と。
さくらの精神をさらに辱めるつもりなのだ。

さすがにさくらもそれを口にすることは躊躇した。
女の子の方から男の体を求めるなど、いくらなんでも恥ずかしすぎる。
それをやってはお終いだ。
それをやったらもう、女の子ではいられない。
あさましく体を求めるだけの最低のけだものに堕ちてしまう。
そこまで堕ちたくない……

そんなさくらに残った最後の自制心もごくわずかな時しかもたなかった。
媚薬を飲まされたうえにさんざんに体を舐られたのだ。
芙蝶に塗りつけられたクリームにも当然、媚薬成分が含まれている。
これ以上焦らされたら気が狂ってしまう、それほどまでに追い詰められているのだ。
我慢できるはずがない。

「しゃ、小狼さま」
「ん、どうしたさくら」
「お、お願いです……。最後までしてください……」
「なんだ。なにを言っている。なにをしてほしいって?」
「そ、それは……」
「何をどうして欲しいんだ 。ハッキリ言ってくれないとわからないなあ」

外道。
これ以外に今の小狼を形容する言葉はなかろう。
無力な少女を舐り、嬲り、その肉体も精神も限界まで追い詰めたうえにさらに少女自身の口から残酷な宣言を強制する。
鬼畜の所業だ。
そんな外道に抗う術も救いも何一つない。
それがさくらが自ら選択した道だ。

「お、お願いです。どうか……どうか小狼様のたくましいものをさくらのいやらしい穴に突っ込んでください!」

ほんのわずか、かすかに残っていたさくらの自尊心が粉々に砕け散った瞬間だった。

「突っ込むだけでいいのか」
「いいえ! さくらの中を小狼様のもので突きまくってください! お願いです! さくらをいかせてください!」
「やれやれ。なんていやらしいことを言うんだお前は。恥ずかしくないのか? 聞いてるこっちの方が恥ずかしくなってくるぞ」
「は、はやく……」
「しょうのないやつだな。まあ、そこまでおねだりされちゃあしょうがない。くれてやろう」
「あぁぁ……」

『樹』が再びさくらを吊り上げる。
今度は両手を揃えて真上に引き上げ、両足は180度近くまで開かれて引き伸ばされる。
人の尊厳の全てを奪われたその姿。
まさしく牝肉だ。
精肉店の倉庫に吊り下げられている生肉、あれと同じだ。
用途も同じ。
喰われることだ。

あまりにも無様で惨めな姿勢だったが、さくらにはそれを恥じる余裕はない。
ハァハァと荒い息をつきながら潤んだ瞳でむきだしになった小狼の肉茎を見つめている。
小狼のそれは、凶悪な意思をそのままに天を仰いでいた。
男の凶暴さ非道さを象徴するかのごとくに。
普段のさくらであれば目を背けていたであろうが、今のさくらには自分を天に連れていってくれる聖剣に見えているのであろう。
前後から二本のそれがさくらの二つの秘所に迫る。

「覚悟はいいか、さくら。あんなおねだりをしたんだ。ただで済むとは思ってないよなあ」
「はやく……はやくください……」
「ふん、いい度胸だ。いくぞ!」
「はやく……はや……ひぎぃぃっ!」

凄まじい衝撃がさくらの下半身から脳天までを一気に貫いた。
胎内の最奥を熱塊で一気にぶち抜かれたような感覚。
目の前が真っ白になる。
その一撃でさくらの衝動は頂点にまで達した。
そして引かない。
まだまだ続きがある、さらに昇りつめることができる。
これまでの経験からそれがわかる。
さらなるキツイ責めを期待してさくらの肉と精神が疼く。

だが、次なる小狼の動きはさくらの予想とは違うものだった。
背後の小狼が両手で胸の辺りを抑えてさくらを持ち上げていく。
にゅるりとさくらのそこから肉茎が抜けかかる。
最後まで抜け切る前に小狼の手は放された。
ずん!
自重でずり落ち、肉茎がさらなる胎奥へと食い入る。
今度は正面の小狼が手を当て同じようにさくらを持ち上げる。
そしてまた落とす。
衝撃。
また背後の小狼の手が。
持ち上げられる。
落とされる。
その度にさくらの肉壁は小狼の肉茎をこすりあげ、胎奥を突き上げられる。
なにをされているのかはすぐに理解できた。
小狼はさくらを己の肉茎をしごく道具として使っているのだ。
卑猥な玩具の如くに。

