『無惨編・番外e3』


(※この先は完全に「男性視点」のR18指定でかなりエグイ表現があります。
苦手な方と18歳未満の方はご遠慮ください)


















「そんなぁ……こ、こんなの……」

さくらにとって、いや女性にとってこれほどの恥辱もあるまい。
己の肉が己の意思に反して男性の責めに全面降伏する。
人の尊厳などそこにはない。
あるのは責める者と責められる者、貪る者と貪られる者。
陵辱者と哀れな犠牲者があるのみだ。
あまりの惨めさと恥ずかしさに泣きじゃくるさくらに対して、小狼の顔はなんの感情も浮かばない無表情を保っていた。
無論、見た目どおりの冷静さであるわけはない。
その無表情の裏にあるのは小狼自身が信じられぬほどに昂ぶった強烈な欲望だ。
それは性欲という範疇すら超え、もはや食欲と言っていいほどにまで昂ぶった肉欲だ。
この少女の肉を引き裂き、滴る血肉を思うままにむしゃぶりたい、恐怖と絶望に泣き叫ぶその声を心行くまで堪能したい、そんな凶悪な感情をかろうじて抑えている。
そのための無表情だ。
まだだ。
いつかそうなる日が来るのかもしれないが、それは今日ではない。
この少女はまだ楽しむことができる。
この肉はまだまだ自分を楽しませてくれる。
その日が来るまでは丁寧に大切に扱わなければならない。
丁寧に、大切に嬲らなければ……

「ひゃぁ!」

胸への責めのショックからようやく解放されつつあったさくらの口から新たな悲鳴が上がった。
それまで動きのなかった背後の小狼の指がさくらに触れたのだ。
ぷるぷると震えていたこれも白い餅のような尻に。
触れる指の数は増えていき、両手の指がさくらの尻をむにむにといやらしく揉む。
しばらくは尻の感触を楽しむかのように動いていた指だったが、やがてそれに飽き足らなくなったのか、双つの尻肉を鷲掴みにするとそれを左右へと割り開いた。
尻肉に隠されていた少女にとって最も見せたくない器官があらわにされる。

「いやぁ……」

さくらの口からか細い鳴き声が漏れる。
性器よりももっと恥ずかしい、一番見られたくない箇所を見られているのだ。
たとえそれが愛する男であったとしても、無理からぬことであったろう。
これ以上の辱めはない。
そのあまりの恥ずかしさがそれ以上声を漏らすことをかろうじて抑えた。
あらわにされた「そこ」へ何の前触れもなく指が侵入してきたのだ。
本来、男を受け入れるために存在するわけではない器官への侵入。
おぞましさは性器への責めの比ではない。
にもかかわらず、さくらのそこは小狼の指をやすやすと飲み込んだ。
まるで自分から迎え入れるがごとき滑らかさで。
第二関節までのめりこんだ人差し指が中の粘膜をにゅるにゅるとこねくる。
その度にたまらぬ刺激がさくらを苛む。

(こ、こんな……そんな恥ずかしいところで……なんでこんなに……ひぃっ!)

先ほど小狼に飲まされた媚薬がさくらのA感覚をも敏感にしているせいなのだが、今のさくらにはそれに気づく余裕は無い。
ありえぬはずの快楽に声をあげそうになるのを必死で抑える。
その必死のそして無意味な忍耐も指のさらなる侵入の前にあっけなく崩れ落ちた。
さくらの中をねぶっていた指がふいに最奥までねじこまれ、それから一気に引き抜かれたのだ。

「くぅっ!」

急な変化に自分のそこが一瞬、ぱっくりと口を開いてその内奥までをも晒し、それからもの惜しそうにすぼまっていくのがハッキリとわかる。
それを小狼に見られた。
恥ずかしさのあまり泣くこともできないさくらにさらなる無常な追い討ちの声がかかる。

「ずいぶんといい感じにほぐれてるじゃないか。用意してきたのか?」
「え……あ、あの。そ、それは……」
「俺に抱かれるために自分で身体を整えてきたのか? さくら」

残酷な支配者の笑みを浮かべながら問うてくる小狼のその表情にさくらは直感した。
この人は知っているんだ。あれを。
知っていながら聞いているんだ。
わたしの口からそれを言わせるために。
恥ずかしいあれを……

