住民税とは
住民税は、市町村と都道府県に居住する住民(その年の1月1日時点の
住民票の所在地)が、地方公共団体に納める税金で、個人住民税と法人
住民税に分類されます。サラリーマンの給料から天引きされるのは個人
住民税です。
住民税は、1月1日から12月31日までの所得に基づいて、翌年徴収されま
す。ですから社会人になって1年目で、昨年の所得が少ない方は住民税
は天引きされません。天引きされるのは2年目からです。また、年の途中
で退職して、翌年再就職をしていない方は、自分で前年の所得にかかる
住民税を納める必要があります。
個人住民税の内訳
個人住民税には、均等割と所得割という2種類の税金がかかります。均
等割とはその名の通り、所得に関係なくすべての納税義務者に一律でか
かる税金です。所得割は、前年の所得金額を基に計算され、課税所得額
の10%を納めなければいけません。
つまり、課税所得が1,000万円の人も300万円の人も、均等割の金額は
5,000円なら5,000円で一律ですが、均等割では
1,000万円×10%=100万円、300万円×10%=30万円
となり、各々の個人住民税額は、前者は100万5,000円、後者は30万
5,000円となります。 |