「お前の中、なかなかいいぞ。いい締まり具合だ」
「あ、ありがとうございます……ひぁっ……」

家畜どころかそれ以下の玩具にまで零落れた。
惨めすぎるその事実がさくらのマズヒズムを刺激する。

(あは……わたし、玩具になっちゃったんだ……小狼様の……)

玩具に、小狼の所有物にされた。
それがうれしい。
自分が小狼のものだということに悦びを感じる。
その悦びを小狼に伝えようとするがごとくにさくらの肉は小狼をさらに締め付ける。

「くぅっ!」

小狼の口からも呻き声が漏れる。
さくらの肉が与えてくる快楽はそれほどのものだった。

小狼がさくらを玩具扱いしたのはさくらの精神を辱めようとの魂胆からであったが、それを最後まで続けられるほどに小狼も大人ではない。
さくらを玩具に見立てての自慰じみた行為はそれほど長くは続かなかった。
だんだんと自分の腰を動かしてさくらを突くようになり、それが徐々に激しくなっていく。
しまいには狂ったように前後からさくらを突き上げる始末。
結局のところ、小狼もさくらと同じレベルの未熟な少年に過ぎないのだ。
冷酷な当主という仮面も剥がれ落ち、そこにあるのは少女の肉に溺れて憑かれたように腰を振り続ける滑稽な少年の姿だけだ。
吊り下げられたさくらの肉を下から突き上げる。
ガクンガクンと骨のないクラゲのようにさくらの体が揺れる。
その揺れに反応したのか、先ほどの責めで緩んでいた乳首から再び魔力が漏れ出でる。
それを小狼の舌がしゃぶっていく。
しゃぶるだけでは飽き足らず、乳房に、乳首に吸い付き、歯をたてて食いちぎらんばかりにかぶりつく。
たまらない。
あまりの激しさにさくらの口から悲鳴があがる。

「あぁ、小狼様! お、お願いです。もう少しやさしくしてください。さくら壊れちゃ……んむぅぅつ!」

その悲鳴は背後から押し付けられた唇に塞がれた。
首を捻じ曲げられ、背後の小狼に唇を重ねられる。
舌とともに流し込まれる大量の唾液。
吐き出すこともできず飲み込む。
舌がまるで別の生き物のように蠢き、口内を舐りまわす。

「ぷはぁ……ん、んむぅぅっ?」

ようやく解放されたと思ったら、今度は正面の小狼が唇を合わせてきた。
再び捻じ込まれる舌。
流し込まれたのはさくらの胸からしゃぶりとった魔力の汁だ。
自分の胸から噴出した汁を飲まされるという屈辱的な行為。
それにもさくらは反応してしまう。
小狼の昂ぶりもさくらに劣らぬものだ。
放れた唇を唾液の汁が繋ぐ。
それを拭いもせずさらにさくらを突く。
強烈な快楽に耐えているのか、小狼の顔は苦痛に歪んでいるかのような形相になっている。
そして叫ぶ。

「くぅっ、さくらぁ! 姉上達と俺、どっちが気持ちいいんだ」
「あ……」
「言ってみろ! 姉上よりも俺のほうが気持ちがいいって!」
「は、はい……しゃ、小狼様の方が気持ちいいです。芙蝶様よりも!」
「柊沢よりもか!」
「え……?」
「お前は俺のものだ! 誰にも渡さない! 姉上にも、柊沢にも、誰にも! お前は俺だけのものだ!」 