「違います……。芙蝶様に……」
「ん、なんだ。姉上がどうにかしたのか」
「芙蝶様達に体を洗われました……」
「ほう。姉上達がなあ。どんな風に洗われたんだ?」
「それは……」
「教えてくれよ、さくら。姉上達がお前の身体をどう洗ったのかを」
「はい……」

それはあまりにも淫靡でそして、あまりにも残酷な仕打ちだった。
帰宅してすぐ、さくらは芙蝶に呼び出された。
何事かと出向いたさくらを待ち受けていたのは芙蝶、雪花、黄蓮、緋梅の四姉妹だった。
四人は有無を言わさずにさくらを抑えつけ、衣服を剥ぎ取った。

「な、なにをなさるのですか! おやめください!」
「うふっ、本当に可愛いわねえ」
「本当に。小狼一人のものにするのはもったいないわあ」

必死で抵抗するさくらだったが、拳法で鍛えた女傑達にかなうはずもない。
頭を床に押し付けられ、両足を割り開かれた惨めな姿勢で固定されてしまう。
なにをされるのかと怯えるさくらの目の前で芙蝶は手に持った器具を楽しそうにかざしてみせた。
最初、さくらはそれが何かわからなかった。
だが、次の瞬間にはさくらの顔は蒼白に変わった。
芙蝶が持っているものがなんだかわかったのだ。
それは細いガラス瓶のようなもので、中は透明な液体で満たされていた。
一見すると注射器のように見えるが、針に当たる部分は針よりも太目の注ぎ口のような形状になっている。
一般家庭ではまず見かけることはない。
病院でしかお目にかかることのない器具。
浣腸器だった。

「ま、まさか!? い、いやぁっ!」
「ふふっ、これから小狼といいことをするんでしょ? だったら身体を綺麗にしておかないと」
「そうそう。あの子のことだから、ここも愛してくれるわよねえ。きちんと準備しておかなきゃダメよ」
「いくわよ。準備はいいこと?」
「いやぁっ! やめてください! 許してください!」
「ダ〜〜メ。ほら、たっぷりおあがりなさい」
「ひ、ひぃぃっ!」

ぬるぅっ……

ドクッ!
ドクッ、ドクッ……

無情にも突き刺された浣腸器の管から冷たい液体が容赦なくさくらの直腸に注入されていく。

「んくぅ……んむぅぅ……」
「いい飲みっぷりねぇ。ドンドン入っていくわ」
「あら、もう飲み終わっちゃった。早いわねえ。緋梅、次のを持ってきて」
「やめてぇっ! もう入れないでぇぇっ!」
「なに言ってるのよ。まだまだこれからが本番よ」
「ひぃぃ……やめてぇぇ……もう許してぇぇ……」

脂汗を流して悶えるさくらの秘孔に、芙蝶は二本目の浣腸器を突き刺して楽しむようにねじった。
すぐには注入を再開しない。
さくらの孔をこね回し、心行くまでその感触を楽しむ。
存分にその感触とさくらの恐怖を楽しんだ後、ようやく注入を再開する。

ドクッ、ドクッ……

浣腸器を一押しするごとにさくらの身体にビクンビクンと痙攣が走る。
それが芙蝶にたまらぬ快楽を与えていた。
惨めな獲物の断末魔を楽しむかのように、わざとゆっくりと注入していく。
もはやさくらに許されているのは涙と鼻水を垂れ流しながら嗚咽することだけ。
そんな哀れな子羊の全身を取り囲んだ女豹達の指が弄ぶ。
ようやく注入が終わった時、さくらは荒い息をつくだけでそれ以上の悲鳴も泣き声もあげることはできなかった。
もちろんこれで終わりではない。
雪花と黄蓮がさくらを両側から抱え上げ、足を広げた格好で吊り上げる。
そのお腹は見てハッキリとわかるほどに膨れ上がり、ブルブルと小刻みに震えている。
どれほど強烈な排泄欲求に襲われているか説明の要はあるまい。
涙と鼻水でくしゃくしゃになった顔から悲痛な哀願の声が漏れる。

「あぁ、お願いです! お、おトイレに……おトイレに行かせてください!」

これほどまでに惨めな哀願はないだろう。
仮にも年頃の女の子が口にするなどあってはならないものだが、今のさくらにはそれを考慮する余裕などない。
下腹からかつて感じたことのない強烈な排泄欲求がさくらを苛んでいる。
しかし、その必死の哀願に四人は冷酷な嘲笑をもって報いた。

「おトイレ? あはは、やだ。この子、まだわかってないみたい」
「バカな子ねぇ。あなた、まだ自分の立場を理解してないの?」
「おトイレなんか使える身分だと思っているのかしら。あれは人間様のためのものよ」
「人間……? わ、わたしは」
「家畜の分際でおトイレが使いたいなんて。身の程知らずな子ね。ふふっ、そんなところも好きよ」
「家畜……」

家畜。畜生。人間以下。
なんと言われようと反抗することはできない、それが今のさくらの立場だ。
病床の兄、桃矢の命を繋ぐために必要なお金。
それと引き換えに自分の全てを李家に売り渡したのは他ならぬさくら自身なのだ。
何をされようと、たとえ命を奪われようと抗うことはできない。
辱めを受けるくらいは当たり前のこと。
それを承知の上で『契約』を結んだのだ。
芙蝶達の無道に抵抗する権利はさくらにはない。

言い合ううちにも排泄欲求は強まっていく。
さくらのそこは可哀想なくらいにビクンビクンと痙攣を繰り返している。
限界が近い。

「も、もうダメです! お願いです! お願いですからおトイレに……」
「しょうがないわねえ。ま、お部屋を汚されるのもなんだしね。おトイレを使わせてあげるわ」
「あ、ありがとうございます!」
「黄蓮、『おトイレ』を持ってきてあげて」
「はい、お姉さま」
「え……?」

いぶかしがるさくらの目の前に黄蓮が用意した『おトイレ』。
それはみすぼらしい金バケツだった。
芙蝶の意図を理解したさくらの口から今度こそ身もふたも無い絶叫が上がる。
この女獣どもはさくらの排泄を見世物にするつもりなのだ。
女の子が人前で晒すことは絶対に許されない行為を。

「いやあっ! そんなのいやぁっ!」
「あら〜〜どうしたのかしら。ちゃんと『おトイレ』は用意してあげたわよ」
「まったく往生際の悪い子ねえ。もっと素直になったら?」
「ふふ、ここは上のお口よりも素直よ」
「あ、あ……」

雪花のしなやかな指がさくらの性器を弄う。
このような目にあわされながら、さくらのそこは透明な蜜でねっとりと緩んでいた。
こんな異常な状況にもさくらの被虐体質は反応してしまう。
生まれながらのマゾヒスト体質。
これも李家が見込んださくらの資質でもあったのだろうか。

「いやぁ……やめてぇぇ……」
「ずいぶんとがんばるわねえ」
「そんなに頑張られちゃうと、お姉さんもがんばっちゃうわあ」
「ほら、ほら」
「あぁぁ……やめてください……あぁ……」

少女の限界を超えた過酷な責め。
それにもさくらは耐えた。
必死になって耐えた。
雪花にねぶられる性器からぬちゃりぬちゃりと湿った音をたてながらもなお、耐えた。
それは賞賛に値する忍耐力であった。

そして無駄で無意味な忍耐だった。
どれほど耐えようとさくらを救う者はあらわれない。
である以上、無惨な末路から逃れることは決してない。
絶対に。

そしてその瞬間は訪れた。

さくらの下腹と金バケツからこれ以上はない下品な破裂音が響いた。
芙蝶達の見守る中、金バケツにさくらが噴き出したものが溜まっていく。
止まらない。
止めることができない。
止めようにも限界を超えた我慢を続けた下半身にはもう感覚がない。
ただ、恥ずかしいそこからぬるぬるとした何かが溢れ出ていく感触があるだけだ。
いつまでも止まらない。
緊張からの解放が生み出すおぞましい排泄快感が打ちのめされたさくらの精神を蝕んでいく。

「あひっ……あ……あぁぁ……ひゃぅぅ……」
「やだ! この子、感じてるわ」
「なんていやらしい子なのかしら。そそうを見られながら感じるなんて」
「さすがは小狼のお気に入りだけのことはあるわね。それともあれかしら。ここももう、小狼に調教されちゃったの? あははは!」
「見ないでください……お願いだから見ないでください……」

さくらの下腹はなおもグリセリン液と人間の尊厳とを金バケツに噴き出し続けている。
悲痛な泣き声もこの状況下では女獣達の淫欲を加速させる興奮剤でしかない。
肉の宴は始ったばかりだ。

NEXT・・・


えろえろえろ〜。
冬コミに行ったらR-18アンソロジーなどが企画されていたので触発されて。

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