あんな本のことをまだ気にしていたのか、と呆れるよりも愛おしさの方が今のさくらには勝る。
この小狼の叫びはさくらの願いでもある。
それに応えずにはいられない。

「はい! さくらは小狼様のものです! さくらの身も心もみんな小狼様のものです!」
「そうだ! お前の全ては俺のものだ! あぁ、さくら!」
「小狼様!」

二人の叫びは二人の肉と精神をさらに昂ぶらせていく。
揉み合い一つになる少年と少女の肉。
限界は近い。

そして。

「ぐぅつ!」
「んぁぁっ!」

ドクッドクッ……

高まった熱はさくらの胎内へ凄まじい勢いで解放された。
熱く粘いものが胎内の奥深くに侵入してくる感触。
それが粘膜を通じて体に染み込んでくるのがわかる。
それに含まれた別のモノも。
小狼が己の精に込めた魔力が。
放たれた液体よりもさらに濃く、黒く、ドロドロとした小狼の執念ともいうべきものが。
体に染み渡っていく。
もう自分はおしまいだ。
こんなドロドロしたものを体中に擦り付けられてしまったんだから。
もう女の子になんかなれない。
もう、この人から逃れることはできない。
絶対に。
その圧倒的な絶望になぜか悦びを感じるさくらだった。

「ハァ、ハァ、ハァ」

さすがの小狼も今の放出でかなり消耗したようだ。
少しやりすぎだった感は否めない。
両手を床についてかろうじて体を支え、荒い息をついている。
カードで作った分身も消滅してしまった。
それほどに魔力も消耗したのだろう。
たかが房事にこうまで魔力を使ってしまうのはやはり、少年の未熟さ故か。
この様ではまたすぐに、とはいくまい。
宴はまだ続くであろうが、少しの間だけ休める、そうさくらは期待した。
甘い考えだった。

「ふぅ。さすがにとばしすぎたか。ちょっときついな」
「はい……」
「俺は少し休む。その間はこいつらと遊んでてくれ」
「こいつら?」

こいつらの意味を理解しかねて首をかしげるさくらの前で、小狼は空を薙ぐように両手を振った。
何もなかった空間にきらきらと輝くカードが現れる。
数瞬の間をおいてそれらは人に似た姿をとって顕現した。
『火』『水』『風』『地』『雷』『剣』『鏡』……。
小狼の操るクロウ・カード達だ。

「ひ……」

さくらはこのカード達のことを知っている。
小狼がカードを操るところを何度となく見てきた。
一見、可愛いとすらいえるこのカード達がどれほど凄まじい力を有しているのかもよく理解している。
自分の体など卵の殻よりたやすく握りつぶしてしまうに違いない。
それが一度にこんなに大勢……

「しゃ、小狼様! お助けを! こんなの無理です。こんなにたくさん……小狼様! お慈悲を!」

叫んだ時にはすでに自分の言葉の無意味さに気づいている。
慈悲。なんとむなしい言葉だろう。
それは人が人に対して使う言葉だ。
さくらの相手は人ではないのだ。
カード達も、そして小狼も。
人でないものに対して人の言葉は何の意味も持たない。
荒野で餓えた狼に慈悲を乞うてなんになろう。

黒白、二人の貴婦人がさくらの前に立った。
他のカード達よりも高貴なイメージを感じさせるが、冷酷さもまた強く感じさせる。
黒い婦人が手を振るとそこに氷のように輝く剣が現れる。
『剣』のカードだ。
婦人はその高貴な顔に薄笑いを浮かべながら、顕現した『剣』をさくらの胸に突き立てた。
なんの抵抗もなく『剣』はさくらの身体を貫いていく。
切っ先が背から抜ける。
痛みはない。
血も出ない。
だが、剣が身体を貫いているという感触はハッキリとある。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!」

心臓を串刺しにされたさくらの喉から言葉にならぬ絶叫が響き渡る。
それに呼応するかのようにカード達がさくらの身体に群がる。
『火』が炙り、『水』がぬめり込み、『凍』が冷やし、『雷』が撃つ。
その度にさらに絶叫が響く。
その叫びは誰の耳にも届かない。
当然だ。
今、この館にはさくら以外に「人」はいないのだから……

宴は当分、終わりそうにない。

NEXT……


えろえろえろ〜。
ちなみにテーマは純愛です。